EDHのデッキをゼロからつくってみる(後編)
以下の記事の続きです。いよいよデッキをつくります
モダホラ3の統率者で作ると思った?残念ですが違います。
今回つくる統率者はこいつです
※目次は出来上がったデッキだけみたい人用です
選んだ理由は一応ありまして、
執筆時点で比較的新しいセットのカード(カルロフ邸殺人事件)
高価ではない(400円)
色拘束が緩い
激突を参照する唯一(な筈)の統率者=アイデンティティが確立
特に四点目の理由からテンプレートに沿いつつも個性が出せそうなので選びました。
最初にモルヴォの特徴を雑に把握します。
5マナとやや重め
パワーが1なので統率者ダメージで勝つにはかなりのお膳立てが要る
タフネスが8なのでダメージで死亡する懸念はあまりない
ライブラリートップに仕込める能力はもっていない
激突は自身でも起こせるが、他の効果で激突して勝った場合でも二番目の能力が誘発する
踏み倒す呪文は激突で公開したカードである必要はない
9マナ以上の呪文は踏み倒せない
こんなところでしょうか。
取り敢えず教示者系のカードで《運命のきずな/Nexus of Fate》や《明日の標/Beacon of Tomorrows》を使い回す戦略が強そうですが、低予算デッキだとそんな事できないのでフィニッシュ手段は他に選ぶ必要があります。
まあ8マナのクソデカスペルを踏み倒していくことになるので大型生物で殴っていくだけでもそれなりに戦えて楽しそうなデッキになりそうです。
それではEDHRECとにらめっこしながらテンプレートに沿ってデッキを作っていきます
低予算御用達の統率の塔、バトルランド、シャドウランド、チェックランドに加えてライブラリートップを操作できる占術土地を複数種類採用。
モルヴォの能力的にデッキが重くなりそうなので土地を1枚追加して33枚で仮置きしました。
アンタップイン有色マナ加速>アンタップイン無色マナ加速>タップイン
の優先度で採用
《幕切れ/Curtains' Call》は4人卓だと3マナで使えるのでギリ軽量除去です。
《叱責の風/Winds of Rebuke》は激突で見えたヤバいカードを弾くのにも使えて器用な動きが期待できそうです。
2枚ともモルヴォを戦場に残せる可能性があるので相性の良い全体除去と言えます。
《毒の濁流/Toxic Deluge》はMH3での再録でお手頃価格になったのでこのデッキに限らず黒なら一番お勧めの全体除去です。
青なので打消しで枠を埋めます。
1枚見慣れないカードがあるかと思いますが激突できる打ち消しです
ライブラリートップのマナ総量を参照して各対戦相手のライフを削る2枚とハチャメチャが押し寄せる1枚。
《虎の影、百合子/Yuriko, the Tiger's Shadow》は回避能力何もないのでアンブロ付与する必要がある事を留意しましょう
手札が増えるものは少ないですが占術系は激突の仕込みも兼ねるので一般的なデッキより強く使えます。
指輪の誘惑系は攻撃する必要のあるモルヴォや百合子を安全に殴らせることが出来て便利です。
追加の激突できるカードやライブラリートップを操作できるカードです
後はクリーチャーを足して100枚になればいい訳ですが、ここで一旦冷静になってマナカーブとクリーチャー(特にファッティ)が何枚入っているか確認します。
5マナ以上のファッティが統率者を抜けば5枚しか入っていない上に、モルヴォの能力を活かすには重いマナコスト帯(6~8マナ)のカードがそもそも足りていないようです。
なので残りの枠は全てファッティにあて、更にシナジーの弱い《ヴェズーヴァの漂う者/Vesuvan Drifter》もファッティに差し替えてかさ増しします。
で、出来たのがこれってワケ。
デッキレシピ
というわけで前編のテンプレートと中編で紹介したEDHRECを使ってデッキを作ることが出来ました。
クリーチャー枚数が少なめですがそこまで変な事にはなっていないんじゃないでしょうか
今回の記事は以上になります。読んでいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?