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コロナショックと金融相場①

見習い投資家です。
このnoteは『米国株式市場への投資経験』を投資初心者の目線でまとめたものです。投資初心者の目線なので至らぬ点などあるかも知れませんがご容赦ください。

1.コロナショックとは


コロナショックとは、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに
株式市場が1ヶ月間で30%以上の下落を起こした金融危機を言います。

コロナショック時の株式市場の動きを振り返っていきます。

まず、S&P500指数の週足チャートを見てください。
※:S&P500指数とは、米国株式市場へ上場している代表的な500社の平均値。
(米国株市場全体を見る場合は、この指数を見ることが多い。)

画像2

①コロナショック(株式市場の大幅な下落)発生(2020年2月21日)
②FRBによる金融緩和の開始(2020年3月16日~)
③S&P500指数の底

2020年2月に発生したコロナショックにより、
S&P500指数は乱高下を繰り返し1ヶ月間で30%以上下落しました。
底を付けるまでの期間には、大きく反発して上昇する日が何日かありました。僕のような素人投資家は、この反発を底と判断しポジションをとって
損失を発生させたと思います。
(私は日本株をこの期間に取り引きし、資産を減らしてしまいました)

ここで注目すべき点は、
S&P500指数が底を付けたのは金融緩和が開始された直後であることです。

このことから、この金融緩和がコロナショックのような
金融危機を抜け出すきっかけになったことがわかります。

こういった金融危機が起きたときは、
金融緩和が開始されるのを待つこと』が必要であると学びました。

2.コロナショック後の金融相場

3月に底をついた株式市場は、2020年末にかけて怒涛の上昇をみせました。

これは金融緩和によるものです。

金融緩和により、長期金利が低下します。
(これは『低金利(ゼロ金利)政策』と呼ばれる金融政策です。)

この長期金利の低下が株式市場にどう影響するのかを説明します。

まず、理論株価と『利益』・『成長率』・『長期金利』の関係は下記のように表現できます。

【理論株価と長期金利の関係】

画像2


ここで注意していただきたいのは、この関係はあくまで概念的なものであり、この式に数字を入れたら株価が計算できるというものではありません

利益が大きくなれば → 株価は上がる
企業の成長率が高くなれば → 株価は上がる
長期金利が下がれば → 株価は上がる

というように、理論株価と『利益』・『成長率』・『長期金利』の関係を
覚えるために使ってください。

『長期金利の低下』には株価を押し上げる効果があります。
ここで注目すべきは、他の『利益』・『成長率』は1つ1つの企業よって
さまざまですが、長期金利はどの企業に対しても一律で影響するという点です。利益が大きな企業、小さい企業、成長している企業、成長していない企業、どんな企業でも関係なく株価を押し上げてくれます

金融緩和により、経済は後退しているのに株式市場は上昇しているという
相場のことを『金融相場』と呼び、利益が出しやすい相場となります。


【見習い投資家の1ポイントアドバイス】

金融相場を逃さずに大きく資産を増やすことが、富裕層になるための近道です。インデックス投資でもリターン30~50%程度が望めます。

私としては、2020年5月時点でS&P500もしくはNASDAC指数連動の
ETFへフルインベストメントしておけば良かったと後悔しております。
素人ながら個別株(ハイテクや小型のグロース)に投資し、目先の上下動に
翻弄さて利益を取り逃してしまいました。

次に金融危機が起きたときは、
1.金融緩和が開始されてから投資を再開すること
2.金融相場においては、株価を押し上げる力が大きいので積極的に
  株式投資を行うこと
3.見習いのうちは、インデックス投資をすること

この3点を意識して乗り切りっていただければと思います。

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