防振り(8本)レシピ・解説
どうも、お久しぶりです。MilkTeaです。
GW前に緊急事態宣言が出てから暫くの間、会社からの無言の圧力もあり、外出を控えるためカードゲームから離れていましたが、世間的にも外出などが緩和されていることから11月から復帰しました。
※また緊急事態宣言が発令されてしまいましたが…。
今回は11月20日に発売した「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います」(以下 防振り)の、調整過程、最終構築、回し方について解説します。
WGP2021春 店舗予選大会は全て防振りで出ましたので、そこそこ実用性のあるレシピになるのではないかなと思います。
興味がありましたら、ぜひお付き合いください。
・デッキレシピ
まず最初にデッキレシピを。
色々なカードを試した結果が、一番安定した動きができ、勝率にも結びついた満足した構築が"8本"でした。
自ターンは多数入っているパンプカードを活かして3面全て踏むことを意識し、どうしても勝てない場所は「盾と盾 メイプル&サリー」で除去することで、相手に余裕を与えません。
また、6枚集中のアドバンテージの得やすさと、イベント"魔導書庫"と6枚集中の山を掘るスピードの早さで常に安定した山札を維持できます。
4枚目の「多種多彩 カナデ」、「青ク静カナ海 メイプル」、「看板プレイヤー メイプル」が自由枠です。
お好みで別のシステムカードにしたり、アタッカーにしたりしてください。
・防振りの"強み"について
このタイトルの強みは何か。
僕自身がどんなタイトルを組むときでも、まず最初に考えることです。
「見捧ぐ慈愛 メイプル」のCX連動を使い続け、ソウル-2を継続することによる耐久?
試しました。散々試しましたがダメでした。
①CXを都合よく持続して打ち続けなければならない。
CX連動を使用しなければ、ただの9000バニラです。
②相手が踏むのを諦めてくれなければいけない。
パワーは2000応援込みで13500と決して低くはないですが、絶対的なパワーの高さがあるわけでもありません。
③メタられない。
何とか上手く決まったとしても、バウンスや一時的に思い出に飛ばすカード等、自身がアンタッチャブルを持っていないため、あらゆるメタカードが刺さります。
結局、課題に対する回答案がなく、「見捧ぐ慈愛 メイプル」を主軸とした構築は断念しました。
「多種多彩 サリー」と電源の相性の良さを活かした8電源?
色発生をしていなくてもCXを打てること。
CXを使用した時、電源で出したいキャラを手札から捨てられること。
上記2点から、電源CXと非常に相性が良いカードです。
序盤は「感恩報謝 カスミ」の移動効果を活かした動きが独特で面白いですし、最後は防御札となる「発毛」もあります。
しかし致命的な欠点が、中盤Lv2以降に電源で出す強力なカードが無く、詰めとなるCX連動も無いことです。
同じ8電源であれば、デート・ア・ライブやラブライブサンシャインと比較し、Lv0のシステムカード、Lv3のカードスペックの性能が明らかに劣っており、ただの劣化では使う必要はありません。
弱いといったレベルではありませんが、特別強みを感じたわけでもないといった印象で検討を止めました。
「機械神 メイプル」による防ぎようのない詰め?
