昆布茶とおじいちゃん社長の話
仕事の手を休めて昆布茶を飲んでいます。
昆布茶を飲むたびに思い出すことがあるのです。
昔むかし、ぼくが就職したばかりの頃(おおかた30年前)、さっぱりダメな営業マンだったぼくは、毎日の仕事が苦痛で仕方がなかった。後先のことなんか、これっぽっちも考えずに、会社を辞めることしか考えていなかった。月曜日の朝はジャンプで連載中のドラゴンボールを読むことだけを唯一のモチベーションにして会社に向かう、そんなクズサラリーマンだった。
そんな時に先輩から、ある会社の担当を引き継いだ。
も