大地の芸術祭2024を日帰りで楽しんだ日記②十日町編
今回は新潟の大地の芸術祭十日町編。
十日町エリアの情報を見ていたら、ジェームズタレルという芸術家の建物があるということで、なんとか行けないかと考えていた。もちろんタクシーが確実なんだけど、レンタサイクルでも行けないことはないなと思い、電動自転車で向かうことに。道中にも作品が点在していたり、信濃川や広大な水田が見られてよかった。…けど、上り坂はだいぶキツいし距離もあるので、電動自転車でもヘトヘトに。やはり車を活用する方が無難だと思った。
ようやくたどりついた光の館。和室の天井が移動式になっていて、日中晴れている場合はオープンになって青空を眺めることができる。自然光も含めた光の演出によって、見慣れているような風景や和室の魅力を再発見できるような建物だった。
作品でありながらここに宿泊することもできて、施設利用料3万円と宿泊料1人5000円(平日)と1人頭比較的リーズナブルだしいつか泊まってみたい。ただ、大人数で予約するか少人数同士の相部屋のような形で泊まる必要があるので、ご注意を。
続いては越後妻有里山現代美術館MonETへ。現代美術の作品というと最近は環境とか平和とか平等とか、壮大な問題を取り上げるイメージがあるけど、この美術館のテーマの中心はあくまでこの地にあるように感じた。写真にはないけど、クワクボリョウタの『LOST #6』は、暗闇の中ライトをつけた電車が走り、ライトに照らされた影が風景を見せる作品だった。影の元となるのは身近なものを使っているように見えるのに、とても繊細で美しい様子が見られてよかった。
この美術館には温泉も併設されていて、汗だくだったので入ろうかと思ったけど日帰りのためには時間に追われてしまって泣く泣くスルーした。近くの道の駅でお土産を買ってレンタサイクルを返却、6時間にわたる青春18きっぷでの帰路についたのであった…。
日帰りで回ってみたけれど、まだまだ行きたいところはたくさんあったので、もっと計画的にして、最低でも1泊して回るのがいいかなと思う。それでも風景に調和した素敵な作品が並んでいたし、芸術祭の期間外でも多くの作品が見られるようなので、ぜひ行ってみてほしいなと思った。それでは。
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