死にたい妹
私の妹はとてつもなく死にたい
ある日妹は首を吊っていた
トイレのドアノブに頭が入る大きさの穴を綺麗に開けたタオルをかけて首を吊った
発見した時妹は真っ赤な顔で宙吊りになっていた
急いで抱き上げると『 また死ねなかった! 』と泣きた
別の日は薬を大量摂取して自殺しようとした
60錠ほど飲んで致死量ギリギリだったので救急車を呼んだ
点滴で薬を薄めてもらったが2日間目を覚まさなかったので死んだと思った
また別の日は私が寝たのを確認して夜中に家を出て行った
これは割としょっちゅうやっていた
外で大量に薬を酒で飲んで腕を切ったよだった
切りすぎて服も腕も真っ赤になっていた
これは死にたいからとゆうよりかは生きてることを確かめるためにやっていたのかなと思っている
また別の日は一日中食べて吐いた
摂食障害なので基本食べたら吐いていたが丸一日食べ吐きをしたのは初めて見た
喉から血が出ても吐いていたので死なないようにトイレのそとで一日ずっとみていた
また別の日は家を燃やそうとした
親ともめたらしく家を燃やすことにしたらしい
父親が止めたので家は燃えずに済んだが妹の前髪は半分燃えた
親は妹に死なれるのが怖くて言い返さずにずっと、うんうんと聞いていたらしいがその時爆発して妹の首を絞めたらしい。母親は泣き喚いて妹は『 殺せよ! 』と叫んで父親は首を締めていたらしいが本当に馬鹿馬鹿しいなと思った
妹にビビって溜まりに溜まって爆発させるとか低レベルすぎて私は親に説教した
共依存してしまったら意味がない
共に頑張るとかそんなの綺麗事にすぎない
頑張るのは本人
それを頑張らせるのが周りだ
本人が頑張れるように自信を与えてあげる
君ならできる!ってその子を信じてあげること
私はあなたなしでは生きていけないを押し付けて死ぬことを引き止めるのは単なるエゴ
あなたなら生きていける!君なら大丈夫だ!と信じてあげること
できなくてどうしょうもない時に助けてあげること
これが大事な気がする。これが1番な愛な気がする。
まぁそんなこんなでやらかしまくりの死にたい妹は強制入院になった
時計ない、携帯禁止、ご飯三食はタイム計って食べる、体重測定週一回、お風呂も週一回、トイレ監視付き、いたるところに監視カメラ、面会は家族のみで10分だけ
そんな部屋に1人
初日はベットに頭を打ち付けて死のうとしたが生きていた
44キロになるまで出られないと決められていたが妹は37キロで出てきてしまった
退院後も食べ吐きは続き自殺も続いた
今もまた閉鎖病棟に入院になってしまったが
死にたい妹は死なない妹になってきている気がする
16歳で発症した病気たちは妹をたくさん壊した
あの子が世の中が病気が妹を壊した
と全て人のせいにしてきた
でもこんなの全部自分のせいだったって妹は言ってた
自分を守って責任転換しても病気は治らない
自分の認めたくないものを認めてそれを治して変わっていかないと一生そのまんまだ
妹の病気でいろんなものが見えたしいろんなものを壊していろんなものを手に入れた
誰かのせいにして可哀想な自分に浸って病気をアイデンティティにして誰かの助けを待ってるんじゃなくて
自分で行動して自分の非を認めて助かりに行かないと誰も手を差し伸べてなんかくれない
死なない妹の人生はこれからとても楽しいことがたくさんある
たくさん頑張ってたくさん苦しんでるのを見てきたから
私はその努力もそこで学んだことも汚い部分も綺麗な部分も全部誰かの心に届いたらいいなと思う