マッチングアプリをやってみる

ついに、ようやく、重い腰をあげてマッチングアプリを始めてみることにした。
始めた、というのはつまり、月額課金して本腰を入れたということ。

課金してみた、4200円/月。高いけどなぁ。
男女で金額に差をつける思想には到底共感できない。
が、残念ここは値段を付ける側が常に正義の世界。
悲しいかな、愚民はルールの中で踊るしかないのだ。

プロフィール登録して、趣味とかデートの嗜好とか登録して、イイ感じの写真選んで、ここまでで約1時間半。

…既に放り出したい。似た趣味なんかなくても構わないし、デートの好みもそんなにない。
…好みを偉そうに語れるほど、俺には経験もスペックもない。

愚痴ばっかりだ。やめちまえ、という声が聞こえそう。(職場で散々言われた)

そんなこんなで、女性のプロフィールを見て、いいね!と思ったらいいね!を押す。Twitterと同じで大変わかりやすい。

150件ほどいいね!してみたが、いいね!が1件も返ってこない。さすがにもうちょいマッチするのかと思ってた。
これはもう、自己評価を謙虚に見直す他ない。

俺はモテないのだ

打ち手が浮かばぬまま、2ヶ月目の課金を呆然としたままに迎えた。
今日もまた、いいね!を打つ。
願いを込めて。ぽちぽちと。

こう考えると、同い年の異性と自動で出会える学校はどう考えても異様で、奇跡だ。
あの時代を有効に使えないまま大人になった者に、栄光の未来はない。

せこせこやってたら、ついにいいね!が返ってきた。
23歳、東京住み、BUMP好き!雰囲気も良さそうな写真とプロフィールだ、ぜひ、会ってみたい。

ジャブを打つメッセージを3日ぐらいして、趣味も合いそうな感じがでてきた。音楽を聴きながら散歩するのが好きらしい。これは合う。

が、突然ぱたりと返ってこなくなった。

その日から、もう2週間経つ。

冷静に、相手のプロフィールにはいいね!が500件ぐらいついてた。そんな倍率の中で勝負してるという意識が薄かった。

もっと、一撃で結果を出すつもりでパンチ打たないとだめだ。ジャブ打って距離縮めるなんて悠長なことを言ってる暇はない。

1つひとつのいいね!に、体重を乗せるのだ。
未来を作るいいね!の一撃を。

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