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「誰に向けて書くか」を考える時に思い出すこと

 「誰に向けて書くか」を考える時に思い出すことがある。
 それは、爆笑問題の太田さんが書いていたことだ。
 太田さんは「爆笑問題の日本原論」という時事漫才の連載を長年続けていて、確かその最初の方の単行本に書いていた。
 単行本が今見つからないので自分のあやふやな記憶に頼るしかないが、確か太田さんは「自分が書く日本原論(漫才)の読者は、「仕事に疲れたサラリーマン」を想定している。そのサラリーマンが仕事終わりに読んで「また太田がバカなこと言ってらぁ」とクスッと笑えるようなものを目指している」というようなことを書いてあった気がする(全然違っていたらすみません)。
 自分はまだそういう明確な読者を設定してはいないし、なかなか思いつかない段階だけれども、基本的には気軽にサクッと読めるものが書ければいいなぁと思っている。
 そもそも言えば自分自身が「仕事に疲れたサラリーマン」なのでこうやって書く前に気力が尽きかけていることが多々だけれど、それはそれとして出来る限りのことをやっていきたい。
 そういえば太田さんが「日本原論」の連載を始めたのが1994年。途中に掲載雑誌の休刊などで中断期間はあるが、もう約30年近くは連載を続けていることになる。いやー、鉄人だ……。仕事に疲れたサラリーマンは、その偉業にただただ呆然とするばかりです。

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