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自分なりの子どもの絵診断


子どもの描いた絵から子どもの心理状態を見抜く時に必要な知識は調べてみたので、ちょっと実践していきたいなと思う。


記録として残っていた子ども達の絵がコチラ☟

・BFDの実習編


・2017年の実習で残っていた子ども達の絵



2017年の絵はどの子どもからもらったか忘れてしまっている…笑

ただ、この絵は

真ん中あたりに人がいるが、その人が眼鏡をかけていて、「キーくんを書いたんだよ!」とパウリーネ(6歳くらいの女の子。結構活発的な感じ。)からもらった記憶がある。

これを自己診断してみると、

・左上が水色
☞左上:左上は「思想や自分の哲学」などが描かれる場所
水色:従順で優しい子供が使用するイメージが強いです。・・・子供の心理として寂しさを少し感じていたりするときも使いがちになってしまいます。


・真ん中に人。背景無し。
☞真ん中:真ん中は現在を表し、
☞背景無し:背景に景色を描かなかったり、真っ白な紙の真ん中や端っこにポツンと自分を描いたりもしくは別の何かを描く場合、それは孤独を感じていることを意味します。ひとりぼっちの気分になっている可能性もあります

・人(キーくん)
☞表情:心理学的に分析すると、子供の絵で描かれた表情は、描かれた人物が子供に対して一番見せている表情と言われています。

みたいな感じ?笑


「水色が寂しさを表し、背景が無いことが孤独を表している、真ん中に書くということは現在を表している」ことから推測すると、

パウリ―ネから見た自分は、「現在、孤独で、寂しそう」ってこと?笑

個人的には自分を書いてくれたのは嬉しいが、表情が笑顔ではなかったのが、ちょっと辛いなと思った部分。もっと笑顔を見せてあげたら良かったのか…


この絵は、


自分の実習が最終日の時に、いつもサッカーをして遊んでいた6歳の男の子「ルカ」からもらった絵。ルカは頭が良くて、日本語で20まで数を数えることが出来た。

個人的に自己診断してみると、

・車
☞車:子供の絵の中でバスや電車、車などの乗り物を描く場合、乗り物は母親を表しています。乗り物を書いてそれにつけた色によって、母親をどのように考えているのかが推測されます。

という感じか。

ルカにとって自分は母親みたいな存在だった?笑

振り返ってみると、ルカはドイツ人とイタリア人のハーフなのだが、イタリアの情熱の血が流れているからだろうか、かなり甘え方が積極的だったなという印象が残っている…笑

その甘えに対して自分は、否定することなく対応していた記憶がある。円になって座る時は結構な確率で隣に来てた。


これらの絵は、


絵を描いている子どもに何の問題も無いかなと思う。

カラフルで、力強さが溢れている、素敵な絵だと思う。


この絵は、

初めて見た時にかなり衝撃を受けた。5歳くらいの女の子が描いた絵だったと思う。その子はめちゃくちゃ運動神経が良くて、スポーツ万能な子だった。自分とは違うグループの子だったが、時々一緒に遊ぶ感じだった。

この時は昼の保育の時間で、絵を描きたい子はバウバーゲンの中で描いてて、外で遊びたい子は外で遊んでいた。で、自分は外にいて子ども達の対応をしていた。

お迎えの時間が終わりそうな頃に、この子が「キーくん、見て!」と言って、この絵を見せてきた。その時に、「めちゃくちゃ超大作じゃん!凄いな!」って言って、「これどうしても写真撮りたいんだけど、撮っていい?」って質問したら、『いいよ』と答えてくれたので、絵の写真を撮ったのである。

その子からは誇らしげな表情が読み取れたし、自信に満ち溢れた態度が伝わってきた。昼の時間を丸々使って描いた超大作だった。


で、最後に今の実習先の子どもが描いた2つの絵を自己診断してみたい。

まずは、この絵☟


・ピンクが多用されている
☞ピンク:ピンク色を多用する子供は非常に幸せな気分にあります。子供自身がいろいろなことに幸せを感じていて、心が充たされている状態です。

・花が上に描かれている
☞上:上が精神性を表し、
☞花:花は母親:花=愛情、美しさへのこだわり

・全体的に描いている
☞大きく描く:描く紙を目一杯使って大きく描いてある場合、子供は自分に自信を持っているといえます。


みたいな感じですかね。

特に問題はなく、良好なのかなという印象。


最後はコチラの絵。


エマはあんまりお絵描きするタイプではないので、結構貴重だと思う。自分に対しては結構話しかけてくれるのだが、他の先生に対しては時たまもじもじしちゃうって感じ。「昨日家で転んでけがした」とか「今日はおじいちゃんおばあちゃん家に行くの」とかを自分から言ってくれる。

ご飯食べる時とか円になって座る時は、自分の所に我先にと来る感じ…笑

3歳という時期は、「命名期」と「カタログ期」に当たるらしい。

命名期(2~3歳)

2~3歳は「命名期」。自分の絵を説明するようになります。発達段階では「幼児前期」にあたり、「自分でやってみよう」という自律性が育つ時期です。

【特徴】
画材を指で持ち、集中して描ける時間が増える。イメージしてから描いたり、描いたものに名前をつけたりするように。しかし、見ているものを描く段階ではない

土居氏の経験によると、子供は自分の絵を通して大人とコミュニケーションするのを楽しみにしているそう。子供がお絵描きしていたら、「これは何かな?」などと声をかけ、返ってきた言葉をメモに残してみてください。貴重な記録になりますよ。

https://kodomo-manabi-labo.net/child-picture-mind#anc12

カタログ期(3~5歳)

