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難しい質問

「子育てに大事なことってなんですか?」と聞かれて困ったことがあります。
コーチング的には「何なのか考えてみよう、あなたは何が大事だと考えているか?」となります。
22歳と19歳の娘を持つ身としては、若いママに 答えを与えてあげたくなってしまいとても困りました。
子育てで一番大事なことに対して正解があるとはいえませんし、コーチングコーチは答えを与えず、クライアント自身の中の答えを見つけることを大事にしています。(というのが理想です)
1人で考えると行き詰まったり同じところをぐるぐる回ってしまったりしますが、コーチングなら深く考えられるところです。

例えば「子育てにおいて今大事にしていること」を挙げてもらって

「理想はどんなだろう」
「何か足りないと感じているとしたら何か?」

など、感じていることや考えを言葉にしていきます。

「うまくいっていないと思う瞬間はなんだろう」
「そのときどうしたら後悔がなかったか」

話しているうちにどうしたいかが見えてきます。(必ずしもうまくいくとは限りませんが)

教わったことではなく自分で決めるので、
無理が出ません。(これが大事です)

試してみて違ったら変えていきます。

この、自分で決めてやってみて違っていたら変える
が考える力を養うのです。(自分らしさをはぐくむことにつながっています)

と、ここまで書きましたがこれは理想です。
実際にはトラブルについてどうしたかったかなどを話していくこととなります。


でも私は「答え」はあると思っています。



それは
「まなざし」
を伝えること。

親として子供を大事にしていて、理解しようとしていることを伝えるのは言葉じゃなくて「まなざし」。
物理的にも心理的にも。
子供を立派に育てようと意気込みすぎると、ときどきそのまなざしが怖いものになってしまう。
そうではなく、子供を承認する気持ちをまなざしで伝えることが重要だと思っています。
私は子育ての研究の専門家ではなく、自分が子育てしてきてどうしたらいいのか考えて いきついたのがここでした。

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傾聴というスキルにて承認という言葉には「regaerd」という単語が使われています。「regaerd」はまなざしという意味合いも含んでいます。

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といって、いつ何時でも聖母のようなまなざしを我が子に送り続けるのは現実的にはムリなもの。

聖母のようなまなざしを目指すと常に目指すと今度は、できなくてしんどくなりそうです。そういうタイプの人もいます。
それを考えると、「お母さんの笑顔が大事」という一見無理難題に感じるその言葉の正しさがわかる気がします。
正しいしつけや勉強を教え込むことや栄養バランスの理想的な食事よりもお母さんの笑顔を守ることが大事。
実現が難しい理想を追うより、今の笑顔を大事にする。

なので、お子さんに温かいまなざしが届けられるように楽しい気分でいることが大事、というところでしょうか。


私がゆるく楽しく過ごすようにしているのはそういう理由なのです。きっと。


あ、今日は資質の話が入りませんでしたね。
付け足しておきますと、もちろん資質から笑顔を守ることができます。