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自身の大学編入体験②

 前回、第2志望の大学の編入体験を書いたが今回はその続きで第1志望の大学(環境系)を受験した際の体験談を書いていこうと思う。なお、前回もそうだったがオブラートに包んだりせずストレートにあったままを書くので大学名は伏せさせていただく。

・試験前日まで
 試験日までの間は生物基礎又は生物の教科書の環境に関する章を勉強していた。自分の所属する高専は環境に関する授業がほとんど無かった為、座学面は1からやる必要があった。ただ、面接対策は定期試験期間と被った為そちらの勉強にも時間を割かなくてはならず余裕がなかった事と、第2志望の大学を受験した際に考えていた面接原稿をそのまま流用できそうだったことから殆どしなかった。

 試験前日は帰ってひたすら聞かれそうな部分を確認したりしていた。夜に実家に住む母親から電話がかかってきて、頑張れと励ましを受けたときは久々に泣いた。本命の第1志望の受験だということと、先生からトリッキーな質問がされやすく受かりにくいという聞いててかなり身構えていたこと、そして、不安や緊張を吐き出せる相手が居ないまま前日を迎えたという事が重なって、励ましてくれる有り難さをかつてないほど痛感したからだろう。恐らく前日のこの時のことはこの先も忘れることは無いだろう。絶対に期待に応えるという決意をして、早めに就寝した。

・試験当日
 
試験はzoomによるオンライン形式だった。最初に受験番号と名前を答えたあと、直ぐに志望理由とかの質問が来るかと思ったらそうでは無かった。志望学部と学科、希望したコースを答えさせられたあと、研究室配属に関する説明(その大学では3年次に研究室配属が行われる)があった後に様々な質問をされた。まさかこう来るとは思ってもなかった為、なんじゃこりゃと思いながら質問に答えていった。圧迫感はなく雑談雰囲気で進んでいき、第二志望の面接のときの圧迫と同じものが来るんじゃないかという不安は杞憂となった
 質問内容は以下のようなものだった。
・志望理由
・何故この大学なのか
・志望理由書に書かれていた内容について
・将来の方針
・SDGsについて
殆どが事前に想定できてた内容だったが、SDGsだけは想定外だった。また、試験日までに必死に勉強していた座学は一切出ることなく終わったのが地味にショックだった…
 最後に逆質問としてこちらからいくつか質問したあと、面接は終わった。終わったあとは何とかなったなという感触があったが、普段の自分からは想像できないほどハイテンションになっていたのが唯一の不安だった。

 試験日から1週間ほどしたあと、合格発表があって無事に合格した。何とか自分の行きたい道に行けるようになり、また、応援してくれてた人たちの期待に応えることができて嬉しかった。この時感じた達成感を超えることはこの先そうそうないだろう。

・教訓とか
  
今回の試験は、聞かれないだろうと思ったことは充分聞かれる可能性があるということを痛感させられた。まさか聞かれるとは思ってないSDGsについて聞かれ、聞かれるだろうと思って十二分に対策した座学は一切聞かれなかった。このことから、聞かれる内容を予測する時は座学に限らず関連する色んなことを聞かれると想定しなくてはならないと思った。
 あと、これは何にしても言えるが、不安や緊張は溜め込みすぎずに誰かに話すなりして少しでも軽くしておくといい。自分も今回は前日に母親にそれを聞いてもらうことでかなり精神的に楽になった。受験は人生を決めるかもしれない大事なイベント。そういうときこそ可能な限り平常心を維持できるようにすることで、最も良いパフォーマンスができるようになるだろう。

 これで2回に渡って書いた体験記はお終いである。大学名書いてないので参考にならない部分が多いが、こんなケースもあるんだという程度に受け止めといてもらいたい。

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