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自民党の差し替え基準が謎な件

差し替えについて、公募対象の選挙区を決めるプロセスなどにいくつか疑問を感じます。

■なぜ惜敗率順で線引きをしないのか
一番納得感が得られるのは、惜敗率で線引きすることだと思います。
すでに公募中の選挙区を除く前回の結果を並べてみると

13宗清
19谷川
  3渡嘉敷
  4中山★
  2左藤
11佐藤★
12北川★
  1大西
17岡下★
15加納★
  8高麗★

となるわけですが、左藤と大西が対象とならなかったことに説明がつくのでしょうか。

■19谷川が対象とならない不思議
過去4度の出馬で一度も選挙区当選したことがない谷川が対象とならないのに、選挙区当選したことがある4中山、11佐藤が対象となるのは本人らに納得いく説明ができるのでしょうか。
差し替えの目的を「小選挙区当選」としたときに、少なくとも、宗清~佐藤の間で谷川はその可能性が最も低いわけです。

■地方議員は対象にしなくていいのか
刷新本部が作られた理由は、大阪府連の改革のはず。
であれば差し替えの対象が衆院支部長のみというのは、刷新と呼ぶに不十分ではないでしょうか。
大阪府下の各地方議会選挙で刷新本部が候補者を選定するのであれば分かりますが、刷新本部が動き出したタイミングを考えると、地方議員は対象にしないと考えてよさそうです。
これでは府連の刷新なんて嘘で、「衆院支部長差し替え本部」に過ぎません。


差し替え対象となった支部長らはとても怒っており、なぜ自分たちが対象となかったかの理由が十分に説明されていないとのこと。
仮に情勢調査の聞き方が「次回あなたは[現支部長名]か維新候補のどちらに投票しますか?」であるとすれば、現支部長個人に対する評価を正確に反映した数字が出るわけがありません。

本部が介入して粗末な手順を踏むくらいであれば、これこそ党内予備選で選定することで全員が納得できる結果になるのではないでしょうか。

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