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令和6年2月29日(木)一般質問「みえない路面標示とひび割れてガタガタの道路について」


車で三芳町内を走っていると白線が消えていて見えなかったり、道路のひび割れや穴でガタガタしているとことが沢山あります。
走りにくいのはもちろんのこと、安全面でも事故など心配になります。
今回はこの道路状況を改善すべく、一般質問を行いました。
動画が公開されましたので、要約をアップします。

「みえない路面標示とひび割れてガタガタの道路について」

町内には消えかかって、または消えてしまってみえない路面標示やひび割れていたり穴が空いているような道路があることを町は認識しているか


職員の日常パトロールや住民相談で把握している。可能な限り職員で応急措置をしているが、工事は予算の範囲内で従事工事発注している。

道路施設等通報メールについて
この通報メールシステムは広く住民に認知されているか


メールシステムでの相談件数は全体の3%程度。充分に認知されていない。

既存のインターネットサービスを利用し、住民がスマートフォンでもっと簡単に、正確に町に通報できるのでは


現在の通報メールシステムは、写真添付ができない。写真添付が出来る電子申請システムを利用した通報システムへの移行を検討している。

どのようなものか


通報内容をチェックするような形。同様の電子申請システムを使っている他自治体の実例がある。

スマートICフル化供用開始に伴い大型車などの交通量の増加も見込まれることから路面標示の摩耗や道路面の亀裂、ひび割れも進むと考えられるがどうか


大型車の交通量が増えることにより、路面標示の摩耗や舗装路面の損傷が進んでいくと考えている。路面状況の変化に注視するとともに、町内全域を対象とした交通量調査を実施し、大型車交通量の増加数を把握することで、今後の道路維持管理に役立てていきたい

交通量調査の時期は


今はまだ言えない

令和4年度路面性状調査について
調査結果は公表されていないが、今後の公表予定は

公表すべきと考えるか


近隣市では基礎資料という考え。広く検討したい。

調査対象はなぜ下り車線のみか。例えば幹線18号線は上下線で路面状態に大きな差があるが、正確な把握ができるか

左側車線が調査路線、右側は未調査


調査方法に明確な規定はない。上下線の測定をするとコストも2倍になる。調査目的は舗装の破損箇所の抽出ではない。

報告書P.16では、今回の調査で平たん性を測定していないとあるが、幹線道路の縦断凹凸(IRI)はどのように測定したか


平たん性は測定している。

報告書に誤りがあるか


本来であれば納品時に気づいて修正だが、確認不足で気づかなかった。

生活道路の調査結果をどのように評価しているか


一般的に生活道路は幹線道路に比べ交通量も少なく、路面損傷の進行も緩やかではあると思われるが、生活道路の補修修繕にも注力していかなければならないと考えている。

この写真を見てどう思うか


生活道路でもつなぎ目やマンホールの飛び出しがある。これまで以上に注力したい。

舗装の個別施設計画について
本計画は公表されていないが、今後の公表予定は


本計画は社会資本整備総合交付金を得るための意味合いが強かった。他自治体の公表状況を調査していきまして今後公表していくか検討したい

町の計画を住民が知る必要はないか。道路修繕計画を住民は知るべきでは


公表も検討すべきと考える。

平成30年3月の舗装の個別施設計画で予定された補修計画箇所はすべて計画通り補修は完了したか


補修計画6,600mに対し、4,270mとなり、完了することは出来なかった。

完了できなかった原因は


工事に伴う資材価格や労務単価の高騰で計画軒数を下回った。結果的に選定工事件数が多すぎた。また、埋設管の布設替え工事の予定報告を受けまして、一部工事を見送った経緯がある。

前計画で未完了の場所は今現在は完了しているか


手元に資料がないが、随時進めさせていただく計画を立てた

前計画でできなかったことは、新しい計画で最優先で行うのでは


若干の順番の変動はあるかと思われる。

令和5年3月に策定された計画は予定通り進んでいるか


計画に対し、若干の遅れが生じているものの最終的に計画の5年間で全てが完了できるよう最善を尽くしたい。

まだ始まったばかりの新しい計画だが、もう既に進み残しがあるということだ。前計画の積み残しもある。計画を確実に推進するためには予算の確保が課題だが、コストの縮減と平準化をどのようにはかるか


資材価格や労務単価の高騰により、以前と同じ予算額では工事規模を縮小せざるを得ない状況。実効性の高い計画を策定し、今後も要件が合致する国庫補助等を模索しつつ、平準化に繋がる、必要な予算額の確保に向けて努めてまいりたい。

(スマートICフル化もあり)大型車が増えて交通量が増え、道路損傷もこれまで以上に進むんではないかという考えがある。同じ単価では出来ないという話しではない。もう一度答弁を求めたい。


