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【1276】好きと得意、嫌いと苦手

いとやんです。

いつもいつも書いていますが、僕は、オンラインの家庭教師と、個別指導塾の講師の仕事をしています。今は小学1年生から浪人生まで、計17人の生徒を教えていますが、最初の授業時などに、よく聞く質問があります。

それは、主要教科を好きな順番に並べたものと、得意な順に並べたものです。

好きかどうかを聞くのは、もしそれが好きな教科であれば、教科書にない内容なども織り交ぜて話すことが多くなりますし、好きでないならば、その生徒の興味があるものや部活などに無理やり結び付けて少しでも関心を持ってもらえるように説明することが多くなります。

また、得意かどうかは、シンプルに問題のハードルを調整するために聞きます。

多くの生徒の場合、好きな順位と得意な順位が一致しています。というより、分けて考えられていないのかもしれません。

「好きなんだけど、苦手だから、どうにかしたい」という生徒も時々いますが、たいていの場合、「苦手」だと「嫌い」になってしまいますよね。僕は中学生の頃、社会科(特に地理)が「苦手」でした。なので、中高生くらいの頃は社会科が「嫌い」でした。でも、大学生の頃に日本史に興味を持ち、社会人になって政治・経済に興味を持ち、30歳くらいの頃から倫理や哲学に興味を持つようになりました。そうなって、ようやく、社会科は僕にとって、「苦手」だけど「好き」な教科だった、あるいはそう変化したのだと気づきました。

本当はそういうパターンって子どもの頃にもあるんだと思います。それが、テストや通知表のようなものがあるから、本来、「嫌い」ではないかもしれないのに、「苦手」になってしまって「嫌い」になってしまう、あるいは「嫌い」だと思い込んでしまうのかもしれませんね。

もちろん、それだけがすべての理由とは思いませんが、やっぱり変な苦手意識を植え付けることは、「嫌い」を生み出すだけのような気もします。「得意」「苦手」を認識することは大切なことだとは思いますが、それを教科で認識させる必要はないような気もしますね。

だから、「文系」「理系」なんていうくくりができて、本当はどんな職業でも、幅広い知識や教養が必要なのに、「文系の職業だから数学はできなくていい」とか「理系の職業だから社会はわからなくていい」という誤った考え方が生まれているのかもしれませんね。

ちょっと最後はよくわからない話になっちゃいましたが、そんなことを考えたというお話でした。

さて、僕は2022年の4月から「TOYBOX」という屋号で活動を細々と始めています。「TOYBOX」の情報発信用のLINE公式アカウントはこちらです。もしよかったら登録してください。

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ではまた。

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