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シティリーグシーズン2 2019.12.14春日部優勝 ピカチュウ&ゼクロムGX

1.はじめに

はじめまして。きくと申します。
会社の先輩から誘われ、500円の雷スターターを購入して早1年。気づけばシティリーグで結果を残せるようなところまで来れました。
今シーズンよりトレリを含めた公式大会に参加するようになり成績は、
・CL東京(3-3)608位 シルヴァディサンダーライコウ
・シティ1(4-1予選3位)ベスト8 ピカゼクジラサン
・シティ2(4-1予選3位)優勝 ピカゼクジラサンライライ
となっております。
CLについては見たこともないデッキ名を使っているのは、僕がお小遣い制で遊んでいる金欠プレイヤーのため、当時1枚1,500円もするジラーチを使えるわけもなく、ジラサンの動きをシルヴァディとサンダーでやろう!!と組んだものの、環境デッキの前になすすべもなく敗退しました…。
そんな中自分の中で転機が2点ありました。
1点は、CL東京でピカゼクが結果を残していたこと。
もう1点がタッグオールスターズ発売によるジラーチの値下がりでした(笑)。
前者については無料の記事も出ていたため拝見しましたが、コンセプト・動き方として自分でも意識していた部分が多々あり、自分の意識・考え方に自信を持てたこと。
後者については言うまでもありませんね(笑)。

さて、前置きが長くなりましたが「CL前にシティリーグ優勝者が記事書けば儲けられるよ!!」と焚き付けられたので初投稿してみます。
といってもこんなポッと出のプレイヤー記事なんて需要がないと思いますので基本無料で、最後の最後のおまけだけ有料となってます。
おまけも大したことないので投げ銭と思って頂ければ!(笑)
また、あくまでも自分が考えている・感じていることなのでご理解頂いた上でご覧頂ければ幸いです。


2.デッキレシピと採用理由


デッキ画像

・ピカチュウ&ゼクロムGX【2枚】
アタッカー兼エネ加速要因。デッキの要ではありますが、このカードで戦い続けるわけではないのでサイド落ちケアの2枚。

・ライチュウ&アローラライチュウGX【2枚】
アタッカー2。基本的にはピカゼクのフルドライブつけさき候補第一。通常技、GX技ともに優秀です。
この枠は1枚の方が多いと思いますが、三神ザシアンを意識して2積みとなっております。
オルタージェネシス後ザシアンの攻撃を抵抗込みで耐えることができます。また、フィオネを搭載している方も多いためライライを前に出し、フィオネケアのもう1枚となっております。

・カプ・コケコV【1枚】
サブアタッカー。GX技を除くと200打点が出せる高火力アタッカー。逃げエネ0。要求札が足りないときのスパイクドローでのリカバリー。グレートキャッキャーや戒めの祠、ケルディオ等の効果適用外(GXポケモンではない)である優秀なポケモンです。
三神の180打点を耐え、スパイクドローの20+サンダーボルト200+エレパ2枚(60)で三神を飛ばせるのは強いです。
また、アブソルの多い環境ですので、エスケープボードを貼ることで逃げ0にできるため、攻め・守り両方に使えます。

・カプ・コケコ◇【1枚】
説明不要のカードですね(笑)

・ゼラオラGX【1枚】
カプ・コケコVの登場により抜く候補の1枚でしたが、アブソルの多い環境のため非常に強力な特性を持っているこいつを抜くことはできませんでした。Vポケモン登場により、無人発電所の搭載率が減っていることも相まって非常に有効に働いていたので入れておいてよかったカードです。

・サンダー【1枚】
現環境ではピカゼクデッキから外されている方が多々いるようですが、1エネで80打点は問答無用で強いです。
また先攻2、後攻1でフルドライブが打てない場面ではサンダーを積極的に使います。
ちなみに今回の決勝トーナメント準決勝では、後攻1ターンにサンダーで相手のポケモン倒して種切れで勝ちました。そういったイージーウィンも拾えるのと入れ替えを多投しているため1積みです。

・シビルドン【1枚】
レギュレーションの変更(ラフレシア落ち)とともに外したカードでしたが、タチフサグマデッキが結果を残しているという情報を聞き再投入。
基本的にはライライの麻痺で誤魔化しながら戦っていくことで戦えなくはないのですが、時間が足りなくなるため本カードを入れました。入っていなくてもいいカードではありますが、詰んでしまう場面を軽減するため泣く泣く投入しました。またHP150のためワンパンされづらいということと、初手スタートすることがないというメリットがある反面、汎用性が薄いこと確定サーチ手段がないため必要な場面で持ってこれない可能性があるというデメリットがあります。他対策カードのメリット・デメリットも天秤にかけ本カードの採用としました。
その他対策カードの考察は下記を参照ください。
【ポケモンキャッチャー】
運要素は戦略に組み込めない。
【進化ラインを入れる】
ワンパチ、パルスワンを検討しましたがどちらか1枚がサイドに落ちるだけで機能しないことと、パルスワンがHP120のため、タチフサグマとジグザグマの特性(30+10)+タチフサグマの90でワンパンされるため殴れる回数が1回になる可能性がある。
【フィオネ】
隠密フードが搭載されているのがほとんどなのと、先攻フィオネスタート、何も出せずに返しでやられるという事故が懸念されるため(上記ワンパチも同様)。

