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01.LGBTは隠し事ではない。必ずしもカミングアウトすべきなの?

LGBTであることをカミングアウトするか悩んだ経験のある人は多くいると思います。
果たして、必ずしもカミングアウトってするべきなんでしょうか?

昨今、

多くの著名人がLGBTであると発信をしています。それによりLGBTに対する差別意識を持つ人が減り、世の中的にもそういった人達が生きやすい環境が整いつつあります。
そして、多くの人がカミングアウトに対し、「勇気のいる事」だと認識しているかと思います。

LGBTの存在が当たり前になりつつも、当事者からすれば勇気のいることなのは事実です。

そんな中、僕はある友人の言葉に疑問を持ちました。

「この前、友達がバイ・セクシャルだとカミングアウトをしてくれた。信頼してくれたのだととても嬉しかった。」

勇気を出してカミングアウトをした彼にとって、この言葉はとても嬉しかったと思います。
しかし、信頼のできる友達にさえもカミングアウトが出来ない人もいます。
僕もその一人でした。

「信頼できる友達にさえもカミングアウトが出来ない。」

カミングアウトをしたいわけではないけど、なんだか隠してるみたいで、信頼出来てないのかな…と、そんな自分を嫌っていました。
きっと友達は僕を受け入れて、これまで通りに接してくれます。ですがそれと同時に「カミングアウトってするべきなの?」と考えるようになりました。

少し話が逸れましたが、著名人のカミングアウトにより、"カミングアウト=信頼" という考えが生まれてきました。同時に "カミングアウト出来ていない人" が不安を持ち始めました。
同じ不安を乗り越えた僕から一言いわせてください。

必ずしもカミングアウトは必要ではありません。

初めに述べたように、著名人がカミングアウトをすることで差別は減りつつあります。
ですが、僕らLGBTにとっては僕らがLGBTであることは特別ではなく、当たり前なんです。自分が表明せずとも、周りはあなたを一人の人として認めています。
LGBTであるあなたが、LGBTであることで悩むべきではありません。

"カミングアウト→信頼"
であることはある意味そうですが、

"信頼→カミングアウト"

ではありません。
カミングアウトをしたくないのであれば、わざわざする必要はありません。LGBTは隠し事でも無ければ、悪いことでもありません。

僕らLGBTも当たり前だという気持ちを、まずは自ら持つことが大切ではないかなと、僕は思います。
僕自身も家族にさせ、親友にさせLGBTである事はまだ伝えていません。

だって聞かれないので。

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