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我慢の大切さ~正しさを貫くを読んで~

0 要約

この本は3部構成に分かれている。第一部では今から社会人になる人や企業を考えている人に向けて。第二部は自分の企業を持っている人や役職を現在持っている人に向けて。第三部はこの本の著者であるセコムの飯田亮さんの今までの人生について記されている。第一から第三部で述べられていることは仕事で成功をするためのHow toは乗っていない。乗っているのは経営者、或いは社会人としてどうのように人や仕事に向き合うのかが重点的に書かれている。

そのため、この本を読むことにより社会人としてのみならず、人間としてどのように生きていくのかを学ぶことが出来、自分の生き方を見つめなおすきっかけになる本である。

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書籍 正しさを貫く画像 https://www.php.co.jp/atch/books/9784569695037.jpg

1セコムについて

この本の筆者である飯田さんはSECOM(セコム)株式会社の創業者である。セコムとは、日本で初めて警備産業を開拓した企業である。1964年のオリンピックの警備をはじめ、現在、各家庭にも普及をしており、誰もが知る企業となりつつある。今では当たり前である、前払いの制度も日本で普及をさせた企業であり、セキュリティ事業を始め、防災事業やメディカルなど幅広く事業を展開している。

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セコム株主側ロゴ https://ie-bouhan.com/img/secom-logo.jpg

2重要だと考えたこと

私がこの本を読んで考えた言葉は二つである【我慢】である。この本を読む進めていく中で感じたことは、非常に物事に対して愚直にこだわっているなと感じた。のちに記載をするが本書の中でやりたいことは、やっていくうち気が付いていくということが書かれている。

その考えに非常に共感をして、多くの人はやりたいことを見つけることばかりを探し続け、短期間のうちにいろいろなものに手を付けて辞めてしまう人が多くなっている(もちろん目的をもってそのようにしている人がいるが)。

その結果、いろいろ手を出したが何も見つかれない人が多くいる。この本では我慢をして続けていくうちに、好きなものが見つかることが述べられているため大切だと考えた。

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3我慢

我慢を表す具体的なエピソードとして以下四点があげられる

・「後五分考えよ」

・「困難の泥水を飲もう」

・「最初の五年間の大切さ」

・「転職は苦労の先にある」


「後五分考えよ」について

著者はよく未来についてどのように考えているのかについて質問されるようだ。その度に考えることの重要性を説いている。その考える中で大切になるのがもう考え切ったと思った後に、プラスして五分考えることである

これをする時間は非常につらいものであるが、この五分があるだけで既存のアイディアを覆すアイディアが出てきたり、新たなアイディアが浮かばなかったとしても既存のアイディアに自信を持つことが出来る。

実践してみて

あと五分考えよを実践してみてとても苦痛な時間であった。しかし、その後分を考えることにより、新しいアイディアを考えることが出来、卒業論文が順調に進んでいる。あと五分という短い時間に全力で集中をすることが出来るため、頭がすっきりとした状態で考えることが出来た。また、それでもアイディアが浮かばなければ、今考えているアイディアが自分の全力だと開き直りをすることが出来、思い切って挑戦をすることが出来た。

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「困難の泥水を飲もう」について

本書では営業でまだ案件が取れなかったときに、何度も先方から折衷案なら仕事をお願いしたいといわれたエピソードが記してある。しかし、そこで案件が欲しいから折衷案でお願いをするのではなく、そこは断って地道に努力をし続け、今のセコムを築き上げた。あえて困難な道を進むことにより、楽して結果を出した人よりも深みを出すことが出来、それが顧客の説得につながる。また、その積み重ねが信頼につながっていく。

振り返ってみて

今まで困難な選択をしたほうが、長期的に成功をしていると思い出した。スポーツにしても、目先の結果を出すために身に着けた小手先な技術はあまり役に立っていなく、むしろ困難な道を選び地道に努力をし、手に入れた技術は非常に役に立っている。

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「最初の五年間の大切さ」について

飯田社長の現在の働き方は、新卒入社をして五年間で身に着けたものである。最初の五年間の働いていた基準がその人の今後の仕事の基準となる。そのため、楽をして長い帯にまかれたいと考えることが思い浮かぶ時もあるが、しっかりと自分を律していく、仕事の基準を高めていくことが大切である。

振り返ってみて

最初に基準を高く頑張ることにより、周囲からの頑張る人だという評価をつけてもらうことが多かった。その結果、自分自身みんながいるから頑張ろうと思え努力をし続けることが出来た。また、がんbなっていると周囲の人からサポートをしてもらう機会も多かった。そのため、ずっと頑張ることが出来ていたと思い出した。

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「天職は苦労の先にある」について

本書では、やりたことが見つかっていない人は【実行をしないから見つからない】。と記している。この実行をしていないからは、色々なものに手を出すのではなく、一つのものにどれだけ向かうことが出来るかどうかである。

実際に著者もセコムが天職だと考えるようになったのは創業をしてから十数年経った後であると述べている。最初は将来性があるから始めた事業のようである。

筆者は最後にこのように述べている【夢を追うのは良いが、自分を時に過酷な環境に追い込んで、無理をしてでもそれを成し遂げる体験をするべきです。それがないと天職はいつまでも見つからないのではないかと思います。】(PHP 飯田亮著者 正しさを貫く 私が考える仕事と経営 65ページ)

困難を乗り越える先に本当にやりたいことが見つかる。多くの人はその手前でさまよっている。

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振り返ってみて

自分が出来ないものほど、自分がやりたいものではないと考えてしまう。しかし、自分が出来ないものほど、できるようになったときに楽しさを見出すことが出来るため、次第にのめりこんでいく。私自身特にそれが感じたのが野球である。野球は3割が一般的に成功と言われているが、失敗のほうが多い。のころの7割をいかに突き詰めるかが楽しいため、次第に困難が楽しいと思うようになった。

今後もできないものが現れた時こそ、楽しめる自分でありたい。

4最後に

この本を読んで私が【我慢】が一番大切だと考えたのでこのようなまとめ方をした。読んでいる私は大学生である。そのため、本書のようやくは大学生に向けて自分が伝えたいことが伝わるようにまとめた。

そのため、この本の要約はほんの一部分である。そのほかにも、部下との接し方や自分の信念の向き合い方など非常に大切な内容から、お酒の飲み方、飲み屋の選び方など幅広く記してある。

これらの内容を一つ一つ継続して行うことで人間力を高めることが出来、世の中に貢献をすることが出来る人になれると考えた。


5参考文献

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