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【番外編】スポンサー獲得事例⑤〜アマチュアボクシング〜

 今回は実際に手紙を出した後、企業様からご連絡を頂いた際における留意点を説明致します。




〈アポイント獲得における留意点〉


 手紙送付後は我慢との勝負になります。

 「レターパック等で追跡をかけて届いた事が確認出来るのに連絡が来ない。」
 「もしかしたら代表まで届かず捨てられちゃったかも。」
 「もう1週間経つ。ダメだ。あんなに頑張って書いたのに…。」

 そんな事が頭の中をぐるぐる駆け巡ると思います。一生懸命に気持ちを込めて事前準備を整えていればそれだけきっとその気持ちは強いでしょう。
 しかし③でもご説明した通り、我々の都合で一方的に送り付けたと言う事を忘れてはいけません。
 スルーされて当然。
 目に留めて頂ければ幸運

 自分のメンタルを守る為にも基本的にはその位の思考でいるようにして下さい。そうでなければ早々に全てが嫌になります。
 過去に私が出したお手紙の中では、最も長くて3ヶ月後にお返事を頂けたという事があります。

 来る時は来る。来ない時は来ない。
 割り切って下さい。
 そして次に向けて動いて下さい。その繰り返しになります。


 では、実際にあった企業様からのお返事のパターンをご紹介致します。

 ・代表や会長より直々に電話連絡
 ・理事や広報等代理より電話連絡
 ・mail
 ・手紙等文書 

  ここで留意しておきたいのが、手紙の中に記載する連絡先にEmailのアドレスを記載した為、企業様からのアドレスがフィルターに掛かってしまい気付けないといった事です。
 事前にGmailアドレス等PCアドレスからのmailを確認出来るものを準備しておきましょう。

 では、ようやく待ちに待った連絡を頂いたという事で「契約間近だ!」と早る気持ちと喜びを抑えきれない状態になってしまう事だと思います。
 それも当然その筈です。それだけの準備を整えて来たのですから。

 しかし落ち着いて下さい。
 単なるアポイントが取れただけの話です。
 営業の経験がある方は分かると思いますが基本的に商談はアポが取れた時点からが本格的スタートです。
 
 これまでやって来た事は商品(自分)の説明書作成とお客様(企業様)のニーズをリサーチをして少しの興味を抱いて頂いただけたに過ぎません。

 アポイントの日時、場所については基本的に企業様のご都合に合わせるようにして下さい。
 ついつい練習や仕事等自分の都合とすり合わせてしまいがちですが立場をわきまえて下さい。
 お相手方はあなたの突然かつ勝手な申し出に貴重なお時間を費やして下さってるだけの話ですので。
 あくまで商談は、契約を結び対象企業様と同じ方角を向くまでは立場上はクライアント優位という事をお忘れなく。


 では次に、約束の期日までに新たに準備すべき物や事柄について説明いたします。



〈アポ日時までに整える準備〉

 来たるべく約束の期日にノープランかつ手ぶらで約束の場所に向かうような事は絶対にあってはなりません。
 では具体的にどの様な準備を整えて行けばいいのかを説明致します。


 【物品】

1  スーツ一式
 スーツの正しい着こなし方は頭に入ってるでしょうか。
 例)
 ・シングルボタン以外のスーツは一番下のボタンは外す。
 ・フラップポケットは屋外では出しててもOKですが屋内では具体的にIN。
      ・男性で3ピーススーツを着る際にはジャケットのボタンは閉めない。等。
 
 他にもスーツの着用に際しては様々なルールがあります。
 物を売りに行くわけでもなければその場でサービスを提供する訳でもない。あくまでも商品は自分です。商品のラッピングを自分の手で汚す事だけは避けて下さい。
 少なくともお会いする相手は百戦錬磨のビジネスマンです。テキトーなどは通用しません。
 最低限の着こなし方程度は頭に入れておきましょう。


2  名刺
 身分を表す上で必要不可欠なアイテムです。持ってない方は作って下さい。
 またスーツと同様受け渡しの方法も頭に入れておいて下さい。
 付け焼き刃で即座に為せる事ではないかもしれません。しかし無知が理由で出来ないよりは学んでやろうとする姿勢に意味があるのです。
 因みに余談ですが、名刺の受け渡しには人となりが現れます。
 形式のみのテキトーな受け渡し。勿論相手には伝わります。日頃より日常的に行っている方には不要な情報ですが、知らない。やった事ない。名刺すら持ってない。そんな競技者に過去何人もお会いした事があります。ですので敢えて説明させて頂きました。

3  プレゼン資料
 手紙で書いた内容、同封した資料を相手が一言一句見逃さずに読んでくれたかは不明です。
 同封した資料。お渡しした手紙のコピー。またPowerPointが使える方はプレゼンデータを作成してPC。また過去のタイトル実績が記載された証明書や強化指定証等、自らを説明する上で必要だと思う資料は全て持って行くようにしてください。

 私が過去に実際にあった事例ですが、会社役員20名程の前でのプレゼンを当日申し入れられました。
 幸いその時はPowerPointでのプレゼンを用意していた為絶体絶命の状況を良い意味で打破する事が出来ましたが、お相手が代表1名のパターン。代表と役員数名含めて2、3人のパターン。広報や人事の方が代理でお会いして下さるパターン。そして役員総出でお会いして下さるパターン。
 企業によって人も時間も場所も人数もその出方は多種多様の為、せっかく漕ぎ着けた船を沈没させない為にもありとあらゆる場面を想定しておいて下さい。


4  手土産
 経営者の方は日頃より手土産や御歳暮等、贈り物といった物に日常的に触れておられます。ですので「コンビニ等で取り敢えず亀田の菓子折を購入した。」などという事はやめて下さい。ご自身の価値を落とします。
 地方出身者は故郷の名産品を取り寄せる等。何かしらオリジナリティーを感じる手土産を用意する様にして下さい。


 全てにおいて不器用で良い。
 ただ懸命に訴え掛ける姿勢を見せて下さい。
 あなたはビジネスマンでも無ければ営業マンでもない。あくまであなたは競技者なのですから。




 今回は〈アポイント獲得における留意点〉を説明致しました。
 次回は実際にアポに出向いた際の留意点を取り上げたいと思います。

 今回も最後までお目通し頂きありがとうございました。
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菊池



 










 




  

 


 








 











 

 

 
 








 





 





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