アジャイルカフェ@オンライン 第48回 拝聴記録

テーマ:POに求めたいスキルやマインドは?


これまで出会ったPOの素晴らしいと思った特徴

・ステークホルダーからしっかり情報を聞き出し、総合的に判断ができる
 主に優先順位
・メンバーとのコミュニケーションが円滑になっている
・開発メンバがHowの話(アーキテクチャ)をしている際に
 POも興味を示して参加している
 ⇒関心を持ってくれているところがいい
・テクノロジーに関心を持ってくれている人の方がうまく進んでいる印象
・エンジニアに敬意を払っている
・逆に開発者にマーケティングに興味を持ってもらえるようにしている
・自分の行動を変えられる
 コミュニケーションないがしろにしてたけど、するようになった
 ⇒デイリースクラム参加
・高圧的ならないように接するようにしている
 ⇒提案回数の機会を用意する
  あえて隙を見せる(「ここ迷ってるんだよね」~みたいな)
  ニックネームで呼び合う
  「雑扱って」と宣言する
  ⇒人柄がわかるとフラットに話せるようになる
・ステークホルダーをチームの部屋に呼ぶ(作業場を見てもらう)
 ⇒メンバーの状況を見てもらう

POとして必要な能力

・先見性(必須ではない)
・謙虚さ
・確証バイアスに注意
・折衝力: 利害関係が一致していない相手と、問題解決に向けて駆け引きを行う力
・ファシリテーション力
 
・悩める力:悩みぬける力(安易な回答に落ち着かない)
 ⇒悩んでいる状態が普通

歴史上の人物で理想のPOは?

坂本龍馬:未来を作る、コミュニティを作る、仲間を作る
渋沢栄一:資本主義の父、POのくくりとしては大きすぎるかも。。。
本田宗一郎:本田技研工業、現場で一緒に考える

質疑~チャットの質問から~

役職、役割を持っていない人がPOの動きをしているのはどう思う?

開発者の中に仕様について積極的に提案している人がいる
・POがすべてをやる必要まではない
・開発者が積極的にかかわっていくのはいい
・最後に判断する人がPO
・チーム内の役割がずれていると混乱するので、
 そのチーム内の役割を作ってもいい

POはチームに一人だけ?

複数いるのは問題ないのか
・教科書的には一人であるべき
・POがすべてをやるのは作業量的に厳しい面もあるので
 ある程度開発者に作業を振ってもいい
・POが複数いる場合の問題点として、反応が薄くなる(無責任になりがち)

POに求めたいことは「ビジョナリーであること」?

ビジョナリーでない人がPOですと、機能価値を積んでいっても、プロダクトがビジネスとしてうまくいかなくなってしまい、最終的にステークホルダーも含めてみんなが不幸になってしまうリスクがある気がします。

一番困っている人がPO
→メンバーは困っている人を助ける

あくまで1意見として
 ビジョナリー ×:マイナスをなくす人
 ビジョナリー 〇:プラスを生む人
という考えもある

現場ではPOはステークホルダーとの調整役になっていることが多い
⇒徐々に自分の意思・意見を挟めるようになっていってほしい

中立的な調整役はだめ
何かしら順番(優先順位)を付けることが必要
自分の意思をもって判断できるように

単なるファシリテーション役にはならないこと
※ファシリテートすることは必要

チャットより抜粋
ビジョナリー≒先見性がある人、というイメージでして、POが先見性も踏まえたゴール(行く先)に向かって、ステークホルダーやメンバーを調整しながら導いていく、と思っておりました。

感想

やっぱり重要なのはコミュニケーション能力で
且つ、コミュケーションを取りやすくするためにどうするかが重要だ

歴史上の人物で理想のPOはというのは面白い切り口
自身は歴史上の人物詳しい方でないが、ここから学ぶのも面白そう

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
 ~オットー・フォン・ビスマルク~

関係ないけど、今は以下の本読んでます
情報セキュリティの敗北史
読み終わったら感想でもnoteに書こうかな・・・


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