登場時の光景互換、CX連動の"みちる"互換と言われるテキストを組み合わせて相手の山札をメチャクチャにできるカードです。
弱いわけではないですが、自身に回復が付いているわけでもなく、相手の山札配置頼みの雑な詰め手段なので好きにはなれませんでした。
ただ相手側もストックを積み過ぎない以外はケアのしようもなく、良い意味でも悪い意味でも雑で強力なカードだとは思います。
「盾と盾 メイプル&サリー」
2020年12月からの規制で選抜対象となった、デート・ア・ライブの「マイ・リトル・シドー」の1つのテキストがキャラになりました。
アンコールの付いていないLv1以上のキャラを前列後列問わずに実質除去が可能で、コストも手札1枚のみと軽く、キャラになった事で必要な場面で即座に手札に加えやすく非常に強力です。
このカードは他タイトルには無く、差別化するにも十分なカードだと判断し、このカードが使いにくくなる構築は避けるよう調整を続けました。
結局、効果的な強みが「盾と盾 メイプル&サリー」だけのいうのも寂しいですが、このタイトルの構築はこんなところから始まりました。
・強みを活かすためには
「盾と盾 メイプル&サリー」を強みとして有効に活用しようと考えたとき、
①欲しい場面ですぐに使いたい
→山からのサーチ、または控え回収が容易であること。
②手札コストが重たく感じる状況にしない
→手札が常に潤沢にあるデッキであること。
上記2点を考慮した結果、8本の選択肢が1番に出てきました。
「多種多彩 カナデ」は、CXが"本"に限定されますが、6枚集中で通常の集中と比較してヒット率は上がります。
また、本トリガーを8枚とすることで、どんな状況でもトリガーすれば手札+1になります。
「魔導書庫 カナデ」は、CX連動がリバース要求もなく、安定して手札を増やすことができます。
CX連動のサーチ先である「魔導書庫」は、事故ケアはもちろん、山札からキーカードを探す最終手段として活用できます。
もう1種のCX連動「水面のマフラー サリー」も、リバース要求など特になく簡単な条件で連パンできるため優秀な詰めカードです。
連パンをするにはコストで手札が必要なので、手札アドバンテージを得やすいこのデッキにピッタリハマります。
こうしてデッキとしてまとめたとき、想像していたよりも安定して強く、この構築で検討を進めようと決めました。
・採用カードの検討
下記のような評価基準で、検討したカードを評価していきます。
採用カード◎
弱くはないが抜けたカード○
限定的な状況で強いカード△
強さを感じなかったカード✕
●レベル0
「戦う生産職 イズ」◎
オカ研互換です。
先手の時と後手の時で感じる強さが変わるカードではありますが、安定したアドバンテージを得られるカードであり、1クロックコストにより相手にLv0で止められてしまうのも防ぐことが出来る優秀なカードです。
先手後手共に2ターン目に必ず持っておきたいカードであり、こういったカードの採用は4枚確定だと思っています。
「二人の時間 メイプル」△
相手ターンだけ4500になる1コスト4ルックです。
先行時の1パン目カードと期待していましたが、実際に使っていると応援やパンプと合わせられてアッサリ倒されてしまう事が多い印象でした。
8電源だとボードを邪魔しない山札ケアカードとして重宝しそうですが、8本構築には「魔導書庫」もあり、不要と判断しました。
「双子の妹 ユイ」◎
CX入れ替えです。
今の時代、CX連動が序盤から終盤まで常に重要なので欠かせないカードです。
パワーが3000あるので、他のパンプカードと合わせる事で中盤まではアタッカーとしても活躍できます。
「超加速 サリー」
「守護天使 メイプル」○
このカードは2種で1セットなので、合わせて評価しています。
単体11000と優秀な早出しである「守護天使 メイプル」の早出し条件に、不確定の移動持ち「超加速 サリー」が必須になります。
共に弱くないテキストなのですが、使ってみると様々な問題点がありました。
①「超加速 サリー」の弱さ
不確定移動ではありますが、先手では特に問題ありません。
