表情筋でゲームを操作できるKaoConの詳細設定
KaoConの設定
KaoConについては上の記事を御覧ください。
KaoConでは、下の画像のように『口を開ける』、『まゆを上げる』など動きを、『KaoConKeyConfig.exe』でゲームパッドのボタンやスティック操作に簡単に割り当てることができます(キーコンフィグ)。こちらはマニュアルに書いてある通りです。
しきい値の設定
『口を開ける』動きを例に、『どのくらい口を開けたらボタンをおしたことにする』か。
つまり一般的には「しきい値」と呼ばれるものを設定する方法をご紹介します。
まず、『KaoConKeyConfig.exe』を立ち上げて『口を大きく開ける』を設定したいボタンに割りあててください。
今回の例では『Aボタン』に設定しています。
次に、左上の『言語:』のドロップダウンから『DATA』を選びます
再び『Aボタン』の項目を見ると『jawOpen』となっています。この文字がこのあと必要になりますのでどこかにメモしておいてください。
次に、『userprefs.json』をテキストエディタなどで直接開いてください。
Ctrl+Fで検索窓を開き、先程の『jawOpen』を検索してください。
すると以下のように検索結果が出てきます。
ここで、『THRESHOLD』項目の数字、この例では『40』と書かれている数値が「しきい値」です。
『0』が口を閉じている状態で、『100』が口を前回にした状態を表していて、つまり『40』はだいたい半分くらい口を開けたときにボタンが押されることを意味しています。
※注意:下の『HYSTERESIS』項目の数字に注意してください。『THRESHOLD』の値は『HYSTERESISから100-HYSTERESIS』の間にしてください。つまり、今回はHYSTERESISは『5』なので『5~95』の中の数字を入力してください。
設定が終わったらテキストを保存します。
その後、『KaoConMain.exe』を起動してください。
もし、すでに起動中の場合は終了して起動してください。
※注意:二重起動に気をつけてください。二重・三重に起動すると正常に動作しません。
もし気に入らなければ、『KaoConMain.exe』を終了してもう一度『userprefs.json』の数値の調整を行ってください。
スティック・トリガーの設定
例えば『頭の上下の向き』を『スティックの前後』に割り当てたい時、
どのくらい『頭が傾いた』ときに『スティックをいっぱいまで倒した』ことにするいわゆる『アナログ最大値』を設定することができます。
※情報:スティックは『ちょっとだけ倒す』、LT、RTトリガーは『半分だけ押しこむ』といったアナログ値を扱うことができるためこのような設定があります。
まず、『KaoConKeyConfig.exe』を立ち上げて『左スティック上下』に対して『顔の上下の向き』を割り当てます。
次に、左上の『言語:』のドロップダウンから『DATA』を選びます
再び『左スティックの上下』の項目を見ると『headpitch』となっています。この文字がこのあと必要になりますのでどこかにメモしておいてください。
次に、『userprefs.json』をテキストエディタなどで直接開いてください。
Ctrl+Fで検索窓を開き、先程の『headpitch』を検索してください。
すると以下のように検索結果が出てきます。
ここで、『MAX』項目の数字、この例では『5』と書かれている数値が『アナログ最大値』です。この場合は角度なので5度を表します。
つまり、
頭を5度前に倒した時、前にスティックをいっぱいまで倒したことにする
頭を5度後ろに倒した時、後ろにスティックをいっぱいまで倒したことにする
ということになります。
頭の位置を表すheadposxなどではこの値はcmでの位置を表します。つまり、頭を10cm動かしたらいっぱいまで傾けたことにする。ということです。
設定が終わったらテキストを保存します。
その後、『KaoConMain.exe』を起動してください。
もし、すでに起動中の場合は終了して起動してください。
※注意:二重起動に気をつけてください。二重・三重に起動すると正常に動作しません。
もし気に入らなければ、『KaoConMain.exe』を終了してもう一度『userprefs.json』の数値の調整を行ってください。
以上になります。
良いKaoConライフを!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?