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脳のトリセツ

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知っているようで知らない脳の仕組みやクセを知って、もっと上手に脳と付き合う方法を身に着ければ、人生はさらに豊かになります。 『脳のトリセツ』のタイトル通り、脳の取り扱い方について… もっと読む
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#瞑想

考え事で頭がいっぱい!そんな状態から抜け出してスッキリするには?

瞑想指導者養成講座を受講した時、講師から最初に言われたのは 「今日から毎日瞑想しなさい」 ということでした。 そりゃ、当然ですね。 これから瞑想を人に教えようというんです。 自分は瞑想してません、では話になりませんから。 そうやってスタートした瞑想との日々。 指導者なのだから、立派な禅僧のように、いつもすぐに無念無想の境地! いやいや、なりませんって(笑) 考え事でいっぱいになることもあれば、心配事でモヤモヤすることもあります。 * わたしにとっての瞑想の位置づけは

楽器の練習が心を安定させ脳を活性化するという話

これはジャズピアニストの小曽根真さんがよく言う言葉です。 ホントそうだなあと思います。 自粛解禁で音楽ライブもすっかり戻ってきました。 大好きな音楽にリアルにどっぷりと浸る。 それだけのことが当たり前じゃないと思い知らされた2年間でしたね。 ステキな音を全身で感じることは、わたしにとって至福の時間。 でも、音楽は聴くだけではなく、自分でやるものでもあります。 * 子供のころからとにかく音楽好きなんです。 ハーモニカ、木琴、リコーダー。 なんでもかんでも触れるだけでも

朝の”これ”で一日のパフォーマンスが上がります

うんざりするほど毎日暑いですね(-_-;) 夏に弱いタイプなので、毎年8月は使い物にならないきみこです。 だからと言って、エアコンの効いた部屋の中に閉じこもってダラダラしているだけでは人生が面白くない。 ムダに時間ばかりが過ぎていく……(涙) 夏バテ、寝不足、家の中と外の温度差。 身体が疲れます。脳も当然、疲れます。 そんなわたしでも出来るセルフメンテナンスがあります。 それは―― 瞑想! * 実はわたし、瞑想指導者でもありまして。 (コロナ騒動以降、瞑想教室はお

止まらない考え事のループ沼から抜け出す方法

瞑想をすれば、立派な禅僧のように無念無想の境地に至れる。   「瞑想」と聞くと、そんなイメージを持っている方が案外多いのかなと思うのですが…… はい、ガッカリさせてゴメンナサイ m(_ _)m それは幻想です(笑) 瞑想指導を学んで以来、毎朝30分の瞑想タイムを習慣にしていますが、悟りの境地などにはなりません。 そもそも師匠からは、瞑想の目指すものはそこではない、と教えられました。 実は、自然といろいろな変化が起きてくるのですが、なかでもすぐに誰でも気がつくのがこれで

書けない!時のスランプ脱出法

「書けないときにどうするか」 新聞を流し読みしていて、こんな一文に目が留まりました。 紙面の隅っこに載っている小さな囲み記事だったんですけど、なぜかちゃんと視覚に飛び込んでくるんですよね。 脳の探知機能(RAS)はほんと最強です(^^;)   書けない時にどうすればいいのか?◆プロだって書けない時があるのです さて、新聞記者さんの仕事はスピード勝負のはず。 書けない!なんて言って悶えてる暇もないだろうと思います。 それでもやはり「書けない!」に悩まされるんですね。 (

微笑みの連鎖が広がれば世界はきっと変わる

今朝たまたま目にした投稿です。 草場さんは、焼き物の手法を取り入れた陶彩画の作家さん。驚くほどに美しい菩薩や龍を描かれます。 この方の描いた弥勒菩薩さまに一目惚れして以来、機会あるごとに個展などに足を運んでおります。 ・ ・ ・  微笑みの連鎖を広げる◆心を写す脳とは さて、本題はミラーニューロンです。 wikiに簡潔な説明があったので引用します。 行動の表面的な形をマネするだけではないというのがすごいですね。 そこに現れている感情的な部分まで写し取っているらしい。

脳へのインプットを止めると、心がアウトプットを始める

前回この記事で書いたことなんですが――― 運動指令(脳から体へのアウトプット)と同時に、身体の状態を感じる(身体から脳へのインプット)ことは出来ないという話。 これは、逆の流れで考えてみると、身体の状態を感じている時には脳はアウトプットできない、ということでもありますよね。 瞑想中に起きていることって、これかな、と、ふと気づいたので、今日はそのことをシェアします。 身体の存在感が薄れていくと起きること瞑想に慣れてくると、坐っていることが身体的に楽になっていきます。 と

あなたの脳が泣いている?

声を大にして言います。   脳ミソ君は、今、疲れ果てています。 現代人の脳はメチャクチャ疲れています。   その理由は、シンプル。 とにかく、受け取る情報が多すぎるから。 これに尽きます。 ・ ・ ・ 脳に厳しい時代です  TV、パソコン、スマホ、ゲーム・・・ 目から入ってくる視覚情報って、ビット数が膨大。 それは、ファイルサイズを見れば一目瞭然です。 写真画像と動画では桁違いですよね。   そして、スマホの普及が影響して、世界の情報流通量は、指数関数的な右肩上がり。