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EDHのデッキをゼロからつくってみる(前編)

前提としてLv5~6の卓で使うことを想定した低予算デッキをつくります。

EDHのデッキは統率者含めて100枚もありカードプールも膨大なため、1枚1枚検討していくのは大変なので最初にある程度のテンプレートを作ると楽です。

以下、テンプレートの概要になります。
後編は統率者とテーマを決めて、実際にテンプレートに当てはめてデッキを作成します。


統率者:1枚(2枚)

恐らく殆どの人が最初に決めると思うので形式としてここに。
背景や共闘やドクターとのコンパニオンなどの条件を満たすと2枚にできます。
EDHという遊び方が生まれて10年以上経過し伝説のクリーチャーも増えたため、組みたいテーマにマッチした統率者は(捻くれなければ)必ずいます。
適当に選んでカラーマーカーの置物にするのはやめましょう。

残り99(98)枚

土地:32枚

初手2枚+3T目までにもう一枚引くやろというイメージ。
フリーマリガンもあるので若干甘えた枚数。
デッキ60枚に換算すると20枚弱になりますが、EDHはマナ加速が豊富な環境なのでマナ基盤を1Tに1回きりの土地のプレイで賄うのは戦略としてかなり弱いです。大人しく土地の枚数を抑えてマナ加速を使いましょう。

残り67(66)枚。

2マナ以下のマナ加速:11枚

ここで言うマナ加速は《暗黒の儀式/Dark Ritual》などの使い切りなものではなく《秘儀の印鑑/Arcane Signet》や《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》などの恒久的に1マナ以上増えるものを言います。
3マナで1マナ増やしても動きとして強くないので2マナ以下と限定しました。

11枚はデッキ60枚換算だと7枚相当で、(根拠は示せませんが)初手に1枚あることを期待できます。

マナファクトを使えば白を含む全ての単色で達成可能な枚数になります。
以下一例。
《太陽の指輪/Sol Ring》
《秘儀の印鑑/Arcane Signet》
《精神石/Mind Stone》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
《友なる石/Fellwar Stone》
《液鋼の首飾り/Liquimetal Torque》
《思考の器/Thought Vessel》
《太陽光変換器/Solar Transformer》
《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
各種ダイアモンド

残り56(55)枚

インスタントの軽量除去:4枚

これは4枚で十分なのではなく、安価で使用に耐える軽量除去がこのくらいの枚数しか確保出来ないからです。
60枚換算だと2~3枚しか入ってないことになるので要所で使うには人間力もですがアドバンテージ獲得手段も必要になってきます

残り52(51)枚

全体除去:2枚

お守りレベルの枚数ですが、全体除去を使いたい盤面では大抵他のプレイヤーも全体除去を持っていれば使うため致命傷になる前になんとかなる事が多いです。
なんともならなかったら次のゲームにいきましょう。

残り50(49)枚

守るカード:2枚

《タミヨウの保管/Tamiyo's Safekeeping》とか《インプの悪戯/Imp's Mischief》とかそういう感じのカードの事を言っています。
色によっては選択肢が殆ど無いので枠としては取り敢えず2枚。

青を使える場合は打ち消しを追加で3枚くらい入れると良いと思います。

残り48(47)枚

フィニッシュカード:3枚

《圧倒する暴走/Overwhelming Stampede》や《塁壁からの挑発/Taunt from the Rampart》などの適切なタイミングで通せばそのままゲームを決められるカード。

ここに無限コンボを含めるかどうかは普段遊ぶ卓がどんな雰囲気かで判断すればいいと思います

残り45(44)枚

ドローなどのアドバンテージ獲得手段:25枚

《定業/Preordain》などのキャントリ呪文から《夜の囁き/Night's Whisper》など複数枚ドローできる呪文、《好奇心/Curiosity》を始めとした恒常的に引く枚数を増やせる手段、《エント最後の進軍/Last March of the Ents》のような半分フィニッシュを兼ねるようなド派手なもの、イニシアチブを得たり統治者になったり衝動的ドローができるものなど兎に角デッキのテーマから逸れていなかったら詰め込みましょう。

残り20(19)枚

統率者の特徴を活かせるカード:5枚

EtB能力持っている統率者だったらブリンクできるカードを入れるとか、パワーが高い統率者だったら《リシュカーの巧技/Rishkar's Expertise》入れるとか。
他の枠と重複する可能性が高いですが追加でこのくらいは入れてもいいかなと思います。

残り15(14)枚

クリーチャー:15枚

Lv5~6卓に限らないですが昨今はクリーチャーのカードパワーが上がっているのでノーガードだとやりたいことが出来るようになるまでライフが保たない事が多いです。
筋肉は全てを解決するので最低限15枚、他枠で採用したものと合わせて25枚くらいクリーチャーが入っていると何も出来ずカードを片付ける事にはあまりならないと思います。

マナ配分(土地は32枚とする)

1マナ:11枚

1枚は《太陽の指輪/Sol Ring》なので実質10枚をキャントリや軽量除去などで埋めます。

2マナ(で使う予定のカード):26枚

《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》も実質2マナで運用するためここにカウントします。

3マナ以上:合計31枚

マナカーブが大体右肩下がりになるように整えます。
7マナ以上のカードはLv5~6卓でもクッソ重いのでよく考えて入れましょう。

以上になります。
あくまでテンプレートなのでこれに沿って組んだ後はブラッシュアップしましょう。

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