しかし後手になると話は変わり、パワーが1500しかないのが非常にネックになります。
加速でパワーは上がりますが、オカ研互換である「戦う生産職 イズ」を使用することも考えると、無駄なクロックコストは払いたくありません。
②手札に揃える難しさ
Lv1やLv3をどういった構築にするかで変わるとは思いますが、"8本"では各パーツを集めるのが非常にストレスでした。
早出し条件である「超加速 サリー」、早出しキャラの「守護天使 メイプル」に合わせ、相手のデッキタイプ次第で2000応援や助太刀も持っておかねばならず、それらのカードをLv3の準備カードや非常時の事故ケアカードと合わせて持つことができませんでした。
以上の理由から、今回の構築では採用を見送りました。
「心の裏表 ミィ」◎
4枚集中です。
"8本"構築のメイン集中となる「多種多彩 カナデ」は、6枚集中でヒット率が高いのが特徴ですが、その反面、CXが何枚落ちても1枚しか回収できません。
どうしても集中を使用しなければいけない、でも山札が強くて6枚集中はもったいない…という場面でこのカードが活きます。
ピン差しのカードではありますが、中盤以降はこのカードと「多種多彩 カナデ」を各1枚ずつ後列に配置し、状況に応じて4枚集中と6枚集中を使い分けて使用しています。
「フレアアクセル ミィ」△
フィレス互換です。
何度か試しましたが、欲しいカードに直接アクセス出来るメリット以上に、1コストが重たかったため不採用としました。
僕個人の考えとして昔からですが、1コストサーチや1コスト回収などの1コスト支払って手札と山札or控え室を入れ替えるテキストをあまり評価していません。
ただ、最近ではもう一つのテキストが優秀なことも多いので、カードによって評価は変わります。
「崩剣のシン」◎
正面移動持ちの3500。
「超加速 サリー」が弱く感じてしまう理由がこのカードです。
パワー3500あり、相手の霞互換も複数出されなければケアできます。
相手はこのカードを倒しながらアタック数を稼ごうとすると3500以上のパワーを並べなければならず、倒されず帰ってくる、または倒される代わりにアタック数の抑制に貢献します。
先手後手どちらでも強力で、初手で必ず欲しい1枚なので4枚採用しています。
使用する際は、厳しめに設定されているデメリット(全員サイド不可)に注意してください。
「多重詠唱 フレデリカ」◎
最強カード"小梅"を劣化に劣化したカード。
それでも、引く以外では手札にCXが来ないこのデッキには強力なカードです。
Lv1連動のCXを持っていない場合はオカ研互換の「戦う生産職 イズ」でサーチし、Lv0のアタッカーとして使用しながらCXを探しに行けるのは優秀です。
「多種多彩 カナデ」◎
6枚集中+CXを置いた時にパワー+1000を振れます。(新婚互換)
通常の4枚集中と比べ、ヒット率向上と山札を掘るスピードUPが両立できます。
オマケテキストに付いている+1000も非常に優秀で、Lv1連動「魔導書庫 カナデ」の+1500、島風改互換の「覚醒 朧」と合わせて、相手の盤面に合わせたパワー調整が可能です。
6枚集中の欠点として、強力な山札の場合は山札を壊してしまう可能性があり、何枚CXが捲れても1枚しか回収できないため、複数枚ヒットで一気に手札が増えて…という上ブレが存在しません。
言葉で書くより実際に使ってもらった方が、6枚集中のメリット・デメリットは感じやすいかなと思います。
「青ク静カナ海 メイプル」◎
CXが手札にかさばった時のケアとして、収録中互換である「看板プレイヤー メイプル」と合わせて1枚ずつ採用しています。
このカードは収録中互換と違い手札から捨てるカードに指定はなく、序盤に重たいカードがかさばった時のケア、集中が手に来なかった時の回収手段、前ターンに使用して倒されたオカ研互換「戦う生産職 イズ」の回収→使いまわし、詰め時のドラチェックなど、細かいですが使える状況が多々あり、1枚入れておくと便利なカードです。
「看板プレイヤー メイプル」◎
収録中互換+高松互換が組み合わさったカード。
