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<解説>自分流のドイツ語辞書の作り方📕


自分はネットを契約していないので、外出時はネットが使えない状況にある(外でフリーWi-Fiがあればネットは使える。アパートでは共用のWi-Fiを使っている)。

そんな自分にとって、noteで自分流の辞書を作ることによって、外出時でもドイツ語の勉強をすることが可能になった。辞書のページをブラウザで開いておけば、ネットが無くても、そのサイトのページを上下にスクロールできるからだ。

これはかなりデカい。時間を有効活用して、自分のドイツ語力を向上させることが出来るので、とても有難いなと思う。




①使う教材はhttps://www.zdf.de/https://www.ardmediathek.de/から選ぶ。


ドイツのテレビ番組がほとんど見れるのが上記のサイト。

検索のフィルターとして「字幕付きの動画」を選べるのが最大の利点。

見ることが出来るジャンルも豊富。

必ずあなたの見たいものが見つかるハズ!笑


②1軍の辞書と2軍の辞書を用意する。


1軍の辞書は、上から順に6つの領域に区切る。

1番上の領域は、動画を見ていて気になった単語(意味の分からなかった単語)をメモする。

2番目の領域は、動画を見ていて気になった文章(使ってみたいと思った文章)をメモする。

3番目の領域は、単語を深堀してまとめる場所。まとめ方と深堀の仕方は後述する。

4番目の領域は、深堀しなかった単語(2軍の単語)をまとめる場所。まとめ方は後述する。

5番目の領域は、2番目の領域で集めた文章で手元に置いておきたいと思った文章をまとめる場所。まとめ方は後述する。2番目の領域で集めた文章であまり使いそうにないと思った文章は、2軍の辞書へ直接移動させる。

6番目の領域は、4番目の領域で集めた単語をhttps://kotobank.jp/のサイトで和訳を調べて、何も出てこなかった単語をまとめる場所。

2軍の辞書は、1軍の辞書の1番目の領域から漏れた単語(つまり、1軍の辞書にある4番目の領域と6番目の領域にまとめられた単語)と、2番目の領域から漏れた文章をまとめる場所。


③まとめ方


1:動画を見る


2:気になる単語を発見or気になる文章を発見


3:1番目の領域に「単語」をメモするor2番目の領域に「文章」をメモする


4:動画を見終わる


5:コトバンク(https://kotobank.jp/)で1番目の領域にある単語の意味を調べる。


6:深堀したい単語を見つけたら、3番目の領域にその単語を入れる。あまり使いそうにない単語だったら4番目の領域に入れる。


7:2番目の領域にある文章を理解して、使いたいなと思った文章は5番目の領域に入れる。あまり使いそうにない文章だったら、2軍の辞書へ直接入れる。


8:3番目にある単語を深堀する。その際に、https://de.m.wiktionary.org/wiki/Schrittとhttps://www.dwds.de/を使う。

深堀の仕方は後述する。


9:4番目の領域にある単語の和訳をhttps://kotobank.jp/のサイトで調べる。出てきた和訳と例文をコピペする。その際に、8で深堀した単語の最後に、後述する枠を付けて単語をどんどんくっつけていく。←こうすることによって、2軍辞書へのコピペがスムーズにできる。

和訳が出てこなかった単語は、6番目の領域に入れる。←2軍辞書へ移す時に、まとめてコピペが出来るのでラク。


10:2軍の辞書に、4番目の領域と6番目の領域にまとめられた「あまり使いそうにない単語と和訳が載ってなかった単語」を移動させる。作業はこういう流れ。

*辞書作りの作業で使うサイトは、「1軍の辞書のサイト、2軍の辞書のサイト、https://www.zdf.de/https://www.ardmediathek.de/https://kotobank.jp/https://de.m.wiktionary.org/wiki/Schritthttps://www.dwds.de/」なので、これらをお気に入り登録して、フォルダにまとめておくとラク。辞書作りをする際に、一気にタブを開くことが出来るので、スムーズに辞書作りに取り組める。


④深堀の仕方


1:ドイツ語のキーボードにチェンジ(Windowsボタン+スペースキーを同時押し)

2:上に黒枠を作る(ドイツ語のキーボードで、Shiftボタン+「~ボタン」を同時に押す)

