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『コミュニケーションの大目標。』

2021-3-31

 「コミュニケーションの大目標は何か」という点について、日常の些細なことから最近よく考えます。
 ある朝は保育園に行くのに「軽トラに乗りたい軽トラ以外では絶対に行きません」と号泣で乗車拒否をする先生。もう遅刻してしまう、頼みます我慢してお呉れと言っても、もはや錯乱状態で聞く耳を持たない。

 しゃがみこんで目線を合わせると、号泣しながら「とと嫌っ!こっち向かないで!!」と両まぶたを思い切りつねられてからのビンタ5発。痛いのには慣れている。


 私の目的は保育園に連れていくこと。彼女の目的は軽トラに乗ること。力まかせは好きじゃない。
 「よし、では軽トラで行きましょう」と言って(幸い、お下がりのジュニアシートがあったので装着して)軽トラに乗り込むと、さきの涙を頬に残してキラキラの笑顔。私もがははと笑った。


 私の子育てにおける大目標は「愛すること」。その他のことは大目標を達成するためにいつでも変更すれば良い。
 家事に育児に仕事にと日常に追われると、大目標をつい忘れがちになってしまう。その他を優先するあまり大目標を忘れれば、元も子もなくなるのは想像に容易いのに。遅刻して会社に遅れて上司に怒られることなど、「愛すること」の前では無力に等しい。(そもそも育児のイレギュラー性を理解していない寛容性のない会社にいるなら将来性もないので辞めた方がいい)
「俯瞰力」と「柔軟さ」。
 子育てとは、まるでサーフィンのようです。(したことないけど)

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