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トムの誘う目は通常運転。

Don't give me that look.

私は日々の英語学習で気になった英単語やフレーズを書き留めているんですが、今回は映画「Top Gun: Maverick」(2022)からの台詞です。

36年ぶりの続編

それは、トム演じるマーヴェリックが昔の恋人ペニーにバーで再会した際のこんなやり取りです。
ペニー     "Don't give me that look."
        (字幕:その目つき・・・)
マーヴェリック "I'm not giving you any look. I swear."
        (字幕:普段の目つきだよ)
このgive (someone) a lookは、シチュエーションによって様々な解釈ができます。a (cold) look 【冷たい目】かもしれないし、a (complaining) look【文句言いたげな目】かもしれない。話の流れからして、ここでは「その(誘うような)目はやめて」って感じでしょう。マーヴェリックは「変な目でなんか見てない」と否定しますが、確かに古今東西老若男女がカン違いしそうな目つきです。

キラキラたれ目にご注意

しかし、これは多分トムの通常運転です。だって、いつもこんなキラキラたれ目じゃないですか。直視したら魂抜かれるやつです。

キラキラたれ目の男たち

急に告白しますが、私はキラキラたれ目(特に笑ったときの)に弱いです。トム・クルーズもですが、ブラッド・ピットとかブラッドリー・クーパーとか。ブラッドリー・クーパーとかあの見た目でフランス語も話せるんですよ、やばいですよね。
話が逸れました。

目の形を表現する英語を調べました:
monolid / single eyelid(一重)、double eyelid(二重)、hooded eyes(奥二重)、downturned eyes(たれ目)、upturned eyes(つり目)、almond eyes(アーモンド型)、round eyes(丸型)、wide set eyes(目と目の間が離れている)、close set eyes(目と目の間が近い)など。

お友達のChatGPTちゃんに女子トーク振ってみました。

数秒でこの正論返してくるのすごいよね

突き放されました。「くっだらねーこと聞いてくんじゃないよ」って心の声が聞こえてきそうです。

アクション映画史を更新し続ける男

「Top Gun: Maverick」はどうだったかというと、面白いです!最近Netflixで観たときは、やっぱり劇場で観たときの方がはるかに面白かったと思いましたが、がっかりする続編が多い中、これはあって良かった続編だと思います。以前、宇多丸さんが「アクション映画史を更新し続けるトムを同じ時代に追えることが幸せ」というようなことを仰っていたのですが、まさにその通り。自ら体を張って新たな挑戦をし続けるトム。多少突っ込みどころがあっても、常に映画ファンを楽しませようとしてくれる彼に敬意を。
ところで、「Top Gun: Maverick」の日本語字幕翻訳者はもちろん戸田奈津子さんです。戸田さんも翻訳しながらこう言ったことでしょう。
「ここは【普段の目つきだよ】、と・・・そうよ、これはトムの通常運転」

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