手札にかさばったCXのケアはもちろん、2コスト回収も弱くないテキストなので使用できる場面はあります。
8本なので、宝や門のように手札にCXがかさばりやすいCX構成ではないので1枚採用としています。
「侵略者 ユイ」○
ショートカット互換。
TDに収録されているカードのためテキストが物足りないですが、今の構築だとレベル0でパワー4000以上を出されると真ん中に置かれた場合を除き倒すことが出来ません。
そのため、1枚だけ採用をしていた時期がありましたが、レベル0で4000以上のパワーのカードを採用しているデッキが少なく、もし活用できる状況が来たとしてもピン差しでは機能しづらいので、最終的に不採用としました。
●レベル1
「アンバランス メイプル」○
天城互換+思い出飛ばしを合わせたカード。
このカードの採用を考えた理由が、レベル3「水面のマフラー サリー」の連パンコストに必要な手札枚数です。
コストはあるが手札が1枚足りないから集中ヒットに賭けよう。といった場面が多発しました。
6枚集中のため元々ヒット率が高く、結果的にヒットして手札枚数も足りた。ということがほとんどですが、天城互換であればそういった運要素に頼る必要もありません。
また、オマケの思い出飛ばしも弱くなく、メタとして機能するカードが環境に増えるのであれば採用の余地アリです。
「万能型 フレデリカ」△
2000助太刀。
このデッキは自ターンのパワーに特化しているカードばかりを採用しており、相手ターンのパワーが非常に低いため、助太刀を活用できる場面がほとんどなく不採用としています。
「盾と盾 メイプル&サリー」◎
このタイトルの最強カード、このタイトルを使う理由といっても過言ではないと思っています。
非常に強力なカードで、このカードの存在で相手は様々な制約を受けてしまいます。
1.アンコールの無い強力なカードを活かしにくい
アンコールを持っていない2/2キャラや3/2キャラなどはこのカードの効果で下位キャラに変換されてしまうため、ストックを払って強気に出すのが難しくなります。
また、そのままボードを制圧するゲームプランをとってくるデッキには非常に厄介なカードになります。
2.後列キャラの出しにくさ
レベル応援や2000応援など、応援系テキストのカードは中盤に出すとこのカードで簡単に除去されてしまうため、出しにくくなります。
3.1ターン後列避難を許さない
レベル3のカードが詰め+回復を両立しているカードである場合、ダメージレースが不利なら1ターン回復して後列に退避させ、次のターンに後列に退避させたキャラと合わせて3面連動で一気に倒し切ろうとするプランを取ると思います。
このカードは後列の退避を許さず、相手の勝ち筋を潰すことが出来ます。
4."相手ターンの終わりまで"系のボードアドバンテージのメタ
アンコールの有無を問わず、特定カードの強力なメタになります。
例えば、同タイトルの「見捧ぐ慈愛 メイプル」のパンプ・ソウル減効果を消したり、かぐやの「貫く信条 御行」のパンプ効果を消したり、Fate「怪物の一睨 ライダー」のフロント不可効果を消したりと、対象が限定的ではありますが非常に強力なメタになります。
防振りのこのカードがあると分かっている人はケアを考えられますが、店舗予選中は知らない人も多く、初見殺しで何度も活躍したカードでした。
「魔導書庫 カナデ」◎
Lv1のCX連動キャラです。
グリザイアの扉連動「愛されメイド 幸」と同じような効果で、4ルックイベント「魔導書庫」をサーチor回収できます。
リバース要求も無く、確実にアドバンテージを取れる安定した効果です。
このカードのCX連動により、「魔導書庫」を手札に複数枚持っておけることで山札の事故に対するケアが非常に容易になり、ゲーム全体の安定感が上がります。
またアタック時+1500パンプは自身でも他キャラでも対象に取れ、CX連動が無くても使用できます。
このカードのパンプテキストと他カードのパンプテキストを合わせ、相手の盤面に合わせた細かなパワー調整が可能になります。
「覚醒 朧」◎
島風改互換です。
テキストが1つしかないのは今の時代少し寂しいですが、青で使いやすいLv1サブアタッカーで考えた結果、このカードになりました。
