遠近感のレジュメあるいは台本(仮) ボツ

 言語は世界を切り分けているが、その切り分け方は「犬、猫、ステーキ、寿司」という個々の平行な切り分け方ではない。
 存在 - 食べ物 - 寿司 - ここにある寿司、のような多層的な切り分け方である。抽象的な見方から具体的な見方へのグラデーションがある。
 この両方の見方を合体させたものが「遠近感」である。遠近感をどのように使うべきか、どのように使われてきたか、考えてみたい。また、遠近感を踏まえるとどのようなことが考えられるのか、説明してみたい。

 遠近感のルール

1,抽象化には最低二個の具体的ななにかが必要
(もし寿司の種類がマグロしかなかった場合、寿司=マグロになって、寿司という言葉には意味がない。しかし寿司にマグロとサーモンの二種類があればその二つの総称として寿司という言葉は意味を持つ)

2,抽象的な言葉は二個下の次元の具体的ななにかなら消えても大丈夫
(マグロやサーモンなどあらゆる寿司の種類が消えた場合には寿司という言葉も消えるが、寿司という言葉が消えても食べ物という言葉は消えない)

 お願い

・専門用語などは自由に使ってもらって構いませんが、分からない言葉があった場合、こちらから説明を求めます。
・発表の内容はいくつかのブロックに分けられており、質問は一ブロックの最後か、発表の後にしてください。


 人間の生活を労働、余暇(趣味)、家事(生活に必要な日々の雑事)、活動(政治的な活動や自治体・ボランティアでの働きなど)の4つで構成されている。だが、労働を省いたとしても生活は成り立つ。

 労働は不可欠ではない。


 私の抽象化は

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