見出し画像

同じ結果を導くための「違う」仕事

ララ洋菓子特製「紅ほっぺ苺たっぷりロールケーキ」

上の2枚の「苺ロールケーキ」写した時期や場所も違うのですが、そこではなく、製法上での「違い」分かります?

カット断面に見える、重要な苺。
実は、今朝入荷した「静岡紅ほっぺ」いつものDX、DXG(苺のサイズ)が通常来る物より「小さめ」の特大サイズが来たんですね。
なので、いつも5枚入れるところを「6枚」に増やしています。
生き物相手の料理や菓子作りでは「良くある事」として
【同じ結果を出す為の、違う仕事】が良くあります。
単発のお教室や、一回だけ作る製菓学校ではマニュアル化できるでしょうし、市販の「手作り本」などには、書いてない事です。
当然ですが仕事として毎日、毎週、毎年繰り返し行う定番レギュラーメニューでは、とても重要な事でマニュアル化が出来ませんね。

他にも、立て方が緩かった生地を混ぜ方を少し調整したりする(同じ重量で同じ容積に成らない)比重の考え方。
パイ生地やデニッシュ生地、フォンセなども同じ生地を作ったつもりでも微妙に調整が必要だったり。
料理だったら最後の塩一つまみ「ユンヌパンセ・ドゥ・セル」がシェフのセンス・妙技だったりしますね。

考え方としては、以前話したかも知れませんが、
「同じ駅前」集合場所を決めても、そこまで来るルートがバラバラで人其々。
それをいけない事とするのが「マニュアル化」で、正解は一つじゃないからってマニュアル化しないのも正解の一つかも知れません。
マニュアル化できる「レベル」はコンビニスイーツや大手チェーン店に任せて、街場の個店では「マニュアル化出来ないレベル」
オンリーワンの高付加価値が益々求められる時代ですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?