「魔導書庫 カナデ」や「多種多彩 カナデ」のパンプテキストと合わせて、相手の盤面に合わせたパワー調整が可能です。
「悪食 メイプル」✕
ストックブーストは優秀ですが、非常に重たいデメリットがついています。
強制思い出飛ばしは、相手のアンコールキャラや"控え室に置かれたとき"等のテキストをメタれることもありますが、"強制効果"なのが良くありません。
相手の思い出圧縮に貢献してしまい、自ターンに踏んで1枚、返しにチャンプされて1枚とどんどん思い出を溜められる恐れがあり、最終的にはボードにいるだけで邪魔になります。
最後の詰めが連パンのため、相手に圧縮されてしまうと弱くなる都合上、採用することは出来ませんでした。
「ギルドマスター ペイン」◎
足立互換と言われる早出しメタです。
相手の早出しキャラに対して1コストで楽に処理出来るのは強力なので、1枚採用しています。
テキストが1つしかないのは寂しいですが、特殊相殺のためアンコールを許さないのも良し、レベル1から使用できるのも良し、色も噛み合って良しと良いカードです。
「休眠と覚醒 サリー」△
全体応援と、島風改互換「覚醒 朧」を使い回せるテキストを持っています。
弱いキャラカードを「覚醒 朧」に変換出来るのは優秀ですが、2枚しか入っていないカードをマーカーに入れられる可能性は高くはなく、後列は集中2面で運用する事が多かったため不採用としました。
コストで捨てられるカードがキャラ以外でも良いなら話は変わったんですけどね…。
「魔導書庫」◎
レベル1のCX連動「魔導書庫 カナデ」のサーチ/サルベージ対象です。
CXが無い山札のケアはもちろん、リフレッシュ前に残ってしまった山札のCX処理、ラストターンでは欲しいキャラを不確定ですが探しにいけたりと、ノーコストで全て行うことができ汎用性の高いカードです。
●レベル2
「血染めの白鎧 クロム」○
ガッツンダーと言われるテキストに不確定な復活テキストがついています。
レベル2以上のカードを捲らなければいけないので確率は低いですが、オマケテキストとしてはかなり優秀で、相手のレベル3キャラを倒した後は通常なら簡単に倒されるカードですが、復帰テキストのせいで相手としてはレベル3キャラを再展開し辛くなります。
処理が必要な早出しが流行るなら採用を検討してください。
「大冒険 メイプル&サリー」○
相手の山札を壊せるテキストが付いた助太刀です。
このカード自体は強く、決して弱いカードではないのですが、"8本"構築で採用しているキャラ全体が返しのパワーが絶望的に低く、助太刀が全く機能しなかったため不採用としました。
8電源のようなボードの主導権をガッツリ握るタイプのデッキ構成であれば強力なカードです。
「極振り メイプル」◎
アタック時にソウル+2を振れるテキストと、疑似アンコールを持っています。
使い道は主に2つで、
相手の山札が弱くなったタイミングで出し、ソウル3で中押し。
「水面のマフラー サリー」の連パン時のソウル調整。(サイドアタックを活用し細かな打点調整が可能です)
この2つの役割に対し疑似アンコールが非常に便利で、連パンの前ターンに出して中押しに使用しながら、連パンのソウル調整にも使用できます。
相手のダメージの入り具合を見て、ソウルを上げない選択肢もありますので、状況に応じてソウルパンプを振りましょう。
他にも、「ホラーは苦手」のような防御札や、リバースすると思い出に飛ばされる助太刀を、打点は減りますがソウルパンプ後にサイドアタックで回避出来たりと、連パンを最大限に活かす事のできるカードです。
レベル3のCX連動を使うため、レベル2ではダブっていない限りCXを使いづらい中、このカードがあるおかげでCXを温存出来ます。
店舗予選大会では勝利にかなり貢献しており、テキスト以上に評価が高いカードです。
使用する際、ソウルパンプの条件(自分のボードが全て埋まっていること)に注意してください。
「名脇役 イズ」△
レベル応援+2コスト回収。
最後の詰めのターンを除き、レベル応援の恩恵が多く受けられるほどレベル3のキャラを中盤から終盤に並べることは無く、このカードを出すメリットが小さかったため不採用としました。