そしたら、深堀作業に入る。個人的にはこんな感じでまとめている☟


画像の黒枠の下の部分を説明をすると、

・(0402)の意味は、4月2日にまとめたということ。いつまとめたのかを記すことで、復習する時の期間の確認に役立つ。

・entspannenは深堀したい単語である。

・(4-15)の意味は、https://www.dwds.de/のサイトに載っている、その単語の使用頻度を表している。

例のentspannenについては、下記の図のようになっていて、「棒が4つ、グラフの現在地が15」となっているので、「4-15」と表している。

棒はその単語の使用頻度を表しており、最大値は7である。グラフはその単語が使われてきた歴史を表しており、entspannenは1975年以降によく使われるようになっていることを示している。



https://www.dwds.de/のサイトではたまに、「Dieses Wort ist Teil des Wortschatzes für das Goethe-Zertifikat B1.」という文字が書かれている(B1以外には、A1とA2がある)。これは、このレベルに到達したいなら押さえておきたい単語であることを意味しているので、この文章があれば優先的に覚えるべきである。毎回、「Bedeutung(意味)」の最後に書かれている☟

一番下に「Dieses Wort ist Teil des Wortschatzes für das Goethe-Zertifikat B1.」の文章。


以上の部分を「大見出し」設定にする。そうすることで、目次からその単語を見つけやすくなる。

3:https://kotobank.jp/を使って、その単語を調べ、該当する部分を大見出しの下にコピペする。この作業では、その単語の日本語訳を知ることが目的。使いたい例文が載っていれば、その例文を「小見出し」に設定する。

たまに、単語を入力して、検索結果が出てこない時がある。その時は、6番目の領域(後に2軍の辞書へ移動)に回す。全ての単語を覚えるほど人生は長くないので、和訳できない単語はどんどん削っていった方が良いと思う。辞書を作っていく中で、何度もその単語に出会うようであれば、その時になって初めて、その単語の意味を他の辞書などを使って調べたら良いと思う。重要なのは、その単語に何度も出会うくらい、ドイツ語の勉強を続けていられるかということである。それが出来ていれば、その単語の意味が分からなくても、大丈夫くらいのドイツ語力が自と身についているだろうと考える。

以前、書いた記事であるが、コトバンクに載っている例文は、比較的少ないように思える。単語によっては、例文が無いものまである!日本語の訳を知ったところで、その使い方が分からなければ、自分からその単語を使って、情報を発信することはできない。なので、以下の4と5の深堀作業が必要になる。

4:https://de.m.wiktionary.org/wiki/Wiktionary:Hauptseiteのサイトを使って、その単語を調べる。その単語の発音が曖昧な場合は、音声機能が付いているので確認する。

比較的多くの例文が付いているので、自分が使いたいと思った例文をコピペして、3番目の領域に付け足していく。その例文を小見出しに設定する。

5:https://www.dwds.de/のサイトを使って、その単語を調べる。その際に、単語の使用頻度とグラフの数値を記入する。

コチラのサイトも比較的多くの例文が付いているので、自分が使いたいと思った例文をコピペして、3番目の領域に付け足していく。その例文を小見出しに設定する。

6:下に黒枠を作る(ドイツ語のキーボードで、Shiftボタン+「~ボタン」を同時に押す)。これで深堀作業の完成である。

あとは、深堀したい単語が無くなるまで、深堀作業を継続していくだけである。


<実物公開>


1軍の辞書をスクショしたものを公開します☟


・目次

👆こんな感じで、深堀した単語と、その単語を使って言いたい例文が一目で分かるようになっている。ただ、「すべて表示」をクリックすると、とてつもなく長い目次が表示される…笑


・1番目の領域と2番目の領域

👆

$で囲まれてるのが1番目の領域。ここに、動画を見ていて気になった単語を書き込む。

"で囲まれているのが2番目の領域。ここに、動画を見ていて気になった文章を書き込む。


・3番目の領域


👆

こんな感じで、完全に単語ごとに分断させている。単語の深堀作業を行う領域。


・4番目の領域と5番目の領域



👆

$で囲まれた領域(4番目の領域)に、1番目の領域に書いた単語で、あんまし使わんなと思った単語を書いていく。

"で囲まれた領域(5番目の領域)に、2番目の領域に書いた文章で、覚えたいと思った文章を書いていく。


・6番目の領域


👆

"の下(5番目の領域)に、4番目の領域に書いた単語で、和訳が載っていなかった単語を書いていく。


・2軍の辞書


👆

1軍の辞書の2番目の領域からコピペすればいいだけなのでラク。


👆

1軍の辞書の4番目の領域からコピペすればいいだけなのでラク。


👆

1軍の辞書の6番目の領域からコピペすればいいだけなのでラク。


(終)


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認知特性が言語優位タイプの方にとっては、ドイツ語が覚えられやすい形にまとめられているのではないかなと思います。認知特性についてはコチラの記事(https://note.com/kikun_waldkita/n/n7f1a44fadb44)に書いていますので、興味のある方は読んで頂けますと嬉しいです。

自分の思いとしては、コチラの記事(https://note.com/kikun_waldkita/n/ne1a2d2b5c0f3)に詳しく…

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