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【本要約・書評📚】本田直之『パーソナルトランスフォーメーション「コロナでライフスタイルと働き方を変革する」』

※この記事は「【書評・本要約・音声配信ラジオ】聴きながすだけで学べるキクホン」(standfmYoutube)の台本となります。本編が気になる方、実際の収録を聴きたい方は、下記のラジオをお聞きください。

>>>聴き流すだけで学べるキクホン

◾️テーマ
コロナ時代の生き方・働き方

◾️ご紹介する本
本田直之『パーソナルトランスフォーメーション「コロナでライフスタイルと働き方を変革する」』

◾️今回学べること
「コロナ時代の生き方・働き方4つのコツ」
①時間を浪費するのではなく、投資にまわせ
②お客さんとダイレクトにつながれ
③消極的選択ではなく、積極的選択をしろ
④固定費を減らせ

◾️この話を最後まで聞くメリット
「コロナの新しい生活様式のなかで、どうすれば充実した生活が送れるのか、成長できるのか」がわかります。

◾️こんな方にオススメ
・テレワークになって時間の余裕ができたけど、何をしたらいいかわからない
・正解がみえなくて不安、この先いったいどうなっちゃうんだろ…

◾️この本の結論


「アフターコロナ時代には、まだ正解がない。最も危険なのは、じっとしていること」。

「こういうときには何をしなければいけないのかというと、どんどん動いていくこと。何かアクションを起こす。手数を増やしてみる。」「最も危険なのは、じっとしていること。待っていることです。」どうして、待っていることが危険なのか。その理由は「じっとしていても、何も起きないから。何も得られないし、何も成長できないから」。

アフターコロナ時代は何が正解だかわからない、なら手数を増やして行動しようといっているんですね。
これは「お手付きなしの早押しクイズ」と攻略法が一緒と考えるとわかりやすい。

正解は別に1つではないので、たまに当たるし、たまにはずれます。で、早押しクイズを攻略するのに1番やっちゃいけないのは、考え込んでボタンをおさないことです。ボタンを押さない限り、正解にたどりつくことは決してないわけです。別にお手付きはないわけだから、ボタンを押さないのは完全にもったいないんですね。

本田直之さんは、こんなコロナの状態の中で大切なのは「実験」だと言っています。実験には失敗も成功もある。正解がないコロナ時代でどんどん実験していこう、これが本書の結論です。

◾️「コロナ時代の生き方・働き方4つのコツ」


①増えた時間を浪費するのではなく、投資に回せ

2020年、2021年、コロナの影響で仕事が在宅ワークになって通勤しなくてよくなった、仕事が減って残業しなくてよくなった、職場の人が定時で早く帰るようになった、付き合いの飲み会がなくなった、その結果、「自由な時間がすごく増えた」という方は多いのではないでしょうか。皆さんいかがでしたか。

わたしも残業が減って、飲み会が減った分の時間が増えたなーと実感しています。
で、このコロナで増えた自由な時間をどう使うかで人生が大きく変わると、本田直之さんは指摘しています。もし、自由な時間が増えたという方はその増えた時間をどのように使ってましたか。

「時間、増えたはずなんだけど何に使ったかはよく覚えてないな…」という方は無意識に時間を浪費しているかもしれません。ニンテンドースイッチでゲームしてた、スマホでSNSずっと見てた、マンガを一気読み、ずっとネットショッピングという方はこれ完全に時間の浪費ですね。

ところで、この本の中で「コロナの中で収入は減りましたか、増えましたか」というアンケートをとっているんですね。いったいどんな結果になったと思いますか。半分くらいの方が収入が減ったと答えている一方で、なんと1~2割の方が収入が増えたと答えているんですよ。

この結果について、本書では「時間をお金に換えていた人たち、時給で働いていた人は収入が減り、価値をお金に換えている人たちは収入が増えた」こう分析しているんですね。

「価値をお金に換えてきた人」、たとえば収益性のあるYouTubeチャンネルを持っていた人や、電子書籍をたくさん出版している人などは収入を増やしました。役に立つ情報という価値を提供する人たちですね、コロナでステイホーム、家で過ごす時間が多くなる中で、簡単なレシピ動画や自宅でできるヨガ・エクササイズなど動画を配信したYouTuberが一気にチャンネル登録数を増やしました。「コロナで外に出れないし、暇だなー、とりあえずYouTube観よ」という人、めちゃくちゃ多かったですよね。だから、このニーズに対して価値を提供した人たちは収入が伸びた。

で、こういう動画を配信しているのは自宅エクササイズであれば、本当はリアルなジムを運営してるんだけど、「コロナで全然お客さんが来ねーよ、暇だなーどうしよ、よし、自分が教えられる自宅エクササイズをユーチューブで配信してみよう」と思って実際に行動した人なんですよね。まさに、「コロナで増えた自由な時間を投資」した人。こういった人が成功している。一方で時間を浪費した人の収入は減りました。

長くなりましたが、時間の使い方の部分はコロナの生き方の中で、めちゃくちゃ重要で差がつく部分なので熱く語りました。増えた時間を投資する人と、無駄に使う人でその差は今後ますます開いていきます。

