シャニマス聖地巡礼、突発的神津島編。
こんにちは。今回は一泊二日で神津島へと行ってきました。ずっと行きたかった場所ではあったのですが、島という心理的ハードルの高さからずっと踏み出せていませんでした。ようやく思い切りが付き、今回に至ります。お一人様です。オタクは孤独なので。
行き方は大型フェリーだけと思われがちですが、実は三種類あります。所要時間はそれぞれ、大型フェリーが約半日、ジェット船は約三時間、飛行機に至っては約一時間で移動できます。
行きは283プロの面々と同じくジェット船、帰りは飛行機を選択しました。アイドルたちが話していたように、朝早くに竹芝桟橋へ出向き、ジェット船に乗り込む。伊豆七島すべてをこの一隻で経由するので船内は満員でした。シートベルトを締め、景色を楽しみながら目的地へ到着。ありがたいことに、港まで宿泊予定の民泊の方がお迎えが来ていただいていたので優しさに甘えてまずは宿へチェックイン。一息ついたら荷物を置いてすぐ行動開始。ちなみに神津島の宿はほぼ民泊で、ホテルは一軒のみです。島ですからね。さて、島内を動き回るにあたり、まずは移動手段を確保します。神津島の移動手段は主に四種類。レンタサイクル、レンタバイク、レンタカー、そしてバスです。レンタカーは事前予約が必要で台数も限られ、バスは便利ですが本数が少なく自由が利かないので、個人的にはレンタサイクルかレンタバイクをおすすめします。私はレンタサイクルを選択しましたが、場所によっては起伏が激しい箇所もあるのでレンタバイクが一番便利かと思います。ただ、全長五キロほどの島なので距離という意味では自転車でも問題なく移動できるのでこの辺りは好みですね。
ちなみに神津島の聖地の中で一番有名であろうカットはレンタサイクルに向かう道中であっさり見つかりました。なんでもここは島内唯一の信号なのだとか。交通量が多いわけではありませんが、島から出た時に初めて信号機を見るのでは生活に支障が出る可能性があるかもしれないということで設置されているそうです。
移動手段を手に入れた私は、とりあえず腹ごなしだろうとよっちゃーれセンターへ。ちなみにこの隣のまっちゃーれセンターは観光案内所になっており、Liella!のパネルが設置されておりました。島にはラッピングバスも走っており、今はラブライブとのタイアップを推しているのですね。
腹も満ちたところで北へ向かいます。ひたすら自転車を漕ぎ、実質島の最北端である赤崎遊歩道へ。放クラが飛び込んでいたところです。平日だったからか、観光客はまばら。四月末ということもあり、少し肌寒くて泳いでいる人はいませんでしたが、折角ここまで来たので人がいない隙を見計らい飛び込んできました。高所が苦手なので飛び込むまでに数十分うろうろ徘徊していたのはここだけの話…恐怖より放クラと同じことをしたいというオタク心が勝った。一回やってみると思ったより楽しくて、そのあとも何回か飛び込んだというところも含めてプロデューサーと同じでした。
海水でべとべとになったあとは神津島温泉保養センターへ。アイドルたちが入っていたのと恐らく同じ場所です。ただ、施設の老朽化により露天風呂は入れませんでした。残念。その分入浴料も半額になっていたのでまあいいかと思いながら入ってみると、露天風呂に加えて泡風呂、打ち水も使用中止…老朽化しすぎじゃないですかね。
さっぱりしたところで宿に戻る前に買い出しへ。なんと神津島にはキャンドゥがあります。正直そんなイメージはなかったので驚きました。コンビニはないんですけどね。ここで飲み物を買い、島内唯一のスーパーで島寿司を、そしてお土産屋で明日葉ビールを購入。明日葉を使用したビールは世界初なんだとか。これは晩酌用ですね。
買い出しと散策を終えて宿に戻り、楽しみにしていた夕食の時間。どうやらここの民泊は船を持っているらしく、釣りたての魚が味わえるとか。そんな夕食のメニューは、刺身、天ぷら、金目の煮付けと事前情報に違わぬ豪華さ。どれも美味しすぎる。やっぱり新鮮な魚が一番美味しいんですね。
夕食の余韻に浸りながら部屋に戻ったのですが寝るにはまだ早かったので夜の神津島を散歩することに。ここに来るまで知らなかったのですが、神津島は星空保護区に認定されるほど星が綺麗に見える場所だそうです。折角なら一番綺麗に見える場所で見たいなあと思い高台広場へ向かうことに。…正直、到着する前から見えてはいたのですが、とても綺麗な星空でした。少し曇っていたのが残念でしたが、星なんて基本的に見えない都会っ子の私からすれば十分すぎるくらいでした。結局この日は二時間くらい一人星空鑑賞会を満喫したあと、宿に戻り晩酌しつつ眠りにつきました。
二日目。まずは朝食。理想的な民泊の朝食、こういうのでいいんだよ。早々にチェックアウトを済まし、今日は登山です。標高572メートルの天上山です。ここの山頂もシャニの聖地なんでね、登らないといけませんね。私は黒島登山口からのスタートでしたが、ここまでもそこそこの坂を登らないといけないので時間が合えばバスを利用されることをおすすめします。ここで体力削られたらあとが結構きついです、私はきつかった。また、登山道に木がなくほぼ剥き出しなので陽射し対策は必須。山頂にも自販機などは勿論ないので登る前にしっかり水分を買い込んでおかないと後がきついです。
山頂まで来てしまえば、あとは絶景を堪能するだけ。前述した通り夜間立ち入りは禁止されているのでコミュのようにここで星を見ることはできませんが、日中の景色はまた違った魅力があります。何よりここまで登った甲斐があったと思わせてくれるこの解放感。この日は他の方もほとんどいらっしゃらなかったので広々と堪能できました。他にも、表砂漠に裏砂漠、新東京百景展望地など様々なスポットが山頂にはあります。
一通り回ったらまた来た道を下山。行きの反省を活かして帰りはバスを使い、港まで戻ります。初日に昼食をとったよっちゃーれセンターでお土産の魚たちを購入し、あとは飛行機の時間を待つだけ…だったのですが思ったより時間が空いたので最後の散策へ。そこで見つけたのが…アニメイト。アニメイト??
どうやらスナックみたいなのですが、何故かクレープを販売されていたので購入。これがアニメイトのクレープですか…。美味しかった。そして飛行機に乗り込み、神津島とお別れ。感情に浸りたい…ところだったのですが、この飛行機が思ったより揺れが激しく、酔わないよう意識を保つので精一杯でした。旅行は一筋縄では終わらない。
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