必要な部分につきましてはきちんと年度の予算要求等でもこちらの担当としては要求をかけたい。

路面標示について
路面標示の施工及び管理責任者はどこになるか


道路上の規制を伴う路面標示は交通管理者である警察、その他の路面標示は、道路管理者である自治体が施工および管理責任者となっている。

一般住民には規制といわれてもわからない。他自治体のようにわかりやすい説明が必要では


管理者にかかわらず町で一度お受けする。

2018年10月川崎市の市道で信号機のない横断歩道を渡っていた歩行者は車にはねられ、半身麻痺と高次脳機能障害で介護が必要となった。この事故の要因に白線が消えていたことが認定され、過失運転致傷罪に問われた運転手の刑事裁判は無罪となった。 民事裁判でも消えた白線が争点となり、道路標示を管理する神奈川県が過失の一部を認め、和解した。町内にも摩耗した路面標示が沢山あるが、町ではこの事故をどのように受け止めているか


町内の路面標示状況を適切に把握し、警察と連携しながら、交通安全対策を進めていく重要性を再認識するとともに、今後の維持管理に対する取り組み方についても考えさせられる事故であると受け止めている。

9月定例会でボラードの質問をした。その際町長はボラードは外測線上にあるので、交通ルールを守っていれば事故は起こらないと答弁した。実際は交通ルールを守っていても道路状況により事故は起こりえるとしてこの事例を挙げたが、町長はどう考えるか


今回の事例は比較にならないのでは。

交通ルールを守っていても、道路の環境によっては事故は起こりえるという質問だが


比較をするには余り良い事例ではないので、わからない。

横断歩道、ダイヤマークや黄色の実線など摩耗した路面標示の塗り直しを県とはどのように協議しているか


所轄警察署へ位置図並びに写真を添付した依頼書を随時提出、説明の上再塗装を実施していただくようお願いしている。

町内の摩耗した路面標示はなぜずっと放置されたままか


磨耗した路面標示があることは把握している。現地の沿線環境交通状況をもとに、優先度を判断し、順次改善に向けて進めてまいりたい。

なので、なぜ放置されたままなのか。優先度とはどういうことか。


放置していると結果的に捉えられてしまうかもしれない。順次改善に向けて進めていきたい。

放置していても安全性に問題はないとの考えか


安全性を証明する指標がないので、どちらともいえないが、一般的に磨耗した路面標示では安全性が低下していると思われ、改善すべき状態だと考えている。

改善すべき状況、という認識があるにも関わらず放置されている。町内全域の路面標示を早急に正常な状態にすべきでは


磨耗した路面標示については早急な再塗装が最良であることは間違いない。ここ数年は、通学路整備計画に基づく要対策箇所を中心に、路面標示の再塗装を実施してきた。令和6年度も、通学路安全対策を優先し効果的な工事箇所の選定を心がけていく。

通学路が優先箇所になるのか


通学路だけやるということではなく、優先順位を決めて進めていく。

道路面の亀裂、ひび割れについて
アスファルト舗装の法定耐用年数は10年だが、10年及び20年以上経過している舗 装は町内にどれくらいあるか


正確な延長は集計できない。道路管理者による舗装修繕等の実績延長にて判断すると、令和4年度末時点の舗装管理延長は約135.7km、ここ10年間での舗装修繕等による実績延長が約33.7kmであることから、10年以上経過している舗装は約102kmと推測される。同様に、ここ20年での舗装修繕等による実績延長は、約69.6kmであることから20年以上経過している舗装は約66.1kmであると推測される。

結構な割合で20年以上経過している舗装道路があるってことか


いま申し上げたとおり。

路面性状調査を行っているが、20年以上経過していて、MCI値が低い道路はどれくらあるか


手元に資料がないが、路面性状調査との取扱いは経過年数ではなく、調査結果に基づいてというところなので、連動するところもあれば、必ずしも一緒のものではないと捉えている。

経過年数の長い、古い舗装が調査でどのような結果になるかが重要では。それでは町内のあちこちにある亀裂、ひび割れの原因は何か


アスファルト舗装の主な破損原因は舗装本体の経年劣化のほか車両交通量に対する舗装構造の強度低下等が考えられる。

ひび割れの原因の多くは経年劣化ということです。だからこそ、年数の長い古い舗装はどうなっているのかっていう調査結果が必要なのでは。ご理解いただけるか。舗装の個別施設計画では構造に起因する場合も記述されているが、構造に起因する場合とはどのような原因か。


道路を築造したときと比べて交通量、積載の大きな車、要は交通状態の変位を受け、当初考えていた構造よりも、強度を求められる道路に変容していっている箇所につきましてはやはり構造上の低下が出てくるものと考えている。

