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【脚が変形した話⑤】短期間で症状進行、松葉杖生活スタート 

このお話は膝関節変形症と股関節変形症をダブルでやってしまった人間の現在進行形のお話です


ブロック注射を受けた後は脚全体が妙な感じがしましたが、すこぶる調子良く久しぶりに普通に歩くことができました。
体重乗せても痛くない、凄い!
よっしゃ、買い物行っちゃえ!
久しぶりの感覚で歩き方がおかしいけど!

しかし、夜…
痛い…
股関節は熱を持ち、膝と足首も圧痛…
これが本来の姿かと、己の状況をしみじみと感じることに。


それから次の週までの間、歩行できる数は益々少なくなり、仕事どころか日常生活もままならなくなり、当然車の運転も危うくなってきました。
やばい…手摺りがあっても歩けない…
「どうでしたー?注射、効いたでしょ☆」と陽キャ先生の明るさに救われましたが、実はかくかくしかじか…
「うーん、実はですねえ…レントゲン見させていただいたんですけど…」
写り方もあるのでしょうが、以前の病院で撮影してからそんなに日が経っていないのにその間にも変形が進んでいました。
「松葉杖あったほうがいいですね、あなた」
「はあ…」
「それと足の動きを診たんですが、注射の効果といい、不具合や痛みの原因が股関節からきていると思われます。早めに専門の先生の診察日を予約しますね」

どうやら私の場合は、最初の痛みがあった膝も変形しているとはいえ発端は股関節を庇っての結果だったようです。短期間で股関節の変形が進んでいることもわかったので脇の下に挟むタイプの松葉杖をリハビリセンターでレンタルし、立ち仕事をしていた職場へ連絡。
立って何かをすること自体が難しくなってしまいました。

でも、この後に股関節の専門の先生に診ていただいてから一気に話が進んでいくことになります。

しかし松葉杖って凄いですね。
不便な反面、負荷をかけないので痛みが和らぎました。
ただ、「どうしたの??」って見た人から心配される率は100%ですが。
このまま痛みが消えてくれないかな~と思いましたが、慣れて来ても夜には関節が熱をもち、就寝中にも激痛が。
なかなかうまくいかないものです。

そうしている間に1週間が過ぎようとして、専門の先生に診ていただく直前に実家の母と電話で話をしていたら、
「あー、そういえば私の姉さんが股関節の手術後も具合が良くなくて何か月も薬飲んでたわ」
…は?
ちょ、ちょっと待ってください。
実は実母も人工股関節の置換手術経験者なのです。

「ちょっと待って、叔母さんも手術したの?」
「そうよ、私の手術の後に私が手術した病院の系列が姉さんが住んでいるほうにもあって、そこでしたのよ。でもさあ、退院してからも痛い、痛いって大変だったの」
…。
嫌な予感がしました。

「あのさ、母さんの股関節の手術は、そもそも昔の脱臼が原因だったんだよね?」
「そうよ」
そう、まだ母が産まれたばかりの頃、母は股関節を脱臼しており母と歳が離れた姉(当時中学生)が覚えていたのです。

「脱臼して中途半端になったまま育ったのが変形の原因、って言ってなかった?」
「うーん、というか元気なほうの関節もちょっと浅いって先生が言ってた気がするけど覚えてないわ、ははははははははは」

それ、骨盤の変形の遺伝じゃないか…
ひょっとすると私も…?
ただの使い過ぎじゃなかった可能性がいきなり出て来ました。

そうして、やっとのことで専門の先生の診察を受けることになります。

【脚が変形した話⑥】救世主登場!アナタハ人工関節ヲ信ジマスカ~?へ続く


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