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富士山なんてなかったんや!河口湖周辺美術館巡り日記

本日は河口湖周辺の観光…なんだけど天気はあいにくの曇り。近くまできても富士山はさっぱり見えないので、遊覧船とかロープウェイとかはまたの機会に行くことにして、今回は美術館を回ることに。

まず行ったのは河口湖美術館。コレクション展は富士山の絵画たち。これまで幾度となく描かれてきた富士山は、ありきたりな描き方では陳腐なものしか出来上がらないし、何より実物が偉大で美しい。それにどう向き合っていくかという戦いを見ることができるモチーフだと改めて感じることのできる展覧会だった。

次は久保田一竹美術館。独特の手法を使った染め物による着物の展示。特徴的な美術館の建物も良かったけど、何より作品に驚かされた。絞った部分に色を塗っていくという、通常の着色とはまったく異なる方法なのに、精密な色彩となっていて、絞ったことによる立体感にも驚いた。

続いては山梨宝石博物館。宝石の展示といえばこれという感じのオーソドックスな展示ながら、宝石たちのガラスケースは全体で何かの結晶に見えるくらい整然と並んでいた。
ミュージアムショップの宝石見るのも楽しくてついつい衝動買いしてしまった。

河口湖北原ミュージアム

近くまで歩いてきたから入っておくかくらいの気持ちで入ったけど、とても良かった。

なんでも鑑定団でお馴染みの(お馴染みなのか?)北原さんのおもちゃを中心にしたコレクション。コレクションというと、価値があるものを集める、他の人よりもたくさん集めるということに主眼が行きがちなように思う。SNSとかですぐに他の人と比べてしまうからとか、理由はいくつかあるんだろうけど、このコレクションに関しては本当に好きだから集めてるんだろうなあと思わされた。

展示されている膨大なコレクションは、ものすごく価値があるものも多く、かなり網羅的に集められたものもあるだろうけど、それは集めている当人からしたら好きなものを探し集めた結果に過ぎないのではないかと思った。おもちゃのこと全然詳しくなくても笑顔になれる幸せな空間だった。

それにしても河口湖には外国人観光客がたくさんいて、駅前のコインロッカーは900円からとかしかなくて(駅から少し歩いて400円のところを見つけなければクソ重いリュックを背負ったまま観光するところだった)、飲食店はインバウンド向けの店ばかりでうーむとなるところがあった。ただ、広々していて観光地も分散しているので駅前以外はそれほど混雑を感じることはなかった。

次は富士山が綺麗に見えるタイミングを伺っていきたい。それでは。

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