8電源構築だと非常に輝くカードだと思います。
●レベル3
「大物喰らい マイ&ユイ」○
武蔵互換と条件で登場時ストブ持ちです(実質1コスト)
ストブテキストはアタック後に2コスト必要な「水面のマフラー サリー」の連パンと相性が良く、アタック順を自由に選択しながら連パン2面+武蔵で詰めに行くことが可能です。
ただ、枠の都合、役割の少なさから、細かい打点調整が可能になる「極振り メイプル」を採用した事で出番が無くなり、不採用としました。
「白雪 メイプル」△
手札のキャラ1体をノーコストで出せ、アタック時2コストで1点ショットを付与できます。
連パンにショットを付与することで、相手が3-0の場面からでも3-3-3-3-3を作りながら、内2回のアタックどちらかがキャンセルされれば1点ショットを入れられることからワンチャンあるのでは?と思い採用していました。
ただ、お互いのキャンセルが少なくテンポの早いゲームではストックが足りず、ショット付与が出来ず腐る場面も目立ちました。
枠の都合、役割の少なさ(最後の詰め+ストックが6以上ある場合のみ)、「極振り メイプル」の採用で使用頻度が減っていき、最終的には不採用となりました。
「天才少年 カナデ」◎
早出しヒールです。
早出し条件も満たしやすいボード4枚以上で、必要なタイミングで確実に出すことができます。
最後の詰めで「水面のマフラー サリー」の連パンを2面(5パン)行う場合、必要ストックは最低4、可能なら5と少ないので、特に惜しむことなく中盤の中押し+回復として出しています。
特筆すべき性能はありませんが、無難な良カードといったところです。
「機械神 メイプル」◎
登場時に光景互換と、門CXのシナジーテキストを持っています。
ただ、連動するCXは採用していないので、ただの光景互換としての運用になります。
光景互換がプールに有ると無いでは、不利なゲームを拾えるか否か大きく変わるので、存在するだけありがたいカードです。
「水面のマフラー サリー」◎
回復+CX連動で再スタンドできます。
"8本"構築のフィニッシャーです。
回復も持っていながら、CX連動の再スタンドの要求コストは非常に軽く、手札の枚数だけ気を付けておけば容易に2面連動(5パン)が可能です。
相手の山札が中途半端な感じであれば、レベル2の後半からでも一気にフィニッシュを狙いに行けるため、"殺られる前に殺る"の典型的なデッキだなと思いながら使用していました。
店舗予選でも何度か相手がレベル2の状態からロングシュートを決めており、1番印象が強かったのは、相手がかなり甘えた山札で返してきたのに対し、2-0から「極振り メイプル」のソウル調整を合わせ5パンで15点叩き込んでフィニッシュしたゲームもあったくらいです 笑
「嬉しい誤算」△
最後の詰めで、連パンしながらショットは強いなと思い試していました。
結果的に、ストックが厳しいのはもちろんのこと、それ以上に手札が厳しかったです。
連パンのコストで手札2枚を消費する都合上、5パン(2面連動)するにはアタック前に4枚の手札が必要で、このイベント1枚消費が重たくて使えない、またはストックが足りない状況が頻発しました。
最大値を求め過ぎてるかな…と感じるカードです。
●クライマックス
レベル1対応CX 「神界書庫」
レベル3対応CX「第二層につながる道」
各対応CX 2種です。
"8本構築"で試したカードは以上となります。
基のカードパワーが低い分、調整には時間がかかりましたが、その分愛着もあって気に入っているデッキです。
●デッキの回し方
・マリガン
正面移動「崩剣のシン」
オカ研「戦う生産職 イズ」
Lv1連動CX「神界書庫」
マリガンでは上記3枚を"積極的"に探しに行きます。
それ以外は全てマリガンで捨てて構いません。
・レベル0
特筆することはありませんが、3500正面移動を活かして相手に楽してアタック数を稼がさず、こちらはオカ研で早いゲームへ持ち込む。を意識しています。
・レベル1