・ジーラチ【3枚】
当初4枚でしたが、ダート自転車を投入するため1枚減らしました。

・デデンネGX【2枚】
サポートを解さない超強力なカードですね。サイド落ち・初手スタートケアで2枚。2枚を素で使いにいく場面もありますが、ベンチが圧迫されるため2枚で十分でしたね。
グレートキャッチャーで呼び出されても、3-2-3と取らせるよう立ち回らせるため、現レギュでは負け筋になることはなかったです(以前はグズマのせいで負け筋の一角でしたが)。
また2エネで殴れるアタッカーでもあります(笑)
モルペコやタチフサグマなど、ピッピ人形を使用するデッキにはデデンネでピッピ人形を倒すという選択肢が生まれます。モルペコはエレパを切られる可能性はありますが、ワンチャン150で耐えること、タチフサグマに関してもピッピ人形を倒した返しでタチフサグマが殴ってくるため(ヤミラミやイベルタルで倒しにきてくれるなら逆にそれを返しで倒せるチャンス)、ビリリターンGXで麻痺をさせ、ハンドに戻ってくるためノーダメ扱い(表現が適切じゃなかったらすみません)になると考えています。
ただし、相手にミュウが立っている前提での話で、モルペコやタチフサグマは基本ピカゼクの追加効果ありのGX技で立ち回ることを念頭におき、ミュウが立った場合、デデンネのGX技に立ち回りをシフトしています。

・電磁レーダー【2枚】
クイックボールに比べサーチが限定的なため、2枚の採用。基本的にはアタッカー+デデンネと持ってきます。GXポケモンが多いため邪魔なカードも引っ張ってデデンネで捨てられるため圧縮にも一役買ってくれます。

・エレキパワー【4枚】
雷デッキ最大のパワーカードといっても過言ではないですね。
問答無用で4枚採用です。
手札をトラッシュするデデンネや後述する博士の研究と相性が悪いのでは、と言われますがエレパが本当に必要になる場面は大体1~2枚です。
三神ザシアンの例ではありますが、三神自体はピカゼクでの2パン。ザシアンに対してサンダーボルトないし、タッグボルトGX200+エレパ1枚orフライパンがついていればエレパ2枚、といった感じです。
立て続けに2体持っていければ相手には育っているアタッカーがいないことがほとんどのため、相手3体目に関しては2パンないしライライの麻痺等で誤魔化して倒しているイメージです。
アセロラやまんたんのくすりが落ちたことにより、後半2パンでも間に合う場面ができたことが大きいです。逆にエネがついているアタッカー等絶対に1パンで倒さなきゃいけない場面ではエレパを全力で引きにいく必要があります。

・ダート自転車【4枚】
実は一週間前までは入っていなかったカードです。レギュレーション変更時に真っ先に入れることを考えたカード(先攻サポートが使えないが2枚先攻でもデッキを捲れること、後1フルドライブの上振れ(エネトラッシュ、要求札の引ける可能性UP))ではありましたが、他の入れたいカードを入れていた結果、枠がなく見送っていたカードでした。が、大会前にいつもアドバイスをいただいている知人より本カードを強く推され、投入しました。
ちなみにこれを入れる前の4枚は「ビート」、「スタジアムナビ」、「電磁レーダー(3枚目)」、「ジラーチ(4枚目)」でした。ビートは正直使う場面がなかったこと(博士の研究をしたほうが強い)、スタジアムナビは運要素があること、電磁レーダー、ジラーチは過剰搭載と判断しダート自転車へ差し替えましたが、上述した動きをしっかりしてくれたため入れておいてよかったです。

・クイックボール【4枚】
説明不要の4枚。

・ポケモンいれかえ【4枚】
知人からは過剰だと指摘され、上述したダート自転車を入れる際には抜く候補といわれましたが、ここの4枚は譲れなかったです。
理由としては、アブソルが非常に多い環境であることと、グズマが落ちたことにより入れ替え札が実質減っているためです。
個人的には過剰とは感じませんでした。

・エネルギーつけかえ【2枚】
先2、後1フルドライブをうつための必要札。タッグスイッチは使用先が限定的なためエネルギーつけかえを採用。
個人的には1枚でもいいと感じていますが、サイド落ちケアやデデンネ、博士の研究でそのまま捨てられることも多々あるので結果的には2枚でよかったかもしれません。