亀裂、ひび割れを放置すると道路に対しどのような影響があるか


亀裂やひび割れが進行すると、雨水等の侵入による更なる破損範囲拡大へ繋がるだけでなく、舗装下部の路盤へも影響を与え、路盤の支持力低下や砕石の細粒分の流出により、舗装路面の沈下を招く恐れがある。また、亀裂やひび割れ、舗装路面を繰り返し、車両が通行することによりポッドホール等が発生しやすい状況となる。

道路の予防保全をどのように考えているか


一般的に舗装における予防保全とは路盤損傷を防止するために、路面に変状が発生し始めたタイミングで舗装面の表層または全層の舗装盤を適時修繕していくことと考えている。一般的に舗装における予防保全とは路盤損傷を防止するために、路面に変状が発生し始めたタイミングで舗装面の表層または全層の舗装盤を適時修繕していくことと考えている。

亀裂、ひび割れはどのように対処しているか


軽度の亀裂、ひび割れが、ひび割れでは、短期的な補修としてアスファルト注入や薄層でも強度を有する路面補修材に対処している。局部的に路面沈下が生じている場合は、材質の細かい加熱アスファルト鋼材を用いて補修をしている。なお、損傷状態がひどい場合や、補修後の長期的な対応として、舗装盤の違いによる修繕工事を実施している。

スライド7の写真をご覧いただいて、この対応で充分だとお考えか

補修後
補修後


補修当時はある程度の効果が出ていると思うが、経年劣化並びに悪い状態を放置しますとやはり広がっていくという意味で、この状況につきましては先ほど申し上げた通り舗装の打ち替えによる修繕を実施すべきだと考えている。

町が管理する道路の横断歩道にも亀裂、ひび割れにより段差ができているが、修繕されないままでいる。歩行者がつまづいたりして危ないと考えるが、なぜ修繕されないままなのか


ご指摘の通り、危険性が増すことから早急に改善すべき状況である。今回のようにお気づきな点があったら、早急に現場確認と対応を検討したいと思いますので、担当課までご一報ください。

道路面の段差について
本復旧、仮復旧など道路工事後のつなぎ目などの段差はどれくらいまでを許容範囲とするか

仮舗装


当然のことながら、舗装の継ぎ目において段差が生じるべきではないと考えており、工事業者に対しては細心の注意を払って施工するよう指導している。段差に明確な基準はなく、許容範囲を示すことはできませんが、車両通行時に運転手が違和感を感じるほどの段差や、沿線の方が車両通行時に揺れを感じるような段差の場合は本体工事施工後においても改善するよう補修の指示をしている。

違和感がないと言っても、ドライブレコーダーで衝撃を感知しましたっていうのがどんどん出てくる。写真のような段差は車だけではなくて歩行者もこういった段差っていうのは気になるところだ。このような段差は本来なくすべきでは。


やはりこういった段差はやはり危険性を伴うので、修繕等を早急に実施できるようなことを進めたい。

道路表面とマンホールとの段差の許容範囲は

道路面より下がっているマンホール


道路面より上がっているマンホール


道路と同じように許容範囲は確かに定められていない。現状に応じて個別具体的に判断していくしかない。

適切な時期に適切な維持修繕が行われなければ補修ストックは増加していく。 道路利用者の安全性の向上のため限られた予算のなかでいかに効率的に効果的に維持修繕していくか


改めて担当課の方では路面状況調査やですね個別施設計画等を作りながら、計画的に対応してきているが、まだまだ十二分ではないのかなということを改めて認識した。当然適切な時期に適切な維持修繕を行っていれば補修ストックってのは増えてはいかないわけだが、現状はそれが増えてきつつあるということも認識をしておりまして、財政も一定の枠の中でこの道路修繕を行ってきていたわけでありますけれども、今後の担当課も先ほどスマートICのフル化で、道路修繕を行う際に路盤の再整備であるとか路盤の改良等の舗装構造の強化っていう指摘があったかと思うんですけども、応急的な修繕ではなくて抜本的な修繕計画を立てていくことが、ライフサイクルのコストの縮減にも繋がるんじゃないかということも今考えている。また財政調整基金が少しずつ貯まりつつあるんですけども、財政ニーズが対応に当たっておりまして、なかなかいろんなところですぐにというわけにいかないんですけれども、ただ一定の枠の中でですね、やはり補修ストックというものが増加しないように、定期的にそこを見直ししてですね、集中的に予算をそこに投下するということも考えていかなきゃいけないということを、今回ですね、いろんな写真を見させていただいて、強く感じましたので、持続可能な財政運営を行いながらも、住民のみなさんの安全安心を守るのが我々のの大きな使命ですので、今回のご提言をしっかり受け止めて考えていきたい

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