②お客さんとダイレクトにつながれ

たとえば、あなたが温泉旅館の女将だったとします。厳選かけ流しの湯が自慢で、とろとろの美肌の湯です。ミシュラン星付きの店で修業した板前によるだしのうまみを生かした料理も評判です。これまでは、お客さんを呼び込むために、じゃらんとか楽天トラベル、一休.comのように大手旅行サイトに登録して予約してもらうのが一般的でした。

だけど、このコロナで予約はどんどんキャンセル!「このままじゃ売上がヤバい、どうしよ」というこんなシチュエーションであなたなら売上アップのためにどうしますか。

以前は物販もAmazonや楽天など巨大なプラットフォーム通さなくてはできませんでしたが、いまでは、YouTubeやライブアプリを使ってよりお客さんとダイレクトにつながることができます。温泉旅館の女将でなくても、サラリーマンでもこれは一緒です。電子書籍やメルマガ、BASEを使ったネットショップなど誰でも簡単に商品を作って、お客さんにダイレクトに売れる時代になっているのです。これを利用して成功する人と、利用しないでただコロナの回復を待つ人で全然将来の状況が変わります。

③消極的選択ではなく、積極的選択をしろ

消極的選択とは、本当は選びたくないんだけどしょうがなく選んでいる状態。たとえば、人付き合いをかんがえてみると、職場の同僚、学校のクラス、親戚などは自分で完全に選ぶことが難しい付き合いで、消極的な選択で選んで仕方なく付き合っているケースが多いでしょう。それに対して、積極的選択は自分からすすんで、自分が好きで選んでいる状態です。

たとえば、「休日誰と食事をするか、どのオンラインサロンに所属するか」などは自分から積極的に選ぶ付き合いですよね。コロナで職場や学生時代の飲み会がほぼなくなって、職場での人間関係がまえよりも薄くなったという方も多いではないでしょうか。

これまで消極的になんとなく付き合っていた人間関係、それにかける時間やお金が浮いたわけです。その浮いた分は、自分がいいなと思ったコミュニティや趣味に時間をかけたほうがいいということ。

2020年、わたしもあるYouTubeの有料コミュニティに月額3,000円払って入り、いろいろと勉強しましたが、とてもためになったなと感じています。こんな感じで付き合うコミュニティもオンラインで自由に選べる時代です。積極的にコミュニティを選んでいきましょう。

④固定費を減らせ

固定費というのは、会社フロアや飲食店だとお店のテナント料だったり人件費のこと、自分の生活を考えると、家賃や携帯の通信料、サブスクの料金など、月に払う額決まっているお金のこと。コロナで飲食業やライブハウスなど箱を持っているリアルビジネスは大きな痛手となりました。そんな中で、固定費を持たないビジネスが大きく伸びました。

たとえば、飲食業では、店舗を持たずにUber Eatsなどデリバリー専門で料理を提供する、店舗を持たない「ゴーストレストラン」が伸びました。固定費があると、やっぱりコロナのようなことが起こり、売り上げがストップすると一気にビジネスがつらくなってしまいます。

それに対して、固定費がないビジネスはこうした危機でも安心です。わたしたちの生活でも家賃の高い都内タワーマンションに暮らしていた人やぎりぎりでローン返済をしていた人は、コロナで収入が減ってしまって、家賃・ローンが払えなくなってしまった方も多いのだそう。

ビジネスもプライベートでも、固定費をとことん減らして、スリム化するのが、危機に強く、コロナが今後なかなか収まらなくてもやっていける体制を作ることができます。

いままで、リアルな場を持ってないとできなかったビジネスもネットだけで自宅でできるようになっています。たとえば、セミナー講師の仕事もこれまでは会場が必要だったけど、いまではYouTubeやZoomを使って固定費をかけずにできますよね。

キクホンのこのチャンネルもまさにそうで以前は会場をかりてリアルでやってたこともあるんですよ、だけど、「あれ?これYouTubeでできるんじゃん!オンラインなら会場代もかからないし、みんなも好きな時にきけるからよくね」と思ってはじめました。変化が激しいコロナ時代では、固定費をかけないことが生き残るうえで超大事です。

◾️まとめ


ご紹介したコロナ時代の働き方4つのコツの中で、圧倒的に大事なのは「増えた時間を浪費するのではなく、投資に回す」こと。
2020年コロナ時代元年で、これをしっかりやった人は大きく伸びたし、成功の種をまくことができたはず。

わたしも、2020年にYouTubeをはじめ、スタンドエフエムやhimalayaでの音声コンテンツ配信をはじめました。いまからでも全然間に合います。9割の人はコロナという状況にもかかわらず、何もこれまでと生活様式を変えていないし、増えた時間を投資に使っていません。

ピンチはチャンスです。コロナという未曽有のピンチを「うわーどうしよ、どうしよ、早く収まってほしい」と受け身になるのか「コロナだからこそ、この分野にチャンスがある」と思って積極的に自分から行動するかは、あなた次第です。

※この記事は「【書評・本要約・音声配信ラジオ】聴きながすだけで学べるキクホン」(standfmYoutube)の台本となります。本編が気になる方、実際の収録を聴きたい方は、下記のラジオをお聞きください。

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