週報(2/3〜9)
1.今週の出来事
■卒論発表会
2/3(月)、わたしが所属する「比較文化論コース」の卒論発表会が行われた。正直かなり不安で、どれだけ鋭い質問に答えなければいけないんだろう……とどんよりしていた。のだが、結果的には評価していただけた。ありがたい言葉をたくさんかけていただいたのだが、なにより、名著に対する自分の解釈が「オリジナリティがあって面白い」と言っていただけたことが嬉しかった。エヴゲーニイ・ザミャーチン『われら』とジョージ・オーウェル『一九八四年』の二作品を扱ったのだけど、徹底的にこの二作品と向き合えてよかったな。
ちなみに11月の中間発表会時点では、わたし含め進捗が危ない人が結構いたように感じた。だけど今回はみんなバッチリ仕上げてきていて、中間とは比べものにならないくらいの完成度だったな。同じコースには20人くらいいるけれど、自分の専門外(=専修言語ではない)の発表もとても面白く聞くことができた。
■本棚の整理
引越し準備の一環で、本棚を整理した。青い鳥文庫やナルニア国物語など、小学生のころハマっていたものを見返して懐かしく思ったり、集めた漫画を見て「男きょうだいがいないのに少年っぽいチョイスだな」と思ったり。かさばるから新居にはあまり置けないけど、お気に入りの数冊だけでも持って行こうと決めた。
■ESチェック
友達や後輩に声をかけてもらい、彼女たちのESをチェックした。「あくまで一意見として聞いてね」と念押しをしてしまうくらいには自信がなかったのだが、思ったよりもスムーズにチェックできた感触がある。
ただ、だからこそ怖くなった。自分が就活をしていたときはあんなに悩んであんなに時間がかかったのに、なんでだろう。答えは簡単で、すでに出来ているもののチェックをするだけだからだ。自分で0から構成を考え、言葉を生み出すのとはそりゃあワケが違う。傲慢になったり過信したりすることのないよう、常に学びつづけ、何かを生み出す人でありたいなと再確認できた出来事だった。
2.触れたコンテンツ
■ジブリの大博覧会
ずっと前からチケットを取っていた「ジブリの大博覧会」に行った。
これまでのジブリ作品がどのように生み出され、世に出て行ったのか。会場では当時を振り返るポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開のものを含む膨大な数の資料が所狭しと展示空間を圧倒します。
この言葉通り、ジブリの「宣伝」について深く知ることができた。特に印象深かったのはキャッチコピー。"糸井重里さんのキャッチコピーが無かったら、ジブリの歴史は変わっていた"という言葉に心震えた。宮崎駿さん、鈴木敏夫さん、そして糸井重里さんのキャッチコピーを巡るやり取り(FAX)を見られたことは、この先ずっと忘れないと思う。プロ同士の真剣でユーモア溢れるぶつかり合い、それによってどんどんブラッシュアップされていくキャッチコピー、驚くべきスピード感、すべてにおいて感動した。本気で仕事をしている人は、本当にかっこいいな。
来場特典(学生限定)として、岩手verのクリアファイルをもらった。わんこそば。
3.その他
■「依存」と「自立」について
友人が、新聞に掲載されていたというあるお話を教えてくれた。夫を亡くして毎日悲しみに明け暮れていたら、息子に「お父さんに依存していたんだね」と言われてハッとした、というものだ。
だけど、自立していることと、依存してしまうほど愛する人がいることは、同時に起こりうるのではないかな、と思う。依存⇄自立(依存の反対が自立)だと思っていたけれど、どんなに精神的・経済的に独力でやっていける人がいたとしても、本当に愛する人を失くしたら、胸にぽっかり穴が開いてしまうのは自然なこと。矛盾するようだけど、依存してしまうほど愛する人がいるからこそ自立できている、という人もいるのだと思う。まだ考えがまとまっていないけれど、現時点で一つ言えることは、自立や依存を決めるのは自分自身だということだ。自分が「自立できている」と思えているのなら、それで良いのだと思う。他人に決められることでは無いのではないかなぁ。
2回目の週報でした。アイキャッチは全部統一する予定だったけど、作るのが楽しくて良い息抜きになると気づいてしまった。
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