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いまさら、自分の2018年を振り返る 前半

はじめましてこんにちは。
宮城県気仙沼市に住んでいる会社員です。
年が明けたと思ったら、もう20日が過ぎてしまいました。
このままだと、またすぐに紅白歌合戦を見ることになってしまいそうです。

2018年は、外形的にはあまり変化がなかったものの、内側ではいろいろあったような気がして、忘れてしまうのがもったいないので振り返ってみることにしました。
もしよろしければお付き合いください。

2018/01

クラブチェンジ(盛岡にあるライブハウス)15周年イベントのライブを見に岩手へ。
友達と3人で行くはずが、1人が行けなくなってしまい、急遽前職の先輩の娘さん(20歳、初対面)が参加してくれることに。マキシマム ザ ホルモンが好きなかわいい女の子。9月に偶然の再会を果たすことになる。

2018/02

釜石時代の同僚が、気仙沼に住む友達を紹介してくれる。
そのうちの1人の男性と後日飲みに行くが、身体的な接触を試みることに嫌悪感を覚えたのでそれっきりになった。
友達の友達だから友達になれる、とは限らないから難しいよね、と思う。

2018/03

前年11月に気仙沼に引っ越してから、車生活で全く歩かなくなってしまい、運動嫌いの私もさすがに危機を感じて、市の体育館にあるジムに通い始める。
ジャージで家から出るところを職場の人に見つかってしまい、「きくちさん走れる人なんですね!見たい!」と言われたが、汗だくでよたよたと走っているだけなので、とてもじゃないが見せられません。

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釜石から、元上司と元後輩が、出張ついでに4人で会いに来てくれる。
とてもうれしい。
「盛岡市役所辞めちゃいましたけどねー。」と何度か口にしてしまったが、
「盛岡市役所で出世しそうだから付き合ってたわけじゃないよ笑」と言われて、失礼な物言いだったと反省し、そんなふうに言ってもらえるなんて とてもありがたいことだと思った。

2018/04

the band apart 20周年ツアー @仙台 JUNK BOX
この人たちは、何でライブでこんなに緻密な音が出せるんだろう。
絶対CDよりライブのほうがいい。淡々と激しいパフォーマンスをするのが好き。

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locofrank @大船渡FREAKS
初めての新生FREAKS。アーティストの人たち、今でもちゃんと来てくれて本当にうれしい。

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前年12月に買った愛車のデミオちゃんで遠めのドライブ。
気仙沼~裏磐梯~会津~仙台。
ダリのコレクションがあると聞いて諸橋近代美術館へ。
いいよねぇダリ。”引き出しのあるミロのヴィーナス”が気に入った。
五色沼の入口までペンションのオーナーさんが案内してくれる。
ダリしか考えてなかったが、きれいな景色がオプションでついてきた。
仙台Rensaでアラバキ後夜祭。またバンアパを見る。

2018/05

さて、2018年最大の珍事発生である。

気仙沼に引っ越して半年、社外の友達ができないことに寂しさを感じ、何事も極端な私は一足飛びに婚活することにした。
地元のお寺さんで”寺コン”という婚活パーティーを開催していると知り、参加してみる。
朴訥な男性が多く、私ではちょっと力強すぎて引かれてしまうかしら、と思ったが、運よく1人とマッチング。
離れたところに住んでいるけれども、気仙沼まで行くので食事でもと言ってくれた。

ここは婚活パーティー後の初デートである。お店選びには気を使いたい。
「食べられないものはありますか?」と聞くと、「エビとカニ」とのこと。
(アレルギーかしら、でもこのお店はいろいろメニューがあるから大丈夫よね)と、一度行っておいしかった小さいイタリアンのお店を予約した。

いざ当日、お相手は雨の中、仕事終わりに遠路はるばるお越しくださいました。
さあお店に入ろうとガラスの扉に手をかけた。
そしたら中にはなんと、取引先の方がいらっしゃる。目が合ってしまった。
(げっ…!)と思ったものの、予約してしまっているのでここで帰るわけにはいかない。
(ええいままよ)と中に入ると、10人強の飲み会が開催されており、数少ない社外の知り合いの8割がそこにいらっしゃる。そして小さいお店、私たちのテーブルはその隣だ。
つまり、取引先の方々と密接したテーブルで、まるっきりプライベートな男と女の品定めをしたりされたりするわけだ。
端的に言って地獄である。

しかし、ここまで来たら腹をくくるしかない。会話をしなければならない。
「エビとカニってアレルギーですか?」「いや、好き嫌い多いんだよね。野菜とか意味わかんないし、ほうれん草だけでいい。」
「休みのとかはなにを?」「友達と遊ぶかな。一人で飯食うとか無理で。」

開始早々に黄色信号が灯る。
エビとカニは、アレルギーじゃなくてただの偏食かい。
友達と遊ぶのはいいけど、一人でご飯食べられないって言う人とはあまり仲良くなれないんだよな…。

「毎朝おかんが起こしに来るんだよ。37歳になっても子供は子供なんだろうな。」
(それはあなたが言うセリフではなくないですか。というか自分で起きろ。)
「かおるちゃんイイ女だけどさー、真面目すぎない?」
(うるせえ)

黄色信号どころか完全に赤信号である。
「で、今日の結論は?」
「お友達で(ニッコリ)」
「えー、結婚しようよー。」

あぁ、毎朝ママに起こしてもらっているオッサンからこんな雑なプロポーズを受けることになるなんて、日頃の行いが悪かったのだと反省するしかない。
退席するとき、隣席の取引先に「エンタメを提供できましたら幸いです。」とご挨拶したのは精一杯の意地である。

もうこれは笑いに昇華して成仏させるしかない、頼む一緒に笑ってくれ!と、翌週末に盛岡まで行って、友達と大笑いしながら飲み明かした。

2018/06

BKTS @仙台 JUNK BOX
今年三度目のバンアパ。
出演する4組中、1組目のバンアパと4組目のアスパラガスだけ見たかったので、途中抜け出して居酒屋で飲む。
初めての店だったが、偶然にも女将さんが気仙沼と繋がりのある方で、気仙沼の川には北に帰れない白鳥が1羽だけいるのよ、と教えてくれた。

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苦労を共にした友人の結婚披露宴。
前年10月以来の再会で、会った瞬間お互い涙が出そうになった。
ご両親から「かおるちゃんもがんばってね。」「仕事だけじゃなくてね。」と声を掛けられ、先月婚活に失敗した心に染みた。

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