・エスケープボード【2枚】
ジラーチを有効活用するためのカード。アブソルがたっている際はカプ・コケコVに貼ったりします。
アブソルの多い環境なので2枚で十分。

・リセットスタンプ【1枚】
基本的には保身に走るカードを入れていない本デッキですが、唯一の保身カード。
ライライの麻痺と絡めたり、相手のサイドが1~2枚のとき使用することで最後1ターン無理やりもらえる可能性のあるカードですね。
今回のシティで使用したのは1回だけでしたが、その使用した対戦後うかがったところリセットスタンプ(ハンド1枚に)されていなかったら要求札が揃っていたため勝っていたといわれていたため、勝ちを拾えました。
デデンネや博士の研究で流してしまう場面が多々あるため2枚ほしい枠ですが、相手に干渉するより自分を回すことを優先したほうがこのデッキは強いため1枚のみの採用となっております。
序盤来てしまった場合、マリィで無理矢理山に戻す選択肢ができたのも大きいですね。

・グレートキャッチャー【2枚】
本デッキで唯一相手を引っ張ってこれるカード。
他にも【ポケモンキャッチャー】や【カスタムキャッチャー】がありますが、前者は何回も記述しますが運要素は戦略に組み込めないため論外(あくまでも僕個人の意見です)、カスタムキャッチャーはデデンネや博士の研究と相性が悪いためです。
1枚は結構雑に使うことが多いです(コストにしたり、時間稼ぎで前に引っ張ったり)。
また、ミラーにも強くなりますし、デデンネやオドリドリなどサポートGXが入っているデッキもまだまだ健在ですので確定で引っ張ってこれる本カードを投入しております。

・デンジ【2枚】
ポケカをはじめてからずっと入れているカード。
エネ、グッズを確定でサーチできるのは非常に強力。デンジという補助輪がないとポケカできないプレイヤーになってしまいました…(笑)
デデンネやダート自転車、博士の研究のおかげで山を掘る速度があがり、中盤以降でもあと一枚足りない!という場面や、エネがない!という場面をいつも助けてくれるカードです。

・博士の研究【4枚】
本デッキは初手に求められるカードが多いため問答無用の4枚。
前レギュのリーリエではハンドが減らせず引けないという場面が多々ありましたが、強制7枚ドローは非常に強い!!
序盤でも博士の研究(7枚)+デデンネ(6枚)+ジラーチ(5枚)で18枚デッキをめくれ、上述したダート自転車で+αめくれるため、先2・後1のフルドライブを打てる確率が高いです。

・マリィ【2枚】
相手に干渉しつつ、自分も引ける強カード。
また、序盤切りたくないエレパやリセットスタンプといったカードを強制的にデッキ下に持っていけるため非常に相性のいいカードですが、サポートの優先度としては博士の研究のほうが高いのと、相手の手札が少ないとき相手を助ける可能性になる場合もあるため、2枚のみ。

・サンダーマウンテン◇【1枚】
雷デッキにこれを入れない理由ありますか?(笑)

・トキワの森【1枚】
相手にも使用されるためあまり出したくないカードではありますが、相手のスタジアムを割れる+ジラーチで触れるエネルギーの枠として採用。

・雷エネルギー【11枚】
アタッカーに3枚×3体の9枚+サイド落ちケア2枚で11枚。

3.当日のマッチアップ

【1戦目】
○後攻6-1 ピカゼク
ピカゼクにアクセスできなかったため、ライライに手張り+エネ加速し、後1で追加効果なしのライライGX技で相手のピカゼクを削りました。
理由としては相手がカプ・コケコVを用意しており、こちらのエネが全部ライライに集中しているため、ライライを倒された瞬間動きが止まる懸念があったためです。
結果的にお相手の方はエネにアクセスできず、そのまま押し切れました。

【2戦目】
○先攻4-0 コータス
お相手がコータスV+ジラーチのみで、番が返され、先2でフルドライブし、そのままピカゼクに加速。
コータスにエネを2枚飛ばされましたが、ピカゼクにまだ4枚エネがついていたため、手張り+エネルギーつけかえによる追加効果ありタッグボルトGXでコータスVとベンチのジラーチを倒して種切れ勝利。

【3戦目】
○先攻6-5 ホミカヤミラミVイベルタル
今大会一番頭を使った大会。タチフサグマは(たぶん)入ってなく、ぶっとびボムのホミカでダメカンをバラまきつつ、ヤミラミ、イベルタルで殴ってくるデッキで、序盤サンダーで殴っていましたが、GXやVを出した瞬間ダメカンを乗せてヤミラミ等で倒されていたため、盤面にエネがたまらず非常に苦しかったですが、最後1ターン足りない場面でリセットスタンプでお祈りし、1ターンもらえて最後デデンネでエレパを使ってジラーチ倒して勝ちました。
仮に高耐久ポケモンを壁にするため前に出されていてもお相手はイベルタルが場に出ており、グレキャが残っていたため番が帰ってきさえすれば確実に勝てた場面で、リセスタがしっかり活躍した戦いでした。

