見出し画像

「伝説の新馬戦」


今週は阪神競馬場で菊花賞が開催されます。

前走セントライト記念を勝ち、人気が予想されるガイアフォースですが、新馬戦ではダービー馬ドウデュースに惜しくも負けています。
そして、その時の3着馬がラジオNIKKEI賞を勝ったフェーングロッテンで1~3着馬が重賞勝ち馬と話題になっています。

今では素質馬が6月にデビューするのが主流になっていますが、かつては秋口の10月東京、京都の開催で多くデビューしていました。

2008年の菊花賞当日1800mの新馬戦では、アンライバルド(皐月賞)、リーチザクラウン(ダービー2着菊花賞1番人気)、ブエナビスタ(桜花賞オークス)、スリーロールス(菊花賞)が、同じレースでデビューしクラシックを賑わせました。
そして、2009年スリーロールスが勝った菊花賞当日に1800mの新馬戦では、1着ローズキングダム(JC)、2着ヴィクトワールピサ(ドバイWCほか)がデビューしました。

この頃から「伝説の新馬戦」という言葉が流行り始めることになりました。

昨年もディープインパクト産駒の5億円ホース、リアドとダービー馬シャフリヤールの弟アルファヒディがデビューして話題になりましたが、この2頭は期待通りの活躍が出来ていなく今後の成長を見守っていきたいところです。

☆ーーーーーーーー☆

さて、今年も1800mの新馬戦が施行されますが上記のレースに比べるとやや小粒な印象を受けます。
中でも私が注目したいのは友道厩舎のサトノグランツです。
里見治オーナーの馬も最近は以前ほど活躍馬が目立ってはなく、父サトノダイヤモンドの産駒もダイヤモンドハンズが札幌2歳Sのあと故障が判明してしまうなど期待通りの活躍が出来ておりません。
このサトノグランツは、ワーケア(ホープフルS3着弥生賞2着)の下ということもあり人気も予想されます。
父やオーナーのためにも、長い競走馬生の良いスタートを切ってもらいたいものです。

のちにGI戦線で活躍していく馬たちの中には、デビュー戦からファンに期待されて人気になる馬、目立たない存在の中地道に力をつけながら勝ち上がっていく馬など様々です。

このように色々な観点から掘り下げて見て楽しめるのも競馬の醍醐味と言えますね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?