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オッペンハイマー

{シネマガイド}
小学2年生、8月6日広島に、9日長崎に新型爆弾が落とされた。と大人たちから聞かされた。
広島で約14万人、長崎で約7万人が亡くなった。
広島上空にやってきたB29エノラゲイは大人から聞いて今でも覚えている。
8月15日、日本は、戦争に負けた。


オッペンハイマー「原爆の父」栄光と悔恨の人生。
太平洋戦争も中盤、オッペンハイマーは、アメリカ軍幹部から原爆の開発、製造のプロジェクト「マンハッタン計画」への参加を要請される。
彼は、そのリーダーとなり、ニューメキシコ州の砂漠に研究所が設立され全国から優秀な科学者が集められる。
1945年5月ナチスドイツが降伏する。
未だ戦い続ける日本に目標が向けられる。
やがて、研究、開発が実を結び、核実験が行なわれ成功する。
実験成功を喜ぶ科学者、政治家、そして軍関係者。
しかし、オッペンハイマーは、一抹の不安を感じている。
米国大統領は、日本を無条件降伏に追い込み戦争を終わらせるため広島、長崎に原爆投下を命令。
大量の死者を出した。
太平洋戦争は、終結した、
無残に焼け焦がれた戦禍の悲惨な情景はこの映画にはなかった。
IMAXに写る無残な画像に観客は耐えられない。ましてや昭和二桁生まれの日本人には。)


その後、オッペンハイマーは、水爆開発に核兵器が甚大な被害をもたらすことを憂慮して反対する。
大統領にも核兵器の管理を提案するが、弱腰となじられ無視される。
また、妻や弟が共産主義の関係者であったことから繋がりあったのではと公職から追放される。
(上映時間3時間の長丁場は、年寄りの膀胱は耐えられない。
チケット売り場で係員にトイレに近い席を尋ね前方の出口に近い席をとった。
IMAXの初体験は、字幕を追っかけるのに視線を早く動かさねばならない。
それに、音響が、身体全体に振動してヘリコプターに搭乗してる圧迫感があった。
見終わって78年前に起こった大量殺人の爆弾を発明開発した人の心のうちに入ってみることが出来たか)

映画「オッペンハイマー」
米アカデミ賞7部門受賞
監督:クリストフアー・ノーラン
主演:キリアン・マーフイー






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