「魔導書庫 カナデ」のCX連動と合わせ、島風改、新婚生活(集中)のパンプを活かしながらボードをしっかり処理していきます。
"自ターンはパワーが高い"を十分に活かすため、可能な限りチャンプアタックをしないよう心掛け、相手に余裕を与えることのないように気をつけます。
・レベル2
自身のストックや相手のダメージの入り具合と相談しつつ、早出し+ヒールと「極振り メイプル」のソウルパンプを活かし、打点が細くならないよう常に2点以上を作りアタックしていきます。
また、レベル2の段階で、CX「第二層につながる道」は必ず持っておけるようプレイすることが重要です。
レベル3になり、詰めに行きたい場面で"連動CXを持っていません"では話になりません。
CX入れ替えや「多重詠唱 フレデリカ」も合わせ、確実に連パンが出来るようCX、ストック共に準備しておきましょう。
・レベル3
相手の山札(残CX)と相談しつつ、連パンで一気に詰めに行きます。
6パン(3面連動)は基本的に不可能で、基本プランは5パン(2面連動)になります。
●6パン(3面連動)
たまーに決まるゲームもありますが、こちらがガン回り、相手がこちらに余裕を与え過ぎ等の要因が無ければ基本的には滅多にできません。
ストック7枚とコストで捨てる用の手札が6枚必要です。
アタック途中で本トリガーを捲る可能性もあるので、手札4-5枚でアタックを開始し、5パン(ワンチャン6パン)という動きもありです。
●5パン(2面連動)
コストで捨てる用の手札4枚は共通で、
①5パンするだけならストック4枚。
②「極振り メイプル」のソウル調整も合わせるならストック6枚。(前ターンに事前に出しておき、疑似アンコールするなら、1コストは先払いのためストック5枚)
※ソウル調整となると、1パン目に「極振り メイプル」でアタック出来ないためストック+1です。
③光景を使用した上で5パンするならストック7枚。
詰めは主にこの3パターンかと思います。
上記必要ストックに追加で、手札が不足している場合は集中1回分(ストック1)追加で必要になったりするので、連パンに必要な手札・ストックをしっかり念頭に置いて立ち回るよう気を付けています。
●このデッキの課題
得意なデッキタイプもなければ、苦手なデッキタイプもない、大会向けて凸凹のない万能タイプを目指して構築しましたが、少し課題は残りました。
1.相手の山札を壊せない
最後の詰めが連パンのため、甘えたor中途半端な山札に対しては総打点が高く非常に強力な反面、相手の"強い山札"に対してはダメージが入らず攻略できません。
冴えかの、グリザイアが規制の影響で使用者がほぼいなくなり、ガッツリと思い出圧縮してくるデッキは減り、ストックによる圧縮に対しては光景があります。
しかし、光景はレベル3からしか使用できず、上手くケアされてしまうと勝ち筋が完全になくなってしまうのが難点です。
"8電源"だと相手の山札を壊せる助太刀「大冒険 メイプル&サリー」の採用を検討出来るのですが、8本では採用しても全く使用出来る機会がありませんでした。
2.強力な連パンの代償
コストが非常に軽く、簡単に5パンまで可能にしてくれる「水面のマフラー サリー」。
しかし手札コスト2枚が必要なため、5パンだと手札を4枚捨てる必要があり、5パン後には当然ながら手札は0~1枚になります。
そのため、もし連パンして耐えられてしまうと、ターンが返ってきたとしても何も出来なくなってしまいます。
手札コストが必要な詰め手段であれば共通課題ではありますが、"詰めに行く=ラストターン" になるリスクは念頭に置いて相手を倒しに行ってください。
●最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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防振りは好きだけど、いざデッキを組もうとリストを見て「弱過ぎる…」と諦めた人も多いかと思いますが、そんな人たちの参考になれば幸いです。
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