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【1214】足利学校

いとやんです。

昨日、「あしかがフラワーパーク」に行った話を書きましたが、実は他にも行ったところがありました。

それは「足利学校」というところです。

恥ずかしながらその存在すら知らなかったのですが、「日本最古の学校」と聞いては行かないわけにはいきません。

で、行ってきたわけですが、この「足利学校」、実は日本遺産というものに認定されているくらい貴重な場所だったようです。

「フラワーパーク」のついでにちょっと寄ってみようくらいの気持ちで行ったんですが、そんな気持ちで行くには失礼なくらいの場所でした。

孔子の像があるなど、儒学をメインに学ぶ学校だったようですが、フランシスコ・ザビエルが「日本で最も有名な大学」と称したほどのものだったようです。

いくつかの建物や展示があったり、美しいお庭があったりと興味深い場所でしたが、個人的には「宥座之器(ゆうざのき)」というものが興味深かったです。

これは、鎖でつるされたバケツのような容器に、ひしゃくで水を入れていくだけの装置(?)なんですが、よくできている仕組みでした。

最初はバケツには水は入っていませんが、少し傾いています。水を入れていくとどんどんその傾きが水平になっていきます。でも、調子に乗って入れすぎるとまたバケツは傾いて、せっかく入れた水がすべてこぼれてしまいます。

この仕掛けが伝えたいことは、説明書きの中に書いてありました。「入れ足りなくてもだめ、入れすぎてもだめ。ちょうどよい分量の時、器は水平を保ちます。これを『中庸』というのです。」(説明書きの文より)

つまり「中庸」を視覚的・体験的に理解するための装置のようです。現代において「中庸」が絶対に正しいなんてことはないでしょうし、多少とがった部分もあった方がいいとは思いますが、僕のような「中庸」を大事にしたい人にはこの装置はとても興味深かったです。

興味を持たれた方は、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

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ではまた。

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