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実習先で見つけた日本に関する絵本「ゆきは日本出身(Yuki kommt aus Japan)」!



👆表紙


👆作者紹介


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パパはゆきを毎朝幼稚園に連れていきます。Lisa先生は遠くから彼らに手を振ります。「おはよう!」と彼女は言います。これは日本語で、意味は「Guten Morgen!」です。このドイツ語の挨拶をLisa先生はゆきから学びました。ゆきは日本出身です。家では日本語しか話しません。でもドイツ語も話せます、なぜならゆきはドイツで生まれたからです。

挨拶の際にパパはLisa先生を前にしてお辞儀をします。出会ったり、別れたりする時にするお辞儀は日本で礼儀正しいのです。ゆきもお辞儀をします。「バイバイ、パパ!」と言い、友達の元へ行きます。


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朝食の時に、友達のTimoは興味深くゆきの朝ごはんを見ています。「それ何?」と尋ねます。「これはおにぎり。めっちゃくちゃ美味しいよ。食べてみ」とゆきは答えて、小さい箸と一緒におにぎりをTimoに渡しました。その交換でゆきはTimoのソーセージパンを貰いました。「美味いな!」と、お互いに食べながら笑いました。ゆきの母は毎朝特別な朝ご飯を作ります。パンではなくて、ご飯、野菜、卵、お肉、ソーセージ、魚、果物です。時々、食材で顔を形作ります。いつも美味しそうで、色鮮やかです。


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今日はゆきの母がゆきを幼稚園から向かいに来ます。Lisa先生の前でまた母親はお辞儀して、娘に質問します。「ゆき、ちゃんとお別れした?」。ゆきは礼儀正しくお辞儀して、「じゃあね」と言いました。ゆきは先生の元に行って、お別れのハグをします。この挨拶を他のドイツ人の友達にもします。


👆廊下にはお祭りの人形や壁画が飾ってあります。「気を付けてね」とお母さんは言いました。「この人形は遊び用ではないの。見ることしか出来ないの。」ティモは慎重にその人形を手に取りました。「素敵な人形だね」とティモは言いました。ゆきは着物を着て突然部屋に現れ、踊り始めました。「ママ、ちょっといい?これ一人じゃできない。帯ってめっちゃ長いもん。」「帯はそんなもんよ」とお母さんは言いました。「背中で綺麗に結ぶのよ。」「ティモ、見て!女王様みたいじゃない?」ゆきは誇らしげに、その場で回転して、着物をふわっとさせました。ゆきのお母さんはティモに、人形は持ち主を危険から守ってくれると信じられていることや、ひな祭りの時にひなあられを食べることを説明しました。


👆ティモは夕飯をゆきの家でごちそうになりました。テーブルにみんな座ります。夕飯はちらし寿司です。それは味付けされたとても美味しいごはんです。刺身もあります。「Räucherlachsの味に似てるかも」とティモは言いながら食べました。みんなは箸を使って食べます。ティモの為にお母さんはフォークを置きました。ゆきが「どうやって箸で食べるか見せようか?」と尋ねました。「いや、いいよ」とティモは言いました。「だって、自分で出来そうだもん。簡単でしょ。」しかし、ティモが思ってるほど、簡単ではありませんでした。「私の真似をしてみて」とお母さんが言い、どのように箸を持つのか見せました。デザートには「桜餅」が出ました。ピンク色に色付けされたお米の団子の中に、甘い餡が詰まっていて、軽く塩で味付けされた桜の木の葉でくるんであります。


👆日本では箸を使っていつも食べます。小さい子どもにとってはけっこう難しいかもしれませんね。食べ物は箸で掴みやすいように小さく切られています。調理の際には大きな菜箸を使います。

手巻き、巻き、箸、握り、みそ汁、米、桜餅、醤油、ひなあられ、緑茶、菜箸、豆腐、柏餅、子どもの日用の弁当


👆ティモは幼稚園での朝食の際に驚いたことがあります。「魚じゃん!」とティモは叫びました。「そうだよ。」とゆきは彼に説明します。「今日は子どもの日なの。今日家に来る?こいのぼりを見せたいな。庭にある旗を飾る棒に引っ掛けるの」。この1500年から日本で祝われている子どもの日は、子どもについての喜びが表現されています。この日は特に子ども達は甘やかされます。


👆ゆきの家の前には色鮮やかで立派な魚が泳いでいました。「日本では…」とゆきのお母さんがティモに説明しました。「子どもがいる家庭はこのようなこいのぼりを家の前に飾るのよ。家族の人数分ね。私たちの場合は4つ。大きくて黒いこいのぼりがお父さん、赤いのがお母さん、カラフルな2つが子ども達なのよ。」

「風に逆らって泳いでいるように見える」とティモは考えながら言いました。「そうね。」とお母さんは認めます。「日本では、子ども達には、風に負けずに泳ぐことが出来る魚のように強く育ってほしいということなの。それに加えて、家の中では侍が展示されてるのよ」。「凄いな!そういうの僕も欲しい!」とティモは言いました。


👆ゆきとティモは新聞紙を使って帽子を作りました。これを兜と言います。ゆきの弟であるけんは、作るのを手伝いました。「部屋に置いてある侍みたいだね。」とティモは言いました。そして、今回はカシの葉で包まれた、中に甘い餡が詰まっているお団子が出てきました。「カシの葉は堅実さの象徴なの」とお母さんは説明しました。「新年になって新しい葉っぱが芽を出すまで、カシの葉は冬に長い間木に付いているでしょ。」2人とも舌鼓を打ちながら部屋の地面に座っていました。お母さんは彼等に少量の緑茶を持ってきました。ゆきは笑いました。「ティモ、お団子は箸を使わなくていいの。手で食べるのよ!」ティモは安心しました。なぜなら、箸を使って食べるのは難しいし、団子はかなりべとべとしていたからです。


👆ティモは誕生日を祝いました。ゆきは誕生日に招待されました。ゆきは何をプレゼントするか決めていました。

~~~文字がぼやけていて読めないので省略~~~


👆ティモのお母さんがゆきのお母さんにどこで鮨を買えるのか尋ねました。ティモは日本料理を彼の友達に振舞いたがっていました。「私はジャガイモサラダとソーセージも大好きだけどね」とゆきは言いました。「私の大好きな料理の一つよ」。



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