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怪人は自分のことを怪人と呼ぶか|仮面ライダーBLACK SUNの感想
仮面ライダーシリーズはどちらかというと平成以降が好きで、一番好きなのはオーズだ。
主人公火野映司が、物語の序盤ではただ人助けのためにその身を削る正体不明の男として描かれているのに、後半では誰よりも力に執着していたと明かされるまさしく「欲望」がテーマだったことに気づかされるというすばらしい脚本のうねりに衝撃を受けたものだった。
一貫したテーマを入り乱れる群像劇で見せるというのが平成以降の仮面ライダー
エリートが貧乏人を見下す価値観|マイケル・サンデルのインタビューを見て
金持ちの子供に生まれれば、勉強する機会も時間もとれるが、貧乏な家に生まれれば、そもそも学校に行けなかったりして勉強する機会が少ない。
おのずと将来の職業だって変わってくる。
エリートたちは「成功は努力の結果」と言って、「貧乏人は努力をしていない」と見下す。
ところが「成功はほとんど運でしょ」とサンデル先生はおっしゃる。
コミュニタリアンだけあって、環境のさまざまな影響を抜きにして個人はありえないと
森田望智が惹き込む胸躍る運命の出会い|マハラージャン「僕のスピな人」
「君の運命のヒトは僕じゃない」とグチって大ヒットした曲があったけど、
「欲しいものは力ずくでも奪い取れ!」と、北斗の拳読みすぎオジサンは少々不甲斐ない思いで聞いていた。
その点、マハラージャンはチラッと見ただけの美女を「僕のスピな人」といきなり断定するあたり、その意気やなかなかだよ。
曲のポップさもさることながら、目を引いたのはヒロイン森田望智さんの演技。結婚式の2次会に現れた白いドレスに黒髪と
コロナ禍に役立つ「ファクトフルネス」
コロナ禍を振り返ってみると、やっぱりインフォデミックの側面は否めない。おかげさまでメディアリテラシーをずいぶん鍛えられた気がする。
そんなときに役立ったのが「ファクトフルネス」。
さまざまなバイアスに惑わされずに事実をきちんと見ようという態度のことだ。
本書では認知バイアスを10の本能として紹介していて、その避け方をレクチャーしてくれる。
私がコロナ禍で特に重要だと思ったのは「恐怖本能」「犯人捜
幸福には優先順位がある『精神科医が見つけた 3つの幸福』
樺沢紫苑『精神科医が見つけた 3つの幸福』という本がなかなか面白かった。文中には少々根拠があいまいな記述が散見されつつも、あくまで「実用書」と断ってあるので、細かいエビデンスより実践にベクトルを向けた本である。
人間が感じる幸福を脳内物質で整理したところが画期的だ。さらに幸福には優先順位があるという。
その順番は、
1)セロトニン的幸福(心身が健康である幸福)
2)オキシトシン的幸福(人間関係が
Do the funky chicken/Rufus Thomas【ファンク名曲選】
ファンクミュージックの魅力に取りつかれたのは20歳代も後半になってからのことで、きっかけは確かTower of Powerだったと思う。もちろんJames BrownやParliament/Funkadelicも聞いたけど、どちらかというとメインストリームからちょっとだけ外れたようなBarkeysとかCon funk shunみたいなファンクバンドが好きだった。たぶんそういう性分なんでしょうね。
「帰ってきた魔界村」発売記念!サーフロックアレンジ魔界村
「魔界村」をゲーセンで初めて見た時の衝撃は今でも覚えている。とにかくグラフィックが美しくてBGMもすばらしかった。当時、カプコンというメーカーはまだ知名度が低く、関西の小さな会社という印象しかなかったのだけど、「魔界村」を見てイメージが変わった。「これはすごい」と思った。
今考えると、どのあたりが魔界で、なんで村なのかはよく分からないのだが、響きが良いよね。魔界村。一度聞いたら忘れないタイトル。
酒をやめたら楽しいことが増えた
大学に入学したてのころ、俺は酒がほとんど飲めず、そんな自分をみじめに感じていた。なんとか飲めるようになりたいと無理して飲んでいるうちにそこそこ飲めるようになった。
合コンや打ち上げでは率先して一気飲みをしては、場を盛り上げた。クラブに行ったり、パーティに顔を出したりと、夜の街を闊歩した。
だが、今振り返ってみると、それはうわべだけ装っているに過ぎなかったように思う。
40歳を過ぎて、若いころのよ
LOVEDRIVE【オリジナルソング】
友人の結婚を祝って作った一曲です。
新郎がBO∅WYとか布袋寅泰が好きだということで、そっちに寄せた編曲にしてみました。
新しい門出を、超高速のヴィークルに乗って走り出すイメージで表現したつもりです。実をいうとDRIVEだけに、仮面ライダードライブのオープニングテーマ『SURPRISE-DRIVE』へのオマージュも込めてます。かっこいいよね、あの曲。仮面ライダードライブ本編もかなり面白かったし。
「謎の村雨城」のBGMをカバーしてみた
「謎の村雨城」は1986年に発売されたファミリーコンピュータディスクシステム用のアクションゲーム。
ディスクシステムが発売された当時は、一枚ディスクを買えば、また別のゲームに安く書き換えられるというので、えらいことになったとワクワクしたものだった。ローンチタイトルはかの有名な「ゼルダの伝説」で、まあとにかく面白かった。爆弾で岩壁を破壊すると秘密の洞穴が見つかると知ったときには、すべての岩壁に爆弾を
彼女は果たしてペテン師だったのか?『イヴの総て』
1950年アメリカ。主演はベティ・デイヴィス。
※ネタバレありの感想です。ご注意ください。
演劇界の大女優マーゴの舞台を毎日見に来ていたイヴは、ある日マーゴの友人の作家夫人の目に留まる。イヴは不幸な境遇だがマーゴの演劇の熱心なファンという。イヴを気に入ったマーゴは付き人としてそばに置くようになる。というのが序盤の展開。
この後、イヴは次第に自分自身が舞台に立とうと画策し、とうとう主演舞台と賞まで