トレーナー必見「筋トレ動作を安定させるショルダーパッキング」
「筋トレの動作が安定しない。。。」という方初心者の方は多い。
そんな方はショルダーパッキングを最初に獲得しておくべきだ。
概要から具体的運動まで完全解説する。
ショルダーパッキングとは何か?
簡単に概要を説明すると
「肩甲骨を寄せて下げて胸を張った(胸椎を伸展させた)状態」
のことを指す。
肩甲骨周りを固めて固定するような動作のことだ。
これは筋トレで大事になる動きになる。
なぜか?
結論
「BIG3をうまく行えるようになるから」
ベンチプレスの時は肩甲骨を寄せて下げて、胸椎伸展させる動きが必要だ。
これにより肩の怪我予防や重量アップに貢献する。
スクワットではしゃがんでいった際に、パッキングができていることで背骨が曲がらずに済む。
デッドリフトも同様で、持ち上げるときに背骨が曲がらずに済む。
曲がること自体は高重量になるとある程度しょうがないが、基本的には曲がらないようにした方が良いと言えるだろう。
パッキングは上級者トレーニーならできている人も多い。
しかし初心者だとできていないケースが多い。
安全にトレーニングを行っていくのであれば、最初に獲得していきたい動作だ。
では何を行えばパッキング動作を獲得できるのか?
まず、ショルダーパッキングの姿勢はざっくり
「胸椎伸展、肩甲骨の内転・下制、頸部屈曲」
このポジションだ。これを踏まえて話す。
①身体前面ほぐし
まずは胸椎伸展。
胸椎の伸展を引き出すためには、前側にある筋肉をほぐしてあげる事が大切だ。
裏技を特別に紹介する。
「大胸筋下部・腹直筋・外腹斜筋」
が重なっているところをほぐしてみてくれ。
体幹を屈曲させる方向に働く筋を同時にほぐせるので(大胸筋下部は違いますが)効果的なのだ。
腹直筋と外腹斜筋は体幹屈曲の運動貢献度1位、2位だ。
ということは、なおさらお得である。はい、最強すぎ。
特に猫背の方は硬くなっているケースが多い。
デスクワークが多い人ほど、定期的にほぐしてもらってくれ。
②ソラシックエクステンション
ストレッチポールを使いお手軽にできるエクササイズだ。
お腹に軽く力を入れて、腰が反らないようにするとよい。
③バンドパッキングエクササイズ
仕上げとしてパッキングの動作を実際に行う。
バンドを使うとやりやすい。
バンドを持ち
「肩甲骨を寄せて下げて胸を張って顎を後ろに引く」
これを同時に行うような運動を行う。
ポイントはバンドを外に捻りながら行うことだ。
バンドを外にひねることで、上記のような動きが出やすい。
猫背の人などは、この運動で猫背と反対方向へ動かすことができるのでおすすめだ。
余談
ビッグスリー上強い人は大体胸郭周りがやらかいと感じている。
特に胸郭を動かすことが上手い。
2020年に出たベンチプレスの大会で、 93キロ級で190キロぐらい上げている子がいた。
まだ20歳ちょっとで、かなり若い。
大会ではジュニアの日本記録を更新していた(未公認ですが)。笑
その子の体を見て感じたが、非常に胸郭が柔らかかった。
瞬時にショルダーパッキングのように肩甲骨の内転・下制、そして胸椎の伸展を作れる可動性を有していたのだ。
アーチがめちゃめちゃ高いと言うわけではない。
ただ動かすのが非常に上手い。これは一つトレーニングのレベルを上げるために必要なのではないか?
そう思った次第だ。
ってことでみんなの研修担当ことキクティーによる、今日の研修終わり。
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これだけでも運動指導者のレベルを底上げしていくからな。これが私の理念だ。
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