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網膜剥離になりました 経過レポ1 病院に行くまで

2017年8月に、裂孔原性網膜剥離発症し、治療の結果、現在は元通りの生活を送っています。経過レポを書くことにしたきっかけはこちら。

網膜剥離と診断される前日。仕事中、視界の上方、中央よりやや右寄りの部分に、小さな影のようなものが見えました。メガネが汚れているのかな?と拭いてみたり、目が疲れたのかな?と目をしばらく閉じてみたり。そうすると影は消えたような気がして、特に深刻なことだとは思いませんでした。

しかし、帰宅の際に車を運転している時、明らかに視界に違和感があると感じました。メガネの汚れではない。メガネをかけても外しても、右目で見たときにだけ、視界に影が現れる。視界の違和感が気のせいではなかったことに少し動揺しながらも、まだ大したことではないだろうと思い、また、そう思いたかったこともあって、帰宅後、いつも通りに夕食の準備をしました。

夕食後、テレビを見ていると、心なしか、影が大きくなっているような気がしました。ここで初めて、夫に視界に入る影について相談しました。そんなの気のせいだよと言われると予想していたし、そう言ってほしい気持ちもありましたが、夫は、絶対病院に行くべきだと言いました。ネットで少し検索しただけでも、視野に欠損があるのは重大な疾患であることが多いと書いてあるとのこと。そんな大げさな、と思いましたが、病院に行って何もなければそれに越したことはないし、と、翌日仕事終わりに眼科を受診する事にしました。

私は、化学分析の仕事をしていますが、翌日、通常通り作業を進めていると、溶液を計り取るピペットという器具の目盛りが読みにくくなっていました。日常生活ではそれほど違和感を感じなくても、小さいものにしっかりピントをあわせて見てみると、視界に見えない部分があるということがよりはっきりとわかります。実際に調製した液を分析にかけると、やはり、いつものようにうまくいきません。目盛りがきちんと読めないので当然です。

これはまずいと急に心配になり、職場の先輩に相談しました。急に「目が見えない」なんて言って驚かせてもいけないと思い、雑談の合間に軽口のように言ってみました。すると先輩は、それは本当に大きな病気の可能性があるから、仕事は他の人に任せてすぐ病院に行くように、と言ってくれました。

時刻は、昼休み前。仕事を引き継ぎ、午後休の申請をして、すぐに近所の眼科に行くことにしました。

経過レポ2につづきます。

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