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いったいそれは家族旅行なのか

珍しい公式4連休だった先週末、実家の人たちと家族旅行に行ってきた。
両親と私の弟夫妻とその子供たち、私を含めて総勢8人だ。

7月のある日、唐突に母から電話がかかってきて、
孫たちもつれて皆で気仙沼まで旅行に行くから、あなたも一緒にどうか、と言われる。そんなことは今までなかったので驚いたが、特に断る理由もなかったので、じゃあ行くわ、と答えた。

気仙沼を離れて丸1年、一緒に働いた皆さんは今どうしているだろうか。
ホテルはコロナでどう考えても大変だろう、気軽にご機嫌うかがいをすることもはばかられたが、いい機会だからこれにかこつけて会いに行ってみようか、と思い、その旨をオファーの翌日に両親に伝えた。

しかし、その数日後には首都圏でコロナが再び流行りだしてしまった。
医療従事者である義妹のことも考え、旅行先を岩手県内に変更したい、だが私が気仙沼の人に会いに行くと言ってウキウキしている、さてどうしよう、と悩んだ主催者たる両親が、三陸沿岸を徐々にリサーチしながら北上して、最終的に大槌に宿をとってくれた。

お気遣いありがとう、じゃあ予定通り気仙沼に行ってくるね、
あ、でも大槌まで行くんだったら、釜石の人にも会いたいんだけど。
というわけで、1泊2日の旅行の1日目午後は気仙沼に行き、2日目の午後に1人離脱して釜石泊とした。

気仙沼では、アポを取って会いに行った人にはもちろん、お知らせせずにお邪魔した方々にも歓迎してもらえた。
「おぉっ!?きぐっちゃんじゃん!まずまずまず、座って座って!」みたいな。ありがたいことでございます。
「きくちさんに言われたこと、ちゃんと真面目にやっとけばよかった」と複数人に言われたのは、うれしいような悲しいような、でしたけれど。

そして釜石は、私が働いたのは2013年度だからもう7年前なのだけど、会ってくれた3人とお話ししていたら、その時に戻ったような気もして、でも皆パワーアップしている感じもして、とても幸せな気持ちになった。
あの当時は、個性あふれるデカイ歯車をムリヤリ噛み合わせてゴリゴリ回している感じで、まさにドラスティックというか、マジでヤバかったですね。

久しぶりに会いたい人に会えて大満足の連休だったのだが、
…それは家族旅行なのか…?というツッコミは複数人から受けた。
そんなこともありますよ。
秋田に帰る前に、実家に一泊して元気な顔を見せたところまでが家族旅行、ということで、ひとつよろしくお願いしたい。

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