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落下の解剖学

{シネマガイド}
フランスグルノーブルの山荘にドイツから移住してきた夫婦と男の子。
妻は、人気作家のサンドラ。朝からインタービュ中。
夫は教師であるが小説家を志しているサミュエル。
子どもは、或る事故で弱視になったダニエル。
そしてダニエルの愛犬。

雪の積もっているある朝、ダニエルは、愛犬をつれて散歩に出かける。
散歩から帰って来ると山荘の前、雪の上に父親のサミュエルが3階のベランダから落ちて死んでいるのを見つける。
妻のサンドラが、3階から夫を突き落としたのではないかと殺人罪で起訴される。
裁判所で、夫婦間の秘密が次々と暴かれていく。
サンドラは、昔の知り合いの弁護士の助けを借りる。
夫婦は、日常的に小説が売れてる妻と小説が書けない夫との間で言い争いが耐えない。夫は、精神的にダメージを抱え神経を病んでいる。
妻は、気丈である。夫は、いつも妻にやりこまれていた。
法廷では、様々な関係者が証言台に立って夫婦間の出来事が暴かれていく。検察、証言者、弁護士とめまぐるしく暴かれる中にあって妻のサンドラは、時に感情を露わにし、また冷酷に真実を話す努力をする。

最後に弱視の息子ダニエルが証言する。「父親が、いつか死ぬときがやってくると言っていた」ことを証言する。
妻のサンドラは、無罪となる。
弁護士にお礼にとあるレストランで彼を労う。箸を使って魚の骨を取り、酒をオチョコで乾杯をする。(何で日本料理?)

落下の解剖学



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