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その先に光を求めて、僕は手を伸ばす。 ──2018年3月

実質フリーランス1ヶ月目の、3月。

きちんと自分で残しておかなければ、自分でつみかさねたはずの毎日はどこかに流れてしまう。

会社員だった頃には考えなかったけれど、フリーランスになってから気づいたことのひとつが、これ。

日々流れるようにさまざまなお仕事に関わっていると、もはや何に関わったのか、自分でも管理しきれなくなってしまう。

もうひとつの理由は、これ。
誰かに見てもらえている今の環境はとてもありがたいけど、自分でもちゃんと「前進したな、わたし」って思えるように、3月から毎月1ヶ月のふりかえりをざっと載せていこうと思います。

何もかもが「初めて」の毎日の、体当たり

3月は本格的にフリーランス生活がはじまって、とにかく息苦しい1ヶ月でした。自分の能力の壁にきちんと向き合えるようになるまでは。

なにしろ、日常のすべてが、初めてのこと。

いつ仕事をしていつ休むのか、どの仕事にどのくらいの時間を割くのか、この仕事はどうやって進めていけばいいのか、これって一人でやることなのか、そもそもわたしは何を理解できていないのか。

そしてあっという間に「次の仕事がこなくなるんじゃないか」「日々信頼を失っているんじゃないか」「仕事、くるしい」となった結果、かんたんに体調をくずして熱が下がらなくなった。

これじゃあ、会社員だったころの生活と変わらない。なんのために、仕事を辞めたんだろう。

そんな中でもがきながら、それでもひとつひとつの「はじめまして」に全身でぶつかっていった。その軌跡そのものが、わたしの3月。


師匠が登壇するイベントにお伴して、違う分野で活躍しているローカルプレイヤーと出会った。撮影した。

一部、写真編集した。

はじめて同席したかもしれない取材での記事が公開された。ちょこっとだけ言葉を編集した(とても記憶に残る取材だった)

あんまり得意じゃない気がしていた分野「装う」をテーマにしゃべった(&写真編集もした)

初めてインタビュー撮影をした記事が公開された(夢を目指して駆け抜ける女性、かっこいいなって思った)

社内行事の撮影をした(知っているひとたちのいきいきしている姿を撮影するの、たのしい)

これは2月だけど、ここから連載をはじめた(のんびり)

ずっとこの街のことを書きたくて、でも自分の中に深くもぐらないといけないからなかなか書けなくて、ようやく書けたことばたち。
特に後編はできるだけ素直に言葉にできたんじゃないかなぁ。

誰よりも一番届けたかった、あの街で出会ったみなさんに喜んでもらえたりメッセージもらえたりしたのが、とてもうれしかった。

わたしの言葉がまあまあうざいんだけど、でもじつは写真編集が思うようにできなくて一番呑んでいた時期、涙を。

とりあえずやってみようということで、第一回のイベントも主催。
業界の外との接点を持ちつづけること、だいじにしたい。

編集した写真を提出したら、めずらしく好評価だった記事。

編集担当している今日の一枚シリーズ、タナカユウキさんの旅の終着。この記事いちばんすき。

勉強カフェの社長にくっついて行ったイベントのレポートを書いて撮った。社外のひとと出会えることで会社を客観的に見る視点をもらえて、とてもたのしい。

こちらも編集担当している今日の一枚シリーズ。リアルタイムで旅をしている佐田さんの記事は心情の変化がリアルタイムでいつもドキドキしている。
編集するのがいちばん楽しいって思い出させてくれる、大事なお仕事。

3月頭に取材に行って撮影した記事。取材依頼するのすら、香盤表をつくるのすら初めてだったあのころ。

こちらも同じく取材&撮影。潮干狩りなつかしいなぁ。
そして撮影のたびに反省していたあのころ。

3月最後は、師匠が編集長になる記念のお花見。お散歩が楽しかったなぁ。

3月に公開された仕事は、こんなところかな。思ったより多い、かも。
あとは3月に仕込みをしていたものがたくさんあって、それらは4月に世にでる予定。うん、3月は、取材や撮影多かった。

そして、ほとんど「はじめまして」のなかった10ヶ月の会社員時代のブランクを巻き返したいかのように、たくさんの「はじめまして」をもらった。

体当たりの、その先で

必死に体当たりする中で、それでもぜんぜん思うようにいかなくて、くるしかった毎日に手を差し伸べてくれたひとたち。

本人としては別に差し伸べたつもりじゃなくても、わたしから見ればたくさんのひとにすごく助けてもらった。

あまりにも新しいことばかりだったおかげで、ひとりじゃ何にもできないことを痛感し、自分を生かしてくれているゆるやかなつながりをたくさん実感した3月だった。

ほんとうに、いろんなひとが予想だにしないタイミングで連絡をくれました。
どうしても不安になりやすい時期だったので、会うひとをかなり限っていたのだけれど、こんな不安定だったわたしに会ってくれたみなさん、ありがとうございました。

いまはようやくちょっとずつ周りの力を借りられるようになって、少しずつ自分のペースで楽しみながら仕事できてきている気がする。


でも一方で、こうやって初めてばかりだった3月をふりかえってみると、ひととおり慣れてしまった今はもっと新しいことに挑戦しよう、とも思った。
今ある筋肉がぜんぶバキバキに壊れるくらいに、やったことないことに、出会いに行こう。


ありがとう、3月のわたし。そして支えてくれたみなさん。

3月でいちばん印象に残った記事

圧倒的希望を示してくれた先駆者のおふたり。だから、前に進める。

3月でいちばん楽しかったこと

ダントツで、滋賀と花巻。

滋賀は初めての出張で、日帰りだったけど帰りに師匠のタクロコマさんに長浜に連れて行ってもらいました。琵琶湖、初めて見た。さいこう。

友だちがイベントを主催するというので、花巻へ。

ぜんぶ楽しくて奇跡みたいな2日間だったけど、なによりも、こういう仲間との出会いがとてつもなく大きいギフトでした。
みんなのことを思い浮かべたら、今日も走り出せるくらいに。


要するにやっぱり、新しい土地に行ってひとと自然と出会うのがだいすきだっていうことを再認識したので、これからも仕事でいろんなところに行けるように、またあなたに会えるように。


頑張っていきましょう、はじまりの季節。

言葉をつむぐための時間をよいものにするために、もしくはすきなひとたちを応援するために使わせていただこうと思います!