3~5歳は「カタログ期」。知っている形を描くようになります。発達段階の「遊戯期」にあたり、好奇心のままに挑戦を繰り返して自発性や積極性を育む時期です。しかし、やりたいことを十分にさせてもらえないと、「やりたいようにするのは悪いこと」と罪悪感を覚えて描く意欲がなえてしまうので、注意してください。

【特徴】
丸のなかに目や口が現れ、「顔」になる。顔から直接手足が生えた「頭足人(とうそくじん)」も出現し、やがて胴から腕が出る人間を描くように。キャラクターをまねて描いたり、「友だちと遊んだ」「楽しかった」など経験・気持ちも表現。スーパーマーケットのチラシのように、時間や空間に関係なくさまざまな絵を並べて描くのも、重要な特徴。

カタログ期の子は、やりたいように好きなだけ絵を描ければ、「次はこんなふうにしてみよう!」と、どんどん積極的に描くようになりますよ。子供の表現が未熟に思えても、口を出さず応援しましょう。

https://kodomo-manabi-labo.net/child-picture-mind#anc12


エマの絵を見てみると、こっちの期の方が説明としては適切かなと思う☟

1~2歳

【特徴】
紙の上で遊びながら描き、クレヨンやマーカーの偶発的な軌跡を見て楽しむ。意図的に丸や渦巻きを描くようになり、同じところを何度も塗り潰して遊ぶことも。

『絵を聴く保育 自己肯定感を育む描画活動』(かもがわ出版、2016年)の著者で保育アドバイザーの土居桃子氏によれば、子供の描く「ぐるぐる丸」を通して豊かな会話が生まれるそうですよ。みなさんも、「ぐるぐる丸」を身近なものに見立てたり、「何を描いたのかな?」と想像してみたりして、子供と一緒に楽しんではいかがでしょう。

https://kodomo-manabi-labo.net/child-picture-mind#anc12


物を描いていないので、代わりに色を頼りに自己診断したいと思う。

使われている色は、

・ピンク(右側に多い)

・青(全体的)

・緑(左側に多い)

・真ん中の部分は3つの色が重なって、黒っぽくなっている

である。

これを診断してみると、

・右側にピンク
☞右側:右の方が外面的なもの
ピンク:ピンク色を多用する子供は非常に幸せな気分にあります。子供自身がいろいろなことに幸せを感じていて、心が充たされている状態です。


・全体的に青
☞全体的:右の方が外面的なもの、左の方が内面的なもの
青色:青色でも濃いい青色を好んで使う子供は、非常に集中力が高く自立に向かって動いている傾向が強くあります。それに対して薄めの青色を使用する場合、気分が晴れやかであったり、ちょっと眠かったりといった柔らかい気分のときです。また、青色は気分が参っていたり、気持ちが滅入っているときにも多用されがちです。


・左側に緑
☞左側:左の方が内面的なもの
緑:その効果を表すように、ゆったりとしたいとき、マイペースでいたいときに子供が好んで使用します。子供がこの色を多めに使うときは疲れていることを表しているので、注意が必要になります。


・真ん中が重なり合って黒っぽい
☞真ん中:真ん中は現在を表し
☞重ね塗り:強迫観念


・直線的な線
☞直線:このように直線的もしくは鋭角な表現は、子供が真剣に描いていることを現しています。


・赤と青という対照的な色使い
☞対照的な色使い:白と黒、赤と青、黄色と緑など色使いが対照的な場合、子供の心理状態も対照的なことを考えて揺れていると考えられます。


・線は細くない
☞子供の絵の力強さは、子供の自信を表しています。画用紙いっぱいに大きな絵を描いていたり、太い線で力いっぱい描いている絵は心配ありませんが、細い線で小さい絵を描きだした場合は要注意です。


という感じか…。

まとめてみると、

「表面的には幸せそうな感じと思われてるんでしょうけど、内面的には疲れてるんです。もう、どうしたらええねん⁉」

って感じですかね。

エマはしゃべり出すと一人でマシンガントークを繰り出すんですよね。でも、話し始める前はかなり物静かなんです。なので、内に結構秘めてる思いがあって、話し始めたら止まらなくなるっていう感じなのかなと思ってました。

遊び場に行く時はいつも一番後ろをトコトコ歩いている感じ。食べるのもかなり遅め。話に夢中になるといつも食事の片づけは最後になってしまう。(緑色のマイペース!笑)

元気な時は飛び跳ねたり、体を回転させたり、片足で立ったりして、その姿を「見て!」と言ってきます。

青色の「自立したい」っていう表現も結構分かるなって気がします。エマは他の子が何か良くないことをしているのを見ると、自分に対して「あれって良くないよね?」と質問してきます。笑

で、『そうだね、良くないよね』と返すと、「でしょ。私はあんなことしないんだから!」と言います。あと、「私は正しいよね?(Habe ich Recht?)」という質問もよくしてくる。

まぁ、内に秘めるタイプの子なのかなと思うので、引き続き聞き手として、エマが気持ちを吐露できる環境を作っていけたらなと思いました。内面的な幸せを気にかけて接していこうと思う。


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