【4戦目】
○後攻6-0 ピカゼク
お相手ピカゼクにエネを貼り番を返してきましたが、後1でタッグボルトGX+エレパ2枚でそのままピカゼクを倒し、お相手加速手段がないままそのまま殴り勝ちました。

【5戦目】
×先攻0-5 モクナシゴリランダー
本デッキの情報を当日知ったのですが、グレキャ搭載のためこちらに分があると考えていましたが、超絶事故って何もできないまま種切れで負けました。。。
予選最終戦全勝者同士での事故だったのは不幸中の幸いでした。


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予選3位通過。
8名のデッキ内訳は、三神ザシアン2、ピカゼク2、超バレMM1、レッパ1、モクナシゴリランダー1、@1人のデッキ確認できなかったです。

デッキ分布としては三神ザシアン、ピカゼクが一番多く感じました(4戦目のピカゼクの方は4戦連続ピカゼクミラーだったそうです)。
タチフサグマ、モルペコもいたようですが上位にはあがってきませんでした。タチフサグマは時間内に終わらない可能性が高いのがネックですね…。

【トーナメント1戦目】
○後攻6-2 三神ザシアン
後1フルドライブが打てなかったため、サンダーマウンテンを貼り、サンダーで三神をワンパン。返しにオルタージェネシス打たれ、デデンネで無理矢理まわしにいくが、ベンチをすべて埋めてしまったためカプ・コケコ◇が置けないという痛恨のベンチ管理ミス…。
居座りアサルトサンダーし、お相手が2体目の三神を出し、2体目三神へエネ加速。
ピカゼクでアサルトサンダーで削った三神を倒し、ライライへ加速。
ここでザシアンが出てきて、ザシアンへエネ加速。
ライライの追加効果ありGX技+エレパで三神倒して勝利。
2体目三神ではなくザシアン出されたほうがつらかったですが、2体目三神ではなくザシアンに加速し、ザシアンを倒された場合エネが盤面に残らないことを嫌って三神にしたようでした。
結果論ではありましたが、相手グレキャをジラーチで持ってこれていたため、2体目三神ではなくザシアンに加速し、ジラーチでグレキャを持ってきてピカゼク倒せば僕負けていたんですよね…。
見えていなかったグレキャと、お相手の長期戦を想定した考えに救われました。

【トーナメント準決勝】
○後攻1-0 ピカゼク(予選4回戦目の方)
相手アブソル、こちらジラーチスタート。
アブソルエネ手張りで番返され、クイックボールでサンダーを持ってきて、エレパ使用し、ジラーチねがいぼしでポケモンいれかえを持ってきて勝利。1分で終わりました(笑)
上記にて記述しましたがこういったイージーウィンをとれるのも非常に大きいです。お相手の方に伺ったところサンダー切っているとのことでした。

【トーナメント決勝】
○後攻3-0 超バレMM
相手オロヨノ、こちらピカゼク。
後1でフルドライブ、エネ加速はカプ・コケコVへ。お相手オロヨノエネ手張りペイルムーンGX(追加効果なし)で番が帰ってきたため、そのままフルドライブを入れて勝利(笑)


4.最後に

決勝トーナメントは運勝ちが非常に大きいですが、こういった勝ちを拾えるような構築を意識しました。決勝戦に関しても後1フルドライブが打てていなければリカバリーされていた可能性もありましたしね。
初動を安定させるデッキ構築を意識しました。

CL愛知の前の記事投稿となりますが参考になりましたでしょうか。
CLに出ないためすべてを晒してみました(笑)
また初めてこのような記事を書きましたのでお見苦しい部分等多々あったかとは思いますが、暖かい目で見ていただければ幸いです。

大会参加にあたり練習やアドバイスをしてくれた皆様、本当にありがとうございました。
引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

また、大会にて対戦して頂いた方、皆さん気さくな方ばかりでとても楽しくプレイングできました。
お会いする機会がございましたら是非お声がけ頂ければ幸いです。

そして、長文にも関わらず本記事に最後までお付き合い頂きました皆様におかれましても本当にありがとうございます。
是非参考になれば幸いです。

画像3


5.おまけ

採用候補のカードや不採用のカードについて補足程度に書いておきます。
本当に内容はないので、投げ銭と思ってお願いします!
しがないお小遣い制ポケカ社会人プレイヤーへ是非寄付を(笑)

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