見出し画像

実習先のドイツの森の幼稚園における保育士人数と対応できる子どもの人数について


今日と昨日の実習は上司のフローリアン、L先生、自分の3人体制で15人前後の子ども達を保育した。

時間的には、昨日が8時30分から14時30分、今日はL先生が昼に予定があるということで8時から13時までの労働時間だった。

シフト表では昨日と今日は5人体制だったのだが、2人の先生が今週ずっと休みになるとのことだったので、3人体制になってしまった。まぁ、無事に過ごすことは出来たので良かったのだが…

で、今日の実習中に上司のフローリアンに「大人一人当たり何人の子どもが対応できるようになってるん?」と尋ねると、『色々複雑なんだけど、まとめられた表があるからそれを渡すわ』と言って、画像を貰った☟



この表の数値は全ドイツで一致しているわけではなくて、この実習先独自のものらしい。しかし、ドイツの法律に準じてはいるみたいなので、そこまで大幅にはハズしていないらしい。

画像がドイツ語なので、和訳して個人的にまとめ直します☟

(グループ主任、副担任、補助先生はErzieherの資格を持っている。「FSJやBFDをしてる人、保護者、Ausbildung生、実習生」が属する『付添人』はErzieherの資格を持っていない。)

・場合①大人1人に子ども約6人

グループ主任、副担任、補助先生☞20人の子ども達&森に行って良い

・場合②大人1人に子ども5人

グループ主任、副担任、補助先生、付添人☞20人の子ども達&森に行って良い

・場合③大人1人に子ども約6人

グループ主任、副担任、付添人☞20人の子ども達&森に行って良い

・場合④大人1人に子ども6人

グループ主任、副担任☞12人の子ども達&バウバーゲンのある場所にとどまらなければならない

・場合⑤大人1人に子ども約6人or大人1人に子ども5人

グループ主任、補助先生、補助先生☞20人の子ども達&バウバーゲンのある場所にとどまらなければならない

グループ主任、補助先生、補助先生、付添人☞20人の子ども達&バウバーゲンのある場所にとどまらなければならない

・場合⑥大人1人に子ども約6人

グループ主任、補助先生、付添人☞20人の子ども達&バウバーゲンのある場所にとどまらなければならない

副担任、補助先生、付添人☞20人の子ども達&バウバーゲンのある場所にとどまらなければならない

・場合⑦大人1人に子ども6人

グループ主任、補助先生☞12人の子ども達&バウバーゲンのある場所にとどまらなければならない

副担任、補助先生☞12人の子ども達&バウバーゲンのある場所にとどまらなければならない

・場合⑧休園

グループ主任、付添人☞保育は行われない

・場合⑨休園

補助先生、補助先生、付添人☞保育は行われない

・場合⑩休園

補助先生、付添人☞保育は行われない


こうしてまとめると、大人1人に対して子ども達の人数は5~6人になっていることが分かる。また、グループ主任と副担任が揃い、そこに誰かが加われば森での活動が出来るということが読み取れる。

今日と昨日の実習は「場合③」にあたる。L先生がグループ主任、フローリアンが副担任、自分が付添人なので、20人の子ども達を保育して良いし、森に行って良い。


日本の保育士基準は、

国は4月に保育士1人がみる4、5歳児の数を現行の「30人」から「25人」とし、より手厚い保育を目指す。76年ぶりの基準見直しとして注目される一方で、保育現場では「見直しは不十分」という声が上がる。

保育士がみる現実的な人数は? 25人に基準改善しても「不十分」

となっており、「保育士1人に対して子どもが25人」というのは、このドイツの森の幼稚園の環境にどっぷりと浸っている自分にとっては『有り得ない』という思いを持ちます。

まぁ、室内と屋外の違いはあるとは思いますけど、室内でも25人の子ども達を相手にしようとは思わないし、もしその25人の子ども達が自分の言うことに従ってくれたとしても、その姿は自分が求めているものではない。そういう先生像をそもそも目指していないので、やっぱり自分はドイツで森の幼稚園の先生として生きていくのが性に合ってるなと再確認した。

このグラフは結構当たってるなと思った☟


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?