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楽書屋最期の日々。

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お久しぶりです。

お久しぶりです。

まるで更新していない、というあるあるに陥っていたのでまた再開させようかと思ってます。
ご機嫌いかがですか?

いつの間にか年明け、というか意外と正月らしいことが出来ておらず、しかし忙しかったかというとそうでもなくて。
毎年のことですが、「あれ?予定ではもう少し裕福な正月迎えるはずだったんだが。」というのがデフォになっております。

そんな喜鱗ですが正月は東北におりました。
もちろん宮城県仙台市でご

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holiday.

holiday.

立ち止まる日を大切にしたい。

ゆっくりと季節が秋へと傾いてゆく。
灼熱のように感じられた夏が終わりかけている事を連日の雨が教えてくれているように思える。

それでも、相変わらずな仕事の日々は続く。
週末をどこか心待ちにしながらも、その毎日に変化を見つけ出そうとしているのは、多分自分自身のターニングポイントを探しているのかも知れない。

あまり多く語ったことはないけれど、今書家活動とは別に働いてい

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疲れて、いる。

盆明けて、雨唸る。

ふと、「今日涼しいなぁ。」なんて思って、スマホの天気予報を見ると30℃気温だったり。

いや、30℃が涼しいなんて今までがどれ程の気温だったかが分かる。

人間の慣れ、って怖いなぁと思ってしまう。

東京、熱帯、八月。

仙台の七夕祭りから帰ってきて、暫くはのんべりと路上に出たりして。

そんな中で、座ってて、違和感を感じていた。

何が、というのは最初全然分からなかったのだ

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考える日。

語らず、もまた語るに足りる。

今日は終戦記念日なんですって。
自分が生まれた時代には戦争は終わって、高度経済成長期からゆっくりとバブル崩壊へ向かう最中だったそうで。

戦争の事は祖父が言葉少なげに語ったものしか知らず、中学の時に行った広島と長崎の原爆資料館。

広島の原爆資料館で一番衝撃的だったのは、何故か入ってすぐに飾られていたピカソの「ゲルニカ」の複製でした。
未だになんでか分からないけど、

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仙台七夕まつり、でした。

仙台七夕まつり、でした。

とりあえず、

今年も仙台七夕まつり路上に来ていただき、書かせていただいた皆様、本当にありがとうございました。

例年通りのなんやかんやと想定外な事もありましたが無事に花火大会からの4日間を過ごすことか出来ました。

いつものアーケード、いつもの街。
今となっては何かイベントがないと帰れませんが良い街です。

たまにしか帰れないので、新しい店が増えてたり、知ってる店がなくなってたり、と何かと一喜一

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仙台七夕、帰ります。

もう、そんな季節か。

今年も仙台七夕まつりの季節がやって来ました。

元々仙台が活動拠点だった自分としては、一年を通じて最も大きなイベントとして臨んでいたおまつり。

東京に拠点が移っても、毎年この時期は必ず帰るようにそています。

今年ももれなく、帰ります。
仙台の皆様、七夕まつりに遊びにいく皆様、宜しくお願い致します。

【仙台七夕花火祭】
8月5日(水)

【仙台七夕まつり】
8月6日(木

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忘れてしまう前に。



この道を歩む前、俺は音楽をやっていた。

とはいえ、プロを目指すわけでもなく何となくポツポツと趣味程度やっていた。

俺は歌が唄えない。ギターも弾けない。
厳密に言うと、全く上手くもない。

社交性もないので路上で歌っててもファンがつくこともなく、それもまたなんとなくやっていたような気がする。

なんとなく、だったんだ。

そうやっているうちに、今の道を歩み始めて、より歌を歌うことが嫌いになっ

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ふわっと決める。

唐突に思ったというよりは、薄々気付いたという方が正しいかも知れない。

自分の利用している各SNSには告知したが、7月7日以降に全てのSNSを退会することを決めた。

自分の中で何かが弾けたというわけでもなく、ただ何となく思っただけ。という随分と曖昧な理由だった。

ただ、ひとつあるとすればそれは「自分の間口」というモノを絞った方が良さそうだなぁ、と思っただけ。

宣伝、告知、募集など各方面へ効率

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投げ出したい、と思えた時にこそ。

生きてく、ってなんなんやろうな。友よ。

どうにかこうにかと朝、体を起こして窓を見ると

「おい、俺はもう世界を照らしているぞ。」

と、太陽が高く高く、光を届けてくれる。

もう半年ほど早朝に起きる生活を繰り返している。

今のバイトの性質上、完全に毎日同じ時間というわけじゃないが、

ほぼ朝5時~6時前後には携帯がけたたましく朝を告げている。

いつ、このバイトを辞めようかな。

なんて事を常

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誰が正しかったのか。

誰が正しかったのか。

ある日曜日。

中央線立川方面はいつもの混み具合と違って、チラホラと席が空いているくらいの乗車数。

買い物に行くのか、はたまた仕事中なのか、カラーの違う人達がその狭い車内を共有していたわけです。

俺はというと、久々に立川駅周辺で路上でもぶっこもうと考え荷物を抱え乗り込んだんです。

いつもなら座れる期待薄の中央線(というか東京ではなかなか座れるタイミングは少ないもんで)ですが、今日に限っては曜

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「どうでもよい」話し。

「どうでもよい」話し。

縁、とは本当に奇なもので。

どうしようも抗えない絡まった糸のようであります。それでいて油断をするとプチリと切れ離れて、その先は不細工にチリジリになってしまうという。

あるイベントに参加した時の話、

ひょんなきっかけでそのイベントに呼ばれることになり、メールやらなんやらと打ち合わせをしていたのですが、どうにもその条件があまり良くない。

「うーん、この単価でやっちまうと結果が残せない。というよ

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転がり続ける。

転がり続ける。

どっちに転がったって自分が消えるわけじゃない。



ふと、思いついたかのように友人との電話の中で、
「ゴールデンウィーク、名古屋はどうなんだべ?」
と言い出したのが事の発端。
なんとなく高速バスの空席を確認、予約して着の身着のまま乗り込んだ。

人生で二回目の名古屋。
厳密に言えば一度目の名古屋なんて大して街とも人とも接する機会はなかった。
路上人生としては本当に初の名古屋遠征になった。

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もう10年が流れようとしている。

色んな景色に出逢えたんだ。

きっかけは本当にどうでもいい、下らないものだ。
生活に困窮し心配してくれた友人の一言だった。
「路上詩人でもやってみたら?」

なにか意地になっていたんだと思う。
結果的に自分の意思でここまで歩いてきた。
いや、違う。歩かせてもらってきた。

習字も嫌いだったし、絵も苦手だし。
自分の服を買うのも億劫なほどセンスないしね。
きっと意地で続けてきたんだと思う。

ただ、

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