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自分の「人(にん)」に合ったことをする!


やんちゃな子への対応を考えている今日この頃。


自分のことを振り返って見ると、自分は「真面目ちゃん」タイプだったので、学校生活において他人に危害を加えることはしてこなかった。

なので自分は、実習先で、他人の作った物を壊したり、他人を叩いたり、朝の会やご飯の時間にじっとしなかったりする子どもを見る度に、ただただ不思議に思う。

どうしてあんなことをするのか全く意味が分からない。

一応、大人として注意はするけども、その子の気持ちが分からないから、なんか芯を食ってないような気がする。

「あっちに行って!」とか「一緒に遊びたくない!」みたいな感じで、3歳の男の子が他の子どもを叩いてるのを見たことはある。言葉よりも先に手が出てしまうパターン。これは理解できた。

一番理解できないのは、相手が「やめて!」と言ってるのに、何故かその行動をやめないことである。で、その時にちょっかいを出してる子が笑っていて、個人的にはゾッとしてしまう。

人が嫌がることをやって、笑っているという神経が、自分には理解できない。

暴走族と同じで、注目を集めたいからやるのだろうか…?


実習先の朝の会でおりんを3回鳴らすのだが、他の子どもがおりんを叩く度に、そのやんちゃな子も「ド~ん!」って声を発するのである。

自分としては、なぜ発するのかが、意味が分からない。音に敏感だったり、音に反応してしまうってことか?

個人的には、皆が「ド~ン!」って発してたら、その子はやらないんだと思う。おそらく、自分一人だけが「ド~ン!」って言って、目立ってるというか、「他の人と違ってるぜ」みたいな感覚が良いのだろうと思う。

先週の水曜日に相撲を紹介したけど、その子は自分と勝負しようとはしなかった。コッチが何度も誘ったが、断ってきた。他の子ども達とは相撲をしていた。

で、次の日の木曜日に鬼ごっこして、その後にもう一回相撲を紹介した。そしたらその時は、他の子どもとチームになって、自分に勝負を挑んできたのである。

この一連の流れから思うに、水曜日に自分との勝負を断ったのは、「自分一人だと負けるから。それが嫌だから。」という心情だと思う。で、木曜日に勝負を挑んできたのは、「チームを組めば勝てる」と思ったからであろう。(結局、少年3人vs自分で相撲をして、自分が勝ったけど…笑)

だから、Thくんもそれなりの戦略というか、なにかしらの意図を持って行動しているのではないかと思うのである。


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対応のヒントを得ようと、プロフェッショナルに取り上げられていた人達を見て、多くの学びを得た。


この人達を見て思ったのは、相手との関係性を大事にしているということ。

その関係性の築き方に関しては、

・先生ぽくない、大人ぽくない感じで、相手と対等な関係を築く

・長い時間をかけて、相手の信頼を得る

・相手を気にかけて、交流の機会を積極的に作っていく

・相手からの言葉や言葉以外のメッセージに気を配って、コミュニケーションをしていく

という感じが共通していると思った。

でもやっぱり最大としては、

相手と接する時の笑顔なんですよね。


引きこもりとか、不良とか、上手くいかない犬や子どもに対しては、叱ったりして、ムスッとした顔になりがちだと思うんですけど、上記の人達は常に相手に対して笑顔で接していたなと思います。

(もちろん、編集とかの影響もあるんだろうけど…)

その笑顔が出ることによって、上記の共通点が効いてくるのかなと思う。

しかも、その仕事がその人自身に合っているというか、その人の(にん)を最大限活用している感じがして、それが笑顔になって現れていると思う。その笑顔が相手を幸せにして、幸せになった相手を見て、本人たちも幸せになっているんだから、良い循環だなと思う。


この記事の最初の方で、やんちゃなThくんの相撲の対応に、水曜日と木曜日で違いがあったことを書いたが、もしかしたら、

・水曜日➡相撲がThくんとのその日初めての遊びだったので、関係性が築けてなかったから、自分の相撲の誘いを断った。

・木曜日➡相撲をする前に鬼ごっこで遊んだことによって、Thくんとはある程度関係性が築けた。だからこそ、「1対1は嫌だけど、他の子と一緒ならやっても良いか」と思えて、3人でチームを組んで自分と相撲をした。

とも考えられるかなと思った。

この前提に立つと、やはり、その子とどれだけ関係性を築けるのかが最大のポイントだなと思った。


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プロフェッショナル仕事の流儀の過去放送を見ていて、この記事が気になった☟

この20年で、崩壊したクラスを次々と立て直してきた小学校教師・菊池省三。クラスを再生させるとき、菊池が大事にしているのが、「自信が人を伸ばす」という流儀だ。

「自信がないから、友達をいじめたり、教師に反抗的になる」と言う菊池。「自信」を持たせることこそが、学級崩壊やいじめをなくす秘けつだと考えている。

そのため、菊池は子どもたちを褒めることにこだわる。何気ない仕草やちょっとした表情など、ささいな事までも、きちんと褒める。また、教師が褒めるだけではなく、子ども同士でも褒め合う機会を毎日設け、自分の良さや友達の良さに気づかせる工夫を重ねている。

https://www.nhk.or.jp/professional/2012/0716/index.html


自信を付けさせることが大事なのか…


確かに、自分の大好きなドイツのコメディー学園ドラマで、

「良い先生というのは、生徒達に対して、彼らが何を出来るのかを示すものです。」

というセリフがあったし。


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「やんちゃな子への対応を見直す為に見たモノ」系の5つの記事を振り返って、一番強い衝撃だったのは、井本さんの過去の話である。


怒るタイプじゃない人が、責任感から無理矢理怒りモードに入ってしまうと、暴走してしまうなと思った。

怒るというのも一つの道具なので、その使い方を間違えると危ないのだと思う。ましてや、その扱い方に慣れてない人が使ってしまったら、悪い結果になるのは当然である。やっぱり、慣れてる人が使った人が良いと思うし。

自分の人(にん)として合っているのは、「子ども達を楽しませる」みたいなところだから、「鬼ごっこに昇華させた」みたいなことを、エンターテイナーとしてこれから量産していけたら良いなと思う。

自分としては、「パリのアメリカ人」でジーンケリーが”I got rhythm”を歌いながら、踊っているシーンみたいに、子ども達と接することが出来たら最高だなと考えている☟

ジーンが子ども達に指で合図していくシーン(1:16~)。1:23のところで返事した少年が、合図無しで答えてしまった時(1:30)の、ジーンのリアクションはまさに神対応!

一旦ジーンもびっくりして後ろを振り返り、子どももどうしようと両手で顔を覆ってしまうが、咄嗟に指さしてもう一度答えさせる。その後、子どもが申し訳なさそうに俯いているが、1:56でジーンが「大丈夫だよ!」と言ってあげてるような行動をとっており、ジーンの優しさが溢れ過ぎてて泣けてくる。

ジーンケリーがタップダンスの可能性を広げたように、自分も森の幼稚園の可能性を広げたい

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