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知っているという言葉

知っているとは・・・・
その物事に関する情報を得ている、知識として持っている

知っているなら使えばいいじゃん。なぜ使わない?と思ってしまう。
「それ知っている」が最も理解できない言葉の一つ。
「既知」なんですよね。知ってて使わないのは悪意なんですか?
それとも何か別の意図がありますか?

知らなければ「教えよう」という気にもなる。
でも、「知っている」と言うなら、それ以上、教える気はなくなる。
もう一度聞きますけど、「それ、本当にしっていますか?」

私は、知らないと言える人がやはりすごいと思うし、「知らないことが恥ではない。」とも思う。たまたま、これまで使う機会も、出会いもなかっただけ。
学校でどれだけ学んでも、適切に使えなければ意味がない。
なら、いっそ「分からない」と教えを乞うた方がいいと、SIerのころからずっと言われてきた。「教えてください」その一言だと。
だから、どんなことでも「やったことのないこと(学問的知識はあっても)」は、「教えていただく」精神でいます。
もちろん、聞くだけではなくて、自分でも調べる。調べつくす。

少し話はずれますが、良く思うのは、Googleという「真実」も「嘘」も「微妙なもの」も有象無象にあるなかで、ちゃんと調べないで、答えを書いてくる人がいる。
きちんとFACT FINDをしていないから、判断せずに鵜呑みにする。
そしてそれを「知っている」と言ってしまう。
これ、すごく怖いなと思っています。

「これよく分からなかったので詳細を・・」と言ってもらえれば、「分かるような説明や方法をいくらでも模索する」
でも、「知ってます、分かってました。」と言われたら、「じゃ、なんでやらなかったの?」という疑問を持ってしまう。

話とは全く関係なくChicago出張の時の写真。そろそろ出張したい。

最近、社内説明会(勉強会)をしていて、「それ初めて聞いたので、何回も聞きたいし、何回でも分かるまで質問してもいいですか?」と問う人たちに囲まれている。これ、すごいなって自社だけど思う。
「分かるまで付き合ってください」ってそう簡単に言えるもんじゃない。
でも、それだけ本気なんだと言われた方は感じるし、なら真剣に向き合おうって思う。

先日、かつての部下にその話をしたら、「そりゃ、徹底的に向き合ってその知識盗めるなら、がんがん言うでしょう(笑)」って返された。確かにそうだよね、君たちはとっても貪欲だった。だから、こっちも何とかしようって常に気を張って頑張っていた。

そっか・・・「知っている」はスタンスなのかもしれない。
そこまで、頑張りたくないですっていうことが裏側に潜んでいるのかもと、「知っている」という言葉の意味を掘り下げてみたいと感じました。

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