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改めて傘の使い方 (肩に乗せる)

多くの子どもが教わる傘のさし方は「上に向けて使う」くらいです。雨の多い時期です。改めて傘の使い方を確認します。

傘を使うとき、

①傘を肩に乗せて使う

②傘を真上に向けて使う

どちらがよりよいのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを考えます。

傘を肩に乗せて使う

「①傘を肩に乗せて使う」のメリットは、なんといっても持つときに楽なことです。傘の重みを肩が受け止めます。デメリットを考えます。風がないとき、雨は真上から落ちてきます。そんなときに傘を傾けると、傘で守られる面積が小さくなるため、濡れる範囲が大きくなります。また、自分の後ろに人がいた場合、後ろの人にとって前が見にくくなります。このことは、前方からの風が強くて傘を前方に傾けたときも同じです。後ろの人が傘がぶつかるくらい近くなると、垂れたしずくが後ろの人の足にかかることも考えられます。

傘を真上に向けて使う

「②傘を真上に向けて使う」のメリットは、雨が真上から落ちてくる場合、なんと言っても守られる面積が大きくなることです。濡れる範囲が小さくなります。また、後ろの人の視界も広がります。また、しずくが後ろの人に垂れることも少なくなります。デメリットは、風が強くなるとバランスを取るのが難しくなることです。

使い分け

雨が弱いまたは後ろからの風が吹いている場合で、後ろに人がいなければ、傘を肩に乗せて使ってもよいかもしれません。しかし、後ろに人がいる場合は、真上に向けて使うのがよいと思われます。

おまけ(風が強いとき)

風が強いとき、風に対して傘を傾けることで、自分の濡れる範囲を小さくできます。しかし、傘を傾けることは、周囲の人の視界を悪くすることを知っておくと、よいかもしれません。特に、集団で歩くとき、前が見えないと不安になることがあります。前方から自転車が来たとき、前が見えていれば、前を歩く人と同じ程度のタイミングでどけることができます。見えなければ、ワンテンポ遅くなります。

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