ソフトバンクキャリアLIVEと養成所ライブ、言葉に体重を

ソフトバンクキャリアLIVE。

ちょっと前だけど、仕事の一部で、孫さんの話を聞いた。
予定をオーバーする、2時間超のひとり喋り、圧巻。

聴き手のターゲットは就活に向かう学生なんだけど、
「働くとはどういうことか」
「日本のために、ソフトバンクは今後どうなっていくべきなのか」

みたいな、スケールの大きな話がメイン。

ソフトバンクという会社は紛れもなく孫正義という超人の想いに引っ張られる会社で、今後もそれは変わらない(良くも悪くも)という印象を強く受けた。

孫さん本人は引退もほのめかしているようだけど、話を聞いた感じでは全くその気は見えなかった。
むしろ、現状では全然足りない、と思っている様子。

ビジョンファンドの逆風もあるけど、それは言わば産みの苦しみで、必ず乗り越えられるという自信に溢れている。
「目新しいものにはとりあえず大金と首を突っ込む経営者」という程度のイメージだったが、
「世界の未来を変える芽を全力で育てに行く、本気の投資家」
という認識に変わった。

別件。先週の土曜日、お笑い養成所の卒業ライブを観に行った。友達の弟が出るということで、せっかく誘ってもらったので。

大学生、サラリーマン、主婦、色んな人が、60人ぐらいの客の前で漫才やコントを披露する。

ネタの完成度とか、ウケ方とか、そういうものは脇に置いておいて、
どの演者もめちゃくちゃかっこよかった。

中には手が震えてたり、早口だったり、
緊張が露骨に伝わってくる演者もいた。
俺も学生時代に少しだけ人前に立った経験があるからよくわかる。客席と近いとめっちゃ圧あるんよな。

そんな中でも、自分自身が面白いと思うネタを、全力でかましていた。
1組も、1秒たりとも、手を抜いていなかった。

孫正義も、養成所ライブも、
「表現に体重が乗っている」
という1点で共通していて、そのために尊い。
1ミリのごまかしもなく、ストレートにぶつける感じ。

どんな内容でも、言葉選びでも、
魂が込められているか、いないかは伝わる。

俺、あんまりできてないな。と思う。
小手先の言葉選びに気を取られて、本質を伝えられてない感じ。

営業に出るなぁ、これは。
もう3年目になるけど、これまでうまくいかなかったのはここにあるんだなと思った。

知識とかそんなレベルは置いといて、もっと体重を乗せて言葉を打ち込まないと。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?