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ネタバレいっぱい海神再読第八回 二章2.六太は何故更夜を拾わなかったのか?

あらすじ:六太は十八年前に出逢った更夜のことを思い出す。

●更夜の謎

①妖魔に乗って空を飛んでいた。
②六太より少し年下。
③親に捨てられ里人に捨てられたあと、妖魔に拾われ養われた。
④妖魔にお願いすることができる(聞いてもらえない時もある)。
⑤妖魔は人を食べる。子供は食べない。妖魔にも食べないでと言うが聞いてくれない。
⑥蓬莱(=日本)に父がいると母から教えられ、蓬莱を探している(が、それは嘘だった。六太から人は蓬莱へは行けないと教えられる)。
⑦妖魔と一緒に人に攻撃されたらしい矢傷を負っている。

何故妖魔が子供を拾ったかは謎。この話には答えは書いてない。何故お願いを聞いてもらえるかも。子供と妖魔の関係は麒麟と使令…というか女怪のに似てる。子供に特別の要素がないのなら大きいのが元使令だったとか?

●六太の謎

六太は子供におやつを分けて、撫でて、更夜と名前をつけて、さよならする。
何でこの時妖魔ごと引取らなかったのか?雁で唯一妖魔を恐れる必要のない(対抗できる使令がいるから)麒麟なのに?
物語の都合以外に思いつくのは、六太が自分を無力な子供と思ってたからではないか?
更夜が妖魔と別れたらひきとってやるって条件をつけるの、野良猫と友達になったけど飼えない子供みたいで…この時点ではほんとに子